Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

6月の花のアルバム(4)

2024-07-19 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約140品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約10回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ アブラカタブラ>

系統:HT 作出:1991年J&P(米)

黄色からクリーム色、赤ピンク、赤紫、白と、咲き進むにつれて色味が変化して移り変わります。

魔法の呪文「アブラカダブラ」、名前の通り魔法のような色変わりが美しい品種です。

 

 

 

 


原産地の北アメリカでは宿根草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として分類されています。

ラベンダーに少し似ている美しい青紫の花を長期間咲かせることからブルーサルビアとも呼ばれます。

白花や2色咲き種がありますが、大量に出回っている割には改良品種をあまり見ません。

花の美しさに加え、株がそんなに大きくならないこともあって人気があります。

 

<サルビア・ファリナセア(ブルーサルビア) シソ科サルビア属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

多年草のスカエボラのサントリーが開発した園芸品種です。暑さにとても強く、真夏でも満開が続く特徴を持っています。

花弁が5つの羽・翼に見えることから、フランス語の「5(cinq・サンク)」と翼・羽「ailes(エール)」を組み合わせて名付けられました。

<サンクエール クサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 


関東地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するレンプクソウ科の常緑広葉樹。

自生は沿海地域の砂地に多く、丈夫な性質を持つため各地で庭木としても盛んに使われます。

開花は6月頃。枝先に伸びた長さ5~15センチの花序に、盃型をした直径5~7ミリの小花が集まって咲きます。

花の後には果実ができ、8~10月にかけて赤黒く熟します。これを海のサンゴに見立てたのが名前の由来です。

 

<サンゴジュ(珊瑚樹) ガマズミ科ガマズミ属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 

 

サントリーフラワーズの「マンデビラ」の改良品種がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。

大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれる花です。原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長です。

<サンパラソル キョウチクトウ科マンデビラ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

ヨーロッパ原産の多年草で、高さ1メートルから1.5メートルになります。

花は紫紅色の長い筒状で、下から順番に上に向かって開花します。

全草に毒性があり、誤食すると、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがあります。

英名フォックスグローブ、和名「狐の手袋」とも呼ばれ、花が手袋の指を切り取られた時の形に似ていることから由来します。

 

<ジギタリス(狐の手袋) ゴマノハグサ科キツネノテブクロ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


メキシコを中心に南北アメリカに15種類が分布する植物です。日本には江戸時代末期に入ってきました。

初夏~晩秋にかけての長い期間花を咲かせ続けるところから「百日草」とも呼ばれ、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。

たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々です。

咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き等とても多様です。

 

<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本、朝鮮半島、中国に分布する落葉低木です。北海道から九州にかけての山地に幅広く自生している花木です。

小さな花が集まってふわふわした丸い形の花を咲かせます。

派手な美しさはありませんが、楚々とした美しさと風情があります。

名前は下野国(現在の栃木県)ではじめて見つけられたところに由来します。

 

<シモツケ(下野) バラ科シモツケ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

本種は、アジサイの名前がつきますがアジサイではなくアジサイの近縁種で、暖地では常緑で越冬します。

アジサイの開花時期と同じころに開花します。鞠のようなまん丸の蕾を集合させて、6月から星型の水彩画の花を咲かせます。

球状についた粒粒のつぼみが開くと星型の清楚な雰囲気の花が開花します。秋にできる青くて美しい実も魅力のひとつです。

碧の瞳(あおのひとみ)とも呼ばれますが、これは成熟した株が秋〜冬にかけて小さな実をつけることに由来しています。

 

<ジョウザンアジサイ(常山紫陽花) アジサイ科ディクロア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


熱帯アメリカに分布するトウダイグサ科の一年草です。日本には明治時代に渡来し、逸出したものが九州以南の一部の地域で野生化しています。

花序はトウダイグサ科の植物に特有の杯状花序で、ユニークな形をしています。杯状花序とは、合着してカップ状になった総苞の中に、雄花数個と雌花1個が包まれる形になった花序のことです。

花名は、その様子が赤ら顔をした妖怪の猩猩(しょうじょう)に喩(たと)えられたものです。なおポインセチアの和名はショウジョウボク(猩猩木)です。

 

<ショウジョウソウ(猩猩草)  トウダイグサ科トウダイグサ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


古くから親しまれている地生蘭の一種で、日本に自生している多年草です。

草丈は30~50cmほどで、5月~6月頃に赤紫や白、ピンクの花が開花します。

丈夫で放任で育ち、繁殖力が旺盛で庭植えや鉢植えとして親しまれています。

白花シラン、口紅シラン、斑入りシラン等の品種があります。

 

<シラン(紫蘭) ラン科シラン属>
6/4 柏の葉公園

 

 

 

 


南ヨーロッパ原産の草花です。日本には明治以前、江戸の末くらいに入ってきたと言われています。

白い毛が生えたフェルトのような質感の葉っぱや茎がユニークです。この葉の様子からフランネルソウの別名があります。

漢字で書くと「酔仙翁」で、花が赤くて酔っ払っているように見えるのでこの名前があるとされます。

<スイセンノウ(酔仙翁) ナデシコ科センノウ属(マンテマ属)>
6/8 京成バラ園

 

 

 

 

 

多年生の水生植物で世界の熱帯、亜熱帯に約40種類が分布しています。古くからエジプトでは神聖な花として扱われてきました。

花色は白、黄色、ピンク、赤、紫、青紫、青と豊富です。ハスの花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

ハスとよく似ていますが、見分け方は、ハスは葉や花が水面から立ち上がり、本種は葉も花も水面に浮かんだままという点が違います。

<スイレン(睡蓮) スイレン科スイレン属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

本種は、スイートアリッサムにとって、厳しい暑さの時期でも開花するように改良された、開花期間が長い画期的なスイートアリッサムです。

真夏や真冬は花が少なくなることがありますが、ほぼ一年中小さな手まりのような花を株いっぱいに咲かせ、一年中花が途切れない花壇を作ることができるようになりました。

カラーバリエーションが豊富なことと花期が長いこともあり、人気のある花で、花壇や鉢植え、寄せ植え、グランドカバーに利用されるのが特徴です。

<スーパーアリッサム アブラナ科ニワナズナ属>
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

小さい花がたくさん集まって咲く手まりのような花姿をしているバーベナ。花の形が桜の花に似ていることから、美女桜(びじょざくら)とも呼ばれます。

多くの種類があるバーベナの中でも、本種は、一つ一つの花や花房が大きくナチュラルながら華やかな雰囲気が魅力です。

やや半立ち性で、寄せ植えや花壇にも使いやすいバーベナです。2003年に販売開始し、何度も改良が繰り返されています。

<スーパーベナ クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


ユリ科ユリ属に分類される球根植物です。日本が原産で、中部地方よりも北の海岸や崖などに自生しています。

自生している環境にちなんで、ハマユリやイワユリなどとも呼ばれます。ユリの多くは下向きに咲きますが、本種は上向きに咲くのが大きな特徴です。

本種の開花時期は6~8月ですが、地域によって異なります。太平洋側に分布しているものは7~8月、日本海側は5~6月に咲きます。

花色はさまざまで、オレンジや白、黄色、赤、ピンクなどがあります。ユリの仲間は香りが強いものが多いですが、本種には香りがないのが特徴です。

花弁の付け根部分が細くなっていて、花の基部が透けて見えます。これが名前の由来になっています。

 

<スカシユリ(透百合) ユリ科ユリ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「6月の花のアルバム(4」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「6月の花のアルバム(5)」に続きます。