【水屋神社】
三重県松阪市飯高町赤桶2507
三重県松阪市の櫛田川沿いにある神社。
三重県というと何といっても「伊勢神宮」が有名だが、三重県は縦に長く(日本5位)
桑名、伊賀、松坂、多気、志摩、尾鷲、など山と海のスポットが続いていて、
それぞれに風土や歴史が違う。
三重から奈良へ抜ける国道166号線沿い、忽然と赤い桶が現れる。
この辺りは、
伊勢の国(三重県)と
大和の国(奈良県)の国境と云われ、
春日大明神と天照大神が境を決めたという国分けの伝承があるそうだ。
創建は奈良時代 平城京の頃。
✨✨✨✨✨✨✨
楠と杉が重なり合い、和合している。
まるで、大和と伊勢の境界を示している様だ。
和合の樹🌲
樹齢千年という大楠
ご祭神は藤原氏の氏神
中臣氏の始祖である
⛩️天児屋根命(アメノコヤネ)と、
関東の
鹿島神宮ご祭神
⛩️武甕槌神(タケミカヅチ)
香取神宮ご祭神
⛩️経津主命(フツヌシ)
✨✨✨✨✨✨✨
「水屋神社」は楠だけでなく、独特な樹がなんとなく目につく。
このエリアが
伊勢神宮の社領と、春日大社の社領の境界だった様で、
興福寺の『あか桶の庄』という荘園と、伊勢神宮の荘園が隣接する。
何故、興福寺かと言うと神仏習合の時代(神が仏教神にかえられ、神社が仏教の配下に置かれていた中世独特の宗教時代)
春日大社は興福寺下に置かれていたからで、水屋神社は春日大社の行在所として祭られていたらしい、
ややこしいが🙄
本社 【興福寺】
支社 【春日大社】
出張所【水屋神社】
といったところだろうか🤔
更にややこしく考えると、行在所と言うのは天皇が都から出られた時に滞在する仮宮の事なので、「平城宮の行在所」ではなく「春日大社の行在所」とはどういう意味だろうか??
次回、古代ミステリーの投稿でまた綴ってみようと思います。
(また3回シリーズか🙄)
✨✨✨✨✨✨✨✨✨
御覧頂きありがとう御座いました。
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