区がおこなっているムダづかいをお知らせします。
デジタルサイネージ
デジタルサイネージは、今から5年前に帰宅困難者対策として、区内15カ所に約3億7千万円の費用を掛けて設置、5年間の運用経費も約8千万円かかりました。
区は「ビュー坊テレビ」と名付け派手に宣伝。
当時私たちは画面が見える範囲しか情報伝達機能が無い事や耐用年数が5年程度しかないことを指摘し費用対効果の面から反対をしましたが、当時区はこの指摘に対し「ブラックアウト状態になった時に唯一の灯台として防災情報を流す手立てになるかもしれないとしての価値を重視して費用対効果はある」「躯体そのものは20年以上、ディスプレーは7年から8年持つということで、全部丸ごと交換するのではなく、それぞれの機器が老朽化したタイミングで更新するので、今後一遍に費用がかかるということはないと考えている」と答えました。
しかし、新年度予算案では15台のデジタルサイネージを2カ所減らした13カ所にして約2億8千万円、1台当たり約2100万円以上の経費をかけてすべて更新するというもので、5年前の答弁と全く矛盾しています。
こんなやり方をしている自治体はありません。
地域BWA
地域BWAとは、総務省が推奨する新たな電気通信業務の無線システムです。
足立区は導入時にバラ色に描いて予算をかけて導入。
しかし利用するにも割高で税が特定企業に流れる仕組みであることが浮き彫りになりました。
児童館にある学童保育室も含め35カ所の学童保育室に地域BWAを活用して子どもの登下校をメールでお知らせするサービスのお金の使い方が問われます。
【機器設置も割高】
1保育室当たり541,200円の費用が掛かります。一方で児童館では、「登録すれば、放課後小学校から直接来館することができる『ランドセルで児童館事業』」では、入退出を知らせるメール配信サービスをすでに52カ所の児童館等で行っていますが、設置費用も1カ所8万円程度です。
【登録利用も有料。2割しか利用しない!】
『ランドセルで児童館事業』では無料で行っているメール配信サービス、今回新たに導入する学童保育では毎月430円の保護者負担で、申し込んだ家庭だけが利用できます。利用するにも1人につき月430円の利用料がかかります。
先行実施の小学校で有料で見守りサービスを利用している保護者はわずが2割程度しかいません。
●同じ児童館で二つのシステムが並存して同じメール配信サービスを行うムダ遣い
●設置費用も割高、保護者負担も新たに生じ、2割しか利用されない本事業は見直し、子どもたちの安心安全のために児童館で行っている無料のメール配信サービスを拡充し誰もが利用できるようにすべきです。