夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

春はすぐそこまで来ています

2011-03-20 10:41:12 | つれづれ
 
震災で犠牲になり、失われた多くの尊い命に

にら家近所の神社の大きな桜の木が、満開です。
日本人の心の花、被災地の人の心にも、いつか満開の花が咲きますように。。。

「にらですよ、ボクは、いつも、満開ですけどね」
らーちゃんは、年がら年中、春爛漫だもんね。

「なんだか、ほめられてませんよね」
いいえ、褒めてますよ、ベタ褒めです。
らーちゃんが天真爛漫で、ぽよよんとしてるのが、一番和むよ。

「そうかしら。。。やっぱ、ほめられてない感じよ」
3連休の初日、東京地方は好天に恵まれ暖かくなりました。
連休と言っても、浮かれて遊びに行くでもなし、お彼岸なのでお墓参りに行きました。
お盆やお彼岸など、大渋滞する谷中の寺町ですが、びっくりするほど車が少なかったです。
連休後半はお天気崩れる予報。
初日がお墓参りのピークだと思いましたが。。。
歩いている人はそれなりにいましたし、町中お線香の香りが漂ってるのはいつものとおり。
でも、車でしかこられない人や遠くの人は、控えているのでしょうね。
ガソリンは貴重だし、電車での遠出も、不安ですものね。
大丈夫、私が、出て来られない皆さんの分も、ちゃんと拝んできましたからね!
(ま、拝む先はうちのお寺さんのご本尊だったけど)

「そうだいですか?」
そのとおりです。
檀家総代どころか、国民総代表です、えらいんだぞ、私は!

「かってに、言ってろ!」
ハイ、勝手に言ってますよ。
それにしても。。。
初七日が過ぎても、まだ荼毘にふすどころか、身元も判明しないご遺体が、たくさんおられます。
多分、瓦礫の下などでひっそりと、見つけてもらえるのを待っているご遺体も。
全国のお坊さんには、いつものお彼岸よりも更に大きな声でお経を唱えて欲しいものです。

「声がおおきければ、いいのでしょうか?」
もちろん、成仏を願う思いも大きくなければいけません。
でも、まぁ、わかりやすいのは、声でしょう。
コマーシャルのとおり、思いは見えませんからね。

「ずんちゃんの、おもい、はわかりやすいけど。。。」
ちっちっち、それは重いとちゃいまっか?
それなら大きなお世話です。
私の重いは、放っておいて!
そうではなくて、思いやる心が大事なんですよ。
地震や津波で命を落とされた人々。
怪我をしたり肉親を失った人々。
まだ大切な人の安否がわからずにいる人々。
避難先で不自由な日々を過ごしている人々。
そして、被災地でみんなのために働いてくれている人々。
原発事故の現場で、命がけで働いてくれている人々。
直接できることは何もなくても、そのすべての人々のことを思い、感謝し、不安や怒りといったマイナスの気持ちを振り払って明るく前向きに生きるのが、今の私達の務めなのです。
できる限りの節電をして、欲張らず、買いだめをやめて、普段通りに働いて、普段通りお散歩をして、普段通り、そろそろらーちゃんをシャンプーして。。。

「あっ! 非常時につき、そこんとこは、お気持ちだけでけっこうです!」
(断水が続いている地域もあることだし、にらのシャンプーは当分行いませんよ、本当はね! 臭くて結構、ちょっとばかしかゆそうでも、我慢してもらいます!)
* おまけ *
原発ちんぷんかんぷんの私にもわかりやすいビデオがありました。
おなかがいたくなった原発くん
回復を信じて待ちましょう!