都税事務所跡地トポスといっしょの計画報告ー32階の建物

2015年01月20日 21時41分10秒 | 日記

 11月10日閉会中の建設委員会に報告された「千住一丁目地区における市街地再開事業について」についてお知らせします。

都税事務所が西新井に転居することは以前お知らせをしたところです。その直後から私のところには、東京都が一般財産にしたときには「ぜひ、区が積極的に働きかけて、跡地について総合病院等をつくってほしい」など、積極的な活用を求めるご意見が寄せられていました。

今回建設委員会に今後の活用の報告がありました。
  
 千住一丁目30番地内の店舗、事務所及び旧足立都政事務所からなる土地は、地権者(トポス=杉本興業、第一生命、旧都税事務所=東京都)の合意形成がなされ、都市再開発法に基づく市街地再開発事業を進めるというものです。

委員会で、共産党は32階もの建物が必要なのか、22階建ての芸術センターでは風害が大きな問題になっていることなどを指摘。地元合意を得ることを最優先に行うよう強く要望しました。

区は、事業者は東京都であり、風害や景観などについて、また密集地域の改善に資するよう要請している。 事業者からは、400㎡のオープンスペースを設けることになっているなどの報告がありました。

整備方針、計画概要は次のとおりです。
 

32階建ての高さの建物を建設する予定です。

一、整備の方針
(1)老朽化した商業・業務施設の更新による防災性の強化
(2)本町センター通りの中心部にオープンスペースを確保

(3)都市型住宅の整備による定住人口の維持、増進
(4)周辺街路の拡張整備による安全な歩行空間の確保

二、計画概要
(1)施工計画
    約4700㎡
(2)延床面積
    約25700㎡
(3)階数  地上1階
       地下32階
(4)用途

地下 駐車場
 1階 店舗
 2階 店舗・子育て支援施設等
 3階以上 住宅
      (約180戸)

説明会では疑問噴出理解得られず

12月1日に行われた地元説明会では、地域から200人を超える疑住民が参加。街中の23階建て(120m)の建築物に対して疑問が出され、夜11時を過ぎても理解が得られませんでした。意見の一部を紹介します。

★なぜ、こんなに高い建物が必要なの?
★風害、景観、環境のこと考えているの?
★公共施設も計画に入れて!
★説明は不十分。さらに説明日程の設定を!

まだ決まったわけではありません

市街地開発事業の認可者は東京都です。風害、景観等もろもろのことを調整します。

足立区は、都市再開発法に基づく市街地再開発事業と容積率を緩和する高度利用地区、この2つの都市計画について決定することになっています。

 区では今回の説明会で住民の意見を受け、まだ住民に対しての説明は不十分であり、このまま決定するわけにはいかないと考えていて、事業者に対しても来年、さらに説明をする機会を持つよう要請し、事業者も「検討する」としているとのことです。

再開発事業説明会が開かれます

日時 1月30日(金)
     18時30分より
場所 千住ミルディスⅠ番 館(北千住マルイ)11階
        シアター1010 ギャラリーB
 黙っていたら住人にはおかまいなしの計画になってしまいます。
 ぜひ参加して住民の意見を事業に反映させていきましょう。