花がいっぱい!(柏の葉公園)2022-03-25の続きです。
<ナルキッスス・ブルボコディウム(ペチコート水仙)ヒガンバナ科スイセン属>
日本水仙など、現在の数ある水仙はこれらの原種から育種されたものです。一般的に水仙は冬から早春に咲きますが、この花は暖かくなってから満開になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/98/614ffb7fd26f5ea56d17e6dc65d88f89.jpg)
花茎の先に1つずつ、ユニークな形の、淡い黄色から濃い黄色の花を横向きに付けます。流通名をペチコート水仙とも言います。
<バーベナ(美女桜) クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
バーベナはバーベナ属の園芸品種の総称でビジョザクラ(美女桜)ともいいます。Verbenaは宗教上の神聖な草花をさす言葉がその由来のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/19/6ffb3d013fbbdfca5808944ab421ef7d.jpg)
這うようにして広がるサクラソウのような姿の小花がかたまってボール状に付きます。花色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫などがあります。
<ハクモクレン モクレン科モクレン属>
モクレン・ハクモクレンを代表とするモクレン類は世界でもポピュラーな花木の一つです。一般的に「モクレン」というと「シモクレン」のことを指すことが多いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/83/80bf896f50ca2ba1faac6af76761bf79.jpg)
シモクレンは大きくなっても5m程度の低木なのに対して、ハクモクレンは高さ15mにもなる高木です。シモクレンの花は常に半開きなのに対して、ハクモクレンは日が当たると開き、暗くなると閉じます。
<ジンチョウゲ(沈丁花)ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属>
中国南部からヒマラヤを原産とする常緑性の低木です。日本には室町時代の中期以降に入ってきました。沈丁花は花びらを持たない花で、十字型で花びらに見えるものは肉厚のがくです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/dd/f22faaf50b335ff9eb16eab1ea3b23e3.jpg)
漢字では「沈丁花」と書き、花の香りが沈香、花姿が丁字に似ているところに由来するとされます。特徴はなんと言っても、上品な甘い香りを放つ花です。
<オクナ・セルラータ(ミッキーマウスの木) オクナ科オクナ属>
ミッキーマウスの木に花が咲いていました。花の咲き方は枝に一列になって黄色の花が下向きに咲きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/35/d28c48d44f0555a0478176a6a6f02d04.jpg)
実の形から英名をミッキーマウス・プラントといいます。そこから日本では「ミッキーマウスの木」という名で流通しています。確かに実の形はミッキーマウスに似ていますね。下の写真は2021年8月21日に投稿したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d5/ba960f958e1a4df6f138fb53f74ac1a9.png)
<ボケ(木瓜) バラ科ボケ属>
中国原産の落葉低木で、春の花木として親しまれています。3月~4月頃(秋咲き種は11月~12月)にウメに似た丸っこい花を咲かせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/00/81784bc19824dcdb220e903c26bf3527.jpg)
漢字では「木瓜」と書き「もっけ」「もけ」と読みました。それが訛って「ぼけ」になったと言われています。「木瓜」はもともと漢名で、ウリのような実のなる木という意味です。
<ユキヤナギ(雪柳) バラ科シモツケ属>
公園などにあるユキヤナギは株元から枝をたくさん出してわさわさと茂ります。緩やかなアールを描きながら、長くしなやかに枝垂れる枝と株を被うほど咲く白い花が特長です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4b/4c594bfc930a6c848df5c84951e593c3.jpg)
枝が弓状に湾曲して真っ白い花を咲かせるのでユキヤナギ(雪柳)の名前があります。ヤナギのように枝が枝垂れると言うだけで、ヤナギの仲間ではありません。
<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属>
春にスズランのようなつぼ形の花を房状にたくさん付け、満開時期は花穂が樹を覆うように咲き誇ります。万葉集にも10首が読まれており、古くから日本で親しまれている花木だと言うことがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c8/57ea9e30b714328a9f8eca23ea4b3bef.jpg)
漢字で「馬酔木(あせび)」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところに由来します。
最後は本館展示室とグリーンルーム(温室)に行ってみました。ここでも花がいっぱい咲いていました。
<クンシラン「君子蘭」ヒガンバナ科クンシラン属(クリビア属)>
南アフリカ・ナタールに分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日本には明治時代に入ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/22/d975c8c7e6ec9a3fa6d461637ca4f391.jpg)
ランと名前は付きますが、ラン科の植物ではありません。春になると葉の間からやや厚みのある帯状の花茎を長く伸ばして、その先端に10数輪の花を咲かせます。
<デンドロビウム ラン科デンドロビウム属>
デンドロビウムは熱帯アジア中心を原産地とするラン科の多年草です。品種がとても多く、アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが自生しており、日本にもセッコクが自生しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c9/77e268229249197491b4cc88ad9dd146.jpg)
花色は白やオレンジ・ピンク・紫・黄色など。ラン科の花らしい鮮やかな色彩が魅力的です。また、香りが強いので、開花時には芳しい香りがあたりに漂います。
<ジゴペタラム ラン科ジゴペタラム属>
ジゴペタラムは常緑性の洋ランです。原産地はブラジルで、中南米に約20種類ほどが分布しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/8f/cdc7f6c339568d8f0e1bea25021c1f0f.jpg)
ジゴペタラムは比較的育てやすいタイプの洋ランです。洋ランらしい素敵な見た目に加え、非常に香りが良いのも特徴です。開花時期は11~4月頃と、寒い時期に花を見せてくれます。
<ブーゲンビリア(ブーゲンビレア) オシロイバナ科ブーゲンビリア属>
ブーゲンビリアは常緑のつる性低木。日中温度が20~25度以上でつぼみをつけるため、年2回ほど開花。温室ならほぼ1年を通じて花を楽しむことができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/49/f714ad719b10b43026bf1ab96a869113.jpg)
1786年、ルイ15世の命により世界一周の旅に挑んでいたフランスの探検家ルイ・アントワーヌ・ブーガンビルがブラジルでこの植物を発見。彼の名にちなんでブーゲンビリアと命名されました。
<セアノサス(カリフォルニアライラック)クロウメモドキ科セアノサス属>
春から初夏にかけて美しい青紫やピンク等の花穂をつけます。植物には少ない鮮やかなブルーの小花が集まり、突き出た雄しべが黄色い星のように散りばめられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ad/a25a939281968f7f8e820c82a6684c6a.jpg)
花のつき方がライラックに似ているところから別名カリフォニア・ライラックとも呼ばれています。温暖な環境が原産地なので、暑さ・寒さには少々弱めです。
<コエビソウ(小海老草)別名:ベロペロネ キツネノマゴ科キツネノマゴ属>
コエビソウは常緑の低木状になる多年草で、周年開花の性質が強く、冬に暖かい場所で管理すればほぼ一年中咲き続けます。花期自体もとても長いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0d/353500c0acfb1f9fe914867d2c8dbafc.jpg)
微妙に折れ曲がった花(苞)がまるで茹でたエビのようです。重なったようにみえる苞の先端から白い花を咲かせます。苞の色は赤が普通ですが、黄色の品種も出回ります。
<ツリージャーマンダー(巻き貝) シソ科ニガクサ属>
原産は地中海沿岸西部で、木丈は約1.5mから2mの高さの株立ちにまで成長し、葉は楕円形で灰緑色となるシルバーリーフと呼ばれているのが最大の特徴です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a8/fde77317f632e239eb4a88d44c68c866.jpg)
その薄紫色の小さな花は、流氷の天使と名高い”巻き貝”の一種に形が似ているために、別名にこの”巻き貝”の名が付けられています。
2回に渡り柏の葉公園の春の花たちを、ご覧いただきありがとうございました。
<ナルキッスス・ブルボコディウム(ペチコート水仙)ヒガンバナ科スイセン属>
日本水仙など、現在の数ある水仙はこれらの原種から育種されたものです。一般的に水仙は冬から早春に咲きますが、この花は暖かくなってから満開になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/98/614ffb7fd26f5ea56d17e6dc65d88f89.jpg)
花茎の先に1つずつ、ユニークな形の、淡い黄色から濃い黄色の花を横向きに付けます。流通名をペチコート水仙とも言います。
<バーベナ(美女桜) クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
バーベナはバーベナ属の園芸品種の総称でビジョザクラ(美女桜)ともいいます。Verbenaは宗教上の神聖な草花をさす言葉がその由来のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/19/6ffb3d013fbbdfca5808944ab421ef7d.jpg)
這うようにして広がるサクラソウのような姿の小花がかたまってボール状に付きます。花色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫などがあります。
<ハクモクレン モクレン科モクレン属>
モクレン・ハクモクレンを代表とするモクレン類は世界でもポピュラーな花木の一つです。一般的に「モクレン」というと「シモクレン」のことを指すことが多いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/83/80bf896f50ca2ba1faac6af76761bf79.jpg)
シモクレンは大きくなっても5m程度の低木なのに対して、ハクモクレンは高さ15mにもなる高木です。シモクレンの花は常に半開きなのに対して、ハクモクレンは日が当たると開き、暗くなると閉じます。
<ジンチョウゲ(沈丁花)ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属>
中国南部からヒマラヤを原産とする常緑性の低木です。日本には室町時代の中期以降に入ってきました。沈丁花は花びらを持たない花で、十字型で花びらに見えるものは肉厚のがくです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/dd/f22faaf50b335ff9eb16eab1ea3b23e3.jpg)
漢字では「沈丁花」と書き、花の香りが沈香、花姿が丁字に似ているところに由来するとされます。特徴はなんと言っても、上品な甘い香りを放つ花です。
<オクナ・セルラータ(ミッキーマウスの木) オクナ科オクナ属>
ミッキーマウスの木に花が咲いていました。花の咲き方は枝に一列になって黄色の花が下向きに咲きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/35/d28c48d44f0555a0478176a6a6f02d04.jpg)
実の形から英名をミッキーマウス・プラントといいます。そこから日本では「ミッキーマウスの木」という名で流通しています。確かに実の形はミッキーマウスに似ていますね。下の写真は2021年8月21日に投稿したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d5/ba960f958e1a4df6f138fb53f74ac1a9.png)
<ボケ(木瓜) バラ科ボケ属>
中国原産の落葉低木で、春の花木として親しまれています。3月~4月頃(秋咲き種は11月~12月)にウメに似た丸っこい花を咲かせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/00/81784bc19824dcdb220e903c26bf3527.jpg)
漢字では「木瓜」と書き「もっけ」「もけ」と読みました。それが訛って「ぼけ」になったと言われています。「木瓜」はもともと漢名で、ウリのような実のなる木という意味です。
<ユキヤナギ(雪柳) バラ科シモツケ属>
公園などにあるユキヤナギは株元から枝をたくさん出してわさわさと茂ります。緩やかなアールを描きながら、長くしなやかに枝垂れる枝と株を被うほど咲く白い花が特長です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4b/4c594bfc930a6c848df5c84951e593c3.jpg)
枝が弓状に湾曲して真っ白い花を咲かせるのでユキヤナギ(雪柳)の名前があります。ヤナギのように枝が枝垂れると言うだけで、ヤナギの仲間ではありません。
<アセビ(馬酔木) ツツジ科アセビ属>
春にスズランのようなつぼ形の花を房状にたくさん付け、満開時期は花穂が樹を覆うように咲き誇ります。万葉集にも10首が読まれており、古くから日本で親しまれている花木だと言うことがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c8/57ea9e30b714328a9f8eca23ea4b3bef.jpg)
漢字で「馬酔木(あせび)」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところに由来します。
最後は本館展示室とグリーンルーム(温室)に行ってみました。ここでも花がいっぱい咲いていました。
<クンシラン「君子蘭」ヒガンバナ科クンシラン属(クリビア属)>
南アフリカ・ナタールに分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日本には明治時代に入ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/22/d975c8c7e6ec9a3fa6d461637ca4f391.jpg)
ランと名前は付きますが、ラン科の植物ではありません。春になると葉の間からやや厚みのある帯状の花茎を長く伸ばして、その先端に10数輪の花を咲かせます。
<デンドロビウム ラン科デンドロビウム属>
デンドロビウムは熱帯アジア中心を原産地とするラン科の多年草です。品種がとても多く、アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが自生しており、日本にもセッコクが自生しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c9/77e268229249197491b4cc88ad9dd146.jpg)
花色は白やオレンジ・ピンク・紫・黄色など。ラン科の花らしい鮮やかな色彩が魅力的です。また、香りが強いので、開花時には芳しい香りがあたりに漂います。
<ジゴペタラム ラン科ジゴペタラム属>
ジゴペタラムは常緑性の洋ランです。原産地はブラジルで、中南米に約20種類ほどが分布しています。
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ジゴペタラムは比較的育てやすいタイプの洋ランです。洋ランらしい素敵な見た目に加え、非常に香りが良いのも特徴です。開花時期は11~4月頃と、寒い時期に花を見せてくれます。
<ブーゲンビリア(ブーゲンビレア) オシロイバナ科ブーゲンビリア属>
ブーゲンビリアは常緑のつる性低木。日中温度が20~25度以上でつぼみをつけるため、年2回ほど開花。温室ならほぼ1年を通じて花を楽しむことができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/49/f714ad719b10b43026bf1ab96a869113.jpg)
1786年、ルイ15世の命により世界一周の旅に挑んでいたフランスの探検家ルイ・アントワーヌ・ブーガンビルがブラジルでこの植物を発見。彼の名にちなんでブーゲンビリアと命名されました。
<セアノサス(カリフォルニアライラック)クロウメモドキ科セアノサス属>
春から初夏にかけて美しい青紫やピンク等の花穂をつけます。植物には少ない鮮やかなブルーの小花が集まり、突き出た雄しべが黄色い星のように散りばめられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ad/a25a939281968f7f8e820c82a6684c6a.jpg)
花のつき方がライラックに似ているところから別名カリフォニア・ライラックとも呼ばれています。温暖な環境が原産地なので、暑さ・寒さには少々弱めです。
<コエビソウ(小海老草)別名:ベロペロネ キツネノマゴ科キツネノマゴ属>
コエビソウは常緑の低木状になる多年草で、周年開花の性質が強く、冬に暖かい場所で管理すればほぼ一年中咲き続けます。花期自体もとても長いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0d/353500c0acfb1f9fe914867d2c8dbafc.jpg)
微妙に折れ曲がった花(苞)がまるで茹でたエビのようです。重なったようにみえる苞の先端から白い花を咲かせます。苞の色は赤が普通ですが、黄色の品種も出回ります。
<ツリージャーマンダー(巻き貝) シソ科ニガクサ属>
原産は地中海沿岸西部で、木丈は約1.5mから2mの高さの株立ちにまで成長し、葉は楕円形で灰緑色となるシルバーリーフと呼ばれているのが最大の特徴です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a8/fde77317f632e239eb4a88d44c68c866.jpg)
その薄紫色の小さな花は、流氷の天使と名高い”巻き貝”の一種に形が似ているために、別名にこの”巻き貝”の名が付けられています。
2回に渡り柏の葉公園の春の花たちを、ご覧いただきありがとうございました。