3月に入り暖かい日が続いたので、春の花を探しに出かけました。(3月11日&24日)先回(2月18日)はウメ、ロウバイ、パンジーなどの花だけしか見つからず寂しい公園でした。しかし、今回はたくさんの花に出会えたので、楽しく散策ができました。2回に分けてご紹介します。
<本館前花壇>

最初に本館前の花壇の花たちが出迎えてくれました。
<クロッカス(ハナサフラン) アヤメ科クロッカス属>
クロッカスは、地中海沿岸から小アジアの広い地域に、約80種類が分布しているとされる球根植物です。直径4cmほどの小さな球根は、秋に植えると早春に紫や白、黄色の花を咲かせます。

園芸的には、春咲きで観賞用のものを「クロッカス」、秋咲きで食用のものを「サフラン」としています。
<スノーフレーク(鈴蘭水仙)ヒガンバナ科スノーフレーク属>
オーストリア、ハンガリーなどに分布する球根植物です。原産地では主に夏に開花し、「サマー・スノーフレーク」の英名があります。

釣鐘状の花がスズラン、幅がある細長い葉っぱがスイセンに似ているところから、スズランズイセンとも呼ばれます。白い花弁の先端に緑色の斑点があり愛らしいです。
<ヒマラヤユキノシタ (大岩団扇 オオイワウチワ) ユキノシタ科ベルゲニア属>
ヒマラヤ山脈周辺の地域に約10種が分布する常緑性多年草です。日本へは明治時代に渡来し、早春を彩る花として広く普及しています。

和名は、現在では交雑種を含むベルゲニア属の植物全般のことを「ヒマラヤユキノシタ」と呼ぶことが多くなっています。
<ムスカリ(グループヒアシンス) ユリ(キジカクシ)科ムスカリ属>
地中海沿岸-南西アジアにおよそ40種が分布する球根植物で、ヒヤシンスとは非常近縁の植物です。

丸い壺形の小花が、ブドウの房のように密集して咲く様子も愛嬌があります。色は青紫、白、黄、黄緑などがあり、斜め下-下向きに付きます。
<チューリップ ユリ科チューリップ属>
チューリップは花も葉もシンプルで美しく、世界中で人気のある球根植物です。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられています。

チューリップが日本に紹介されたのは江戸時代末期です。本格的に生産が始まったのは1919年(大正8年)新潟県の新津市小合地区(当時は小合村)とされています。国内では富山県が生産量第一位、第二位が新潟県で両県ともチューリップが県花だそうです。
次に行ったのは日本庭園です。入口を入るとサンシュユが迎えてくれました。また、サクラの花が満開状態でした。サクラはソメイヨシノではないと思いますが、品種はわかりません。
<サンシュユ「山茱萸」(春黄金花)ミズキ科ミズキ属>
葉が芽吹く前に5mmほどの黄色い小花を枝いっぱいに咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネバナ」の別名があります。

元々は、薬用植物として江戸時代中期に朝鮮から果実が持ち込まれたのが、はじめとされます。現在では春を告げる花木のひとつとして切り花や庭木、公園樹として親しまれています。
<サクラ(桜) バラ科サクラ属>
サクラは主として北半球の温帯に広く分布していますが、美しい花の咲く種類はアジアに多く、しかも日本列島が中心で、多くの種類が集中しています。

日本にはヤマザクラ、オオシマザクラなど9種を基本にして、変種をあわせると100以上のサクラが自生しており、沖縄には野生化した(といわれるカンヒザクラ)があります。また、これらから育成された園芸品種は200以上もあります。

日本には数多くの桜並木やお花見の名所がありますが、その中でも福島にある「三春滝桜」、山梨の「山高神代桜」、岐阜の「根尾谷淡墨桜」は、日本の「三大桜」といわれています。

<ハナニラ「西洋甘菜(せいようあまな)」 ユリ科イフェイオン属>
ハナニラは球根性の多年草です。メキシコやアルゼンチンなど中南米が原産で、日本へは明治時代に渡来しました。

花色は白や淡いブルーなどやさしい色合いのものが多く、甘い香りを放ちます。ただ、葉っぱや茎に傷が付くと、ニラのようなにおいがします。
この後は次回に続きます。
<本館前花壇>

最初に本館前の花壇の花たちが出迎えてくれました。
<クロッカス(ハナサフラン) アヤメ科クロッカス属>
クロッカスは、地中海沿岸から小アジアの広い地域に、約80種類が分布しているとされる球根植物です。直径4cmほどの小さな球根は、秋に植えると早春に紫や白、黄色の花を咲かせます。

園芸的には、春咲きで観賞用のものを「クロッカス」、秋咲きで食用のものを「サフラン」としています。
<スノーフレーク(鈴蘭水仙)ヒガンバナ科スノーフレーク属>
オーストリア、ハンガリーなどに分布する球根植物です。原産地では主に夏に開花し、「サマー・スノーフレーク」の英名があります。

釣鐘状の花がスズラン、幅がある細長い葉っぱがスイセンに似ているところから、スズランズイセンとも呼ばれます。白い花弁の先端に緑色の斑点があり愛らしいです。
<ヒマラヤユキノシタ (大岩団扇 オオイワウチワ) ユキノシタ科ベルゲニア属>
ヒマラヤ山脈周辺の地域に約10種が分布する常緑性多年草です。日本へは明治時代に渡来し、早春を彩る花として広く普及しています。

和名は、現在では交雑種を含むベルゲニア属の植物全般のことを「ヒマラヤユキノシタ」と呼ぶことが多くなっています。
<ムスカリ(グループヒアシンス) ユリ(キジカクシ)科ムスカリ属>
地中海沿岸-南西アジアにおよそ40種が分布する球根植物で、ヒヤシンスとは非常近縁の植物です。

丸い壺形の小花が、ブドウの房のように密集して咲く様子も愛嬌があります。色は青紫、白、黄、黄緑などがあり、斜め下-下向きに付きます。
<チューリップ ユリ科チューリップ属>
チューリップは花も葉もシンプルで美しく、世界中で人気のある球根植物です。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられています。

チューリップが日本に紹介されたのは江戸時代末期です。本格的に生産が始まったのは1919年(大正8年)新潟県の新津市小合地区(当時は小合村)とされています。国内では富山県が生産量第一位、第二位が新潟県で両県ともチューリップが県花だそうです。
次に行ったのは日本庭園です。入口を入るとサンシュユが迎えてくれました。また、サクラの花が満開状態でした。サクラはソメイヨシノではないと思いますが、品種はわかりません。
<サンシュユ「山茱萸」(春黄金花)ミズキ科ミズキ属>
葉が芽吹く前に5mmほどの黄色い小花を枝いっぱいに咲かせ、満開の花が黄金色に輝くように咲く姿から「ハルコガネバナ」の別名があります。

元々は、薬用植物として江戸時代中期に朝鮮から果実が持ち込まれたのが、はじめとされます。現在では春を告げる花木のひとつとして切り花や庭木、公園樹として親しまれています。
<サクラ(桜) バラ科サクラ属>
サクラは主として北半球の温帯に広く分布していますが、美しい花の咲く種類はアジアに多く、しかも日本列島が中心で、多くの種類が集中しています。

日本にはヤマザクラ、オオシマザクラなど9種を基本にして、変種をあわせると100以上のサクラが自生しており、沖縄には野生化した(といわれるカンヒザクラ)があります。また、これらから育成された園芸品種は200以上もあります。

日本には数多くの桜並木やお花見の名所がありますが、その中でも福島にある「三春滝桜」、山梨の「山高神代桜」、岐阜の「根尾谷淡墨桜」は、日本の「三大桜」といわれています。

<ハナニラ「西洋甘菜(せいようあまな)」 ユリ科イフェイオン属>
ハナニラは球根性の多年草です。メキシコやアルゼンチンなど中南米が原産で、日本へは明治時代に渡来しました。

花色は白や淡いブルーなどやさしい色合いのものが多く、甘い香りを放ちます。ただ、葉っぱや茎に傷が付くと、ニラのようなにおいがします。
この後は次回に続きます。