「にらです、あたらしい公園にいますよ」
更新をさぼっていた金曜日に撮った写真です。
新しくできた公園に行きました。
曇り空でどんよりしたお天気、でも風はあるから気温ほどは暑くなかったです。
ここには数年前まで古い病院がありました。
中規模の救急指定病院で、地元の中核病院でしたが、近所の病院を建て直すにあたり、病床数を譲り渡す形でこちらは臨海部に移転してしまいました。
こっちが残ってくれたほうが私としては便利だったんだけど・・・
今は約1㌔先の新しい病院まで行かなければなりません。
山手線1駅です・・・じゅうぶん近いっちゃ近いですね。
さて、出来立ての公園は防災公園ということで、いろいろ設備を兼ね備えているようです。
これも使える井戸なのかな?
「だれもいませんよ」
平日の午前中だし、暑いしね・・・
学校が終ると子供たちがやってくるよ。
我々の他には、写真奥のベンチにだらしなく寝こけているスーツ姿の若者が一名、彼の名誉のために大写しにはできませんが!
「おいけがありますよ」
うーん、なんか池というよりもでっかい水溜りのような感じだね。
「おさかないますか?」
この感じじゃ、いてもメダカくらいだよ。
もっとも、鳥取砂丘におたまじゃくしがいるらしいから、ここにヒラメがいてもおかしくないかも・・・おかしいか!
ここにあった病院で姉も私も生まれました。
そう、ここはずん生誕の地なのです。
「記念碑はみあたりませんけど・・・」
あの、個人が勝手にそんなもんを建てちゃいけないのよ。
天変地異でも起こって、いつか私が世界を征服したら建ててくれるかもしれないけどね。
ちなみに長兄はここで生まれてないようです。
母子手帳に『産婆』って書いてあったもん!
ビバ! サンバ!! やっぱ彼は時代が違うね~
私の姪のM姉妹も甥のJもここで生まれました。
ここはらーすけの知ってる人が沢山生まれた場所だよ。
上の姪は一族初めての赤ん坊だったから喜びは格別でした。
生まれたばかりのしわくちゃのおちびを初めて見たとき『どんなことがあっても、この小さな命を守ってあげる!』と固く心に誓ったものです。
その小さかった命も今や私よりも10cmもでかく成長しました。
守ってもらおうっと!
Jは日にちを決めての帝王切開だったから、前日に姉とのんびり歩いて(私はポーター)来たのを思い出します。
「ちょびMちゃんのおもいでは・・・?」
う~ん、ここでの思い出は・・・特にない・・・一番下はそんなもんだ!
そのかわり彼女の子守は一番たくさんしたけどね!
実家のお隣に住んでて一緒に育った同い年の幼馴染もここで出産したんだよ。
早産で小さかった子供の入院が長引くことになり、母体に何か病気が見つかったら入院したままいられるからと、全身検査してもらったけど、何にも悪いところがみつからず、普通に退院した彼女は、毎日病院に通って息子に会いに行ってたっけ。
まさかその年のうちに彼女が癌に侵されて1年後に亡くなってしまうなんて、ここにいた時には考えもしなかった。
あの検査は何だったのか・・・
それともホントに急に病気になっちゃったのかな。
今でもくやしい気持ちでいっぱいです。
今日はなんかしみじみしちゃうな、何故かな・・・お盆だからかな。
そう、東京は盂蘭盆会です。
「うらぼんえ・・・なんですか?」
宗教の事はよくわからんが、ご先祖さん達が里帰りしてくるらしいよ。
ごちそうを用意して、お迎えしなきゃいけないんだよ。
アノ世では帰省先が東京の仏さんがごっそりいなくなって、さぞ、せいせいしていることでしょうね。
「帰るおうちをまちがえたりしないのかしら?」
どうかな、古い仏さんは帰る家がなくなっちゃってたりするかもしれないね。
でもね、いいんだよ、知らない仏さんでも、帰ってきた人をあたたかくおもてなしすればそれでよいのです。
みんなまとめて帰っておいで~
宴会やるよー!