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渟名川姫Ⅲ.諏訪【御座石神社】どぶろく祭り

2024-09-28 | パワースポット

渟名川姫シリーズラスト

諏訪の御座石神社に参拝してきました。✨⛩️


✨✨✨✨✨✨
『出雲の国譲り』で最後まで抵抗していた建御名方命は、天孫族に国を譲り信州の諏訪へ落ち延びた。

そして、母・渟名川姫をこちらに迎えた。


【御座石神社】
長野県茅野市本町東15−5307

ご祭神 高志 沼河姫命(ヌナカワヒメ)

渟名川姫の住居跡地に祭られた神社で、

御座所宮が御座石の語源と言う。

 


渟名川姫は、鹿に乗って諏訪入りし、
石の上でくつを脱いだと言う伝承があり、その時の石が入り口に『御くつ石』として残る。

 


杜の空気感が何とも言えない。

御座石神社には、毎年
4月27日にどぶろくと鹿肉を振る舞う、

『どぶろく祭り』があり境内で醸造されている。

 

蔵には『杉玉(酒林)』が下げられ、

最初は緑だった玉が、醸造が進むとだんだんと深い茶色へと変わっていく。

 

 

祭事の火は、出雲大社と同じく火切の臼から切り出し、鹿肉を焼く🔥

 

出雲の大国主は、

越の国の渟名川姫へ妻問し、強烈な恋文を送ったが、

「私はか弱い女です。いずれ貴方のものになりますからどうか鳥たち(人々)に優しくして下さい。」

と言う様な内容の歌を返した。

 

 

大国主(八千矛命)の出雲の国と、

渟名川姫の越の国の婚姻合併により、

裏日本が一つになった事で、

出雲連邦王国は日本海の制海権を手に入れた。


しかし、婚姻を結んだ後でも

出雲の国と越の国は、一枚岩ではなかった様だ。

 

出雲に巻き込まれる様に、国を失ってしまった、越の国の女王・渟名川姫には、

悲運のエピソードがまとわりつく。

 

渟名川姫は大国主と決裂し悲劇的な最後を迎えたと言う話しもあり、糸井川で亡くなられた説もある。

息子の建御名方は板挟みになり、

争乱があれば出雲から母の国であった越の国を攻めなければならない事もあったかもしれない。

 


【薬師堂】

薬師如来が祀られていたが、明治の廃仏毀釈で取り壊される事になった、

人々は 薬師堂を壊すのが忍びなく、同じ名前の「八櫛の神」を祭り、境内に神社として残そうとした。その

請願は明治30年以降まで続いたと言う。

 


✨✨✨✨✨✨✨
ここからは🧿古代ミステリー🧿です
久しぶりにそこそこ長文ですが、

興味のある方は ご覧ください😌

 

【ケルト人と縄文人】

御座石神社のどぶろく祭りは、

🔥出雲の農耕民族の火切臼の神事と、
🐐鹿肉を捧げる狩猟民族の祭事が習合した日本では貴重な祭りの様だ。

 

 

このどぶろく祭りがある4月27日と言う日は、ケルトのお祭り10月30日のハロウィン(サウィン)に対応している様で、

ケルトでは新年である
11月1日を前に 年末にお祭りを行う。

ケルトの人々にとっての『闇の半年』がここから始まり、
翌年5月1日から『光の半年』が始まる。

そしてまた5月1日を前に、お祭りをする。これが🔥どぶろく祭りにあたるようなのだ。


武内宿禰第73代目竹内睦泰氏に拠れば、
古代日本ではこのように半年を1年として数える暦があったそうだ。

何故、

渟名川姫の神社にこの様な古代色の強い祭事が残されているのか?

 

外来のヤマト族からみた渟名川姫の一族は、古代先住民族であり、

6000年前縄文時代から続いてきた、翡翠の加工や越後アンギンと言う麻織物の加工を渟名川姫の一族が伝承していた事からも、

渟名川姫はリアルに縄文の女王だった可能性がある。(南方渡来説もあります😌)

 

 

イギリスの先住民族ケルト人 と言うと、日本からは 縁もゆかりもない 遠い国の人たちに感じるが、

日本の縄文人と

イギリスのケルト人 は

同じ時代、同様なストーン サークルを作っていたことで知られる。(あまり知られてない😅)

 

イギリス

 

日本

 

イギリス🇬🇧

 

日本🇯🇵

 

イギリス🇬🇧

 

日本🇯🇵


先史時代の遺跡として世界的に有名なイギリスのストーンヘッジは107mもあるが、

諏訪の阿久遺跡のストーンサークルは、

直径120m であり、年代も
6500年前〜5000年前とイギリスのそれより古い最大最古級の世界的にも貴重な遺跡だ。

(※残念な事に遺跡は高速道路の下に埋められてしまい見る事は出来ませんが💦埋めずにいたら間違い無く世界遺産遺跡)

 

縄文の聖地であった諏訪は、ヤマト王朝の時代になっても半ば独立王国の様であり、先史世界の風習が僅かながらも残されてきた貴重な空間だ。

神道と融合しながらも、古代祭祀の足跡がかしこに残され、世界最古の祭りと言っても過言ではないかもしれない。

🧿話しを渟名川姫に戻して、、

 

渟名川姫は、

越の国と出雲の国を繋いだ姫であり、

縄文と弥生を繋いだ姫だったのかもしれません。そして、

 

渟名川姫は色黒だった為、婚姻後はぞんざいな扱いをされたとか、

姫は出雲から逃れ追手に追い詰められ身を投げた、隠れていたところ火をかけられたなど、悲運のエピソードが幾つか存在する。


いつかまた越の国に行き、

今度は諏訪や出雲の神話からは離れて、

 

姫の御魂が坐されるであろうかと思われる
中土村姫ケ淵、古宮、福来口、稚子池、黒姫山頂、行人塚など、越の国の故地を巡ってみたい。

長野県の諏訪に住居跡があっても、

御魂が安まれる地は、詳らかではなく

渟名川姫を偲ぶ旅は続く、、

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨
最後までご覧いただきありがとうございました。

 



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