「クライ・ミー・ア・リバー」といえばジュリー・ロンドンだけれど、どうもこの歌の歌詞はなんかすごい。なんてたって「川のように泣く」んだから、もうおお泣きだよ。ハスキーな声で切なく歌うジュリー、流れる川のように涙が流れてとまらない、くらいの意味なんだろうけど、川というたとえは、ちょっとすごすぎないかい。アメリカなんだからミシシッピ川かね。朝鮮半島ならイムジン川かい。
だからというわけではないけれど、ぼくはデクスター・ゴードン「ブロウズ・ホット&クール」のなかの「クライ・ミー・ア・リバー」が好きだ。
この浪々たるテナーの歌いっぷりならミシシッピ川でもいいや。ジャケットもカッコいいし。あんたに捨てられたおかげであたしゃ川のように泣きに泣いた、よりを戻したいといまあんたは泣いてたのむけど、泣け泣け、川のように泣くがいい。
こんだけ泣きゃー涙も涸れよう、というわけで、このデクスター・ゴードンの名演を聴くと、切なくなるというより、どん底からの復活宣言みたいな力があふれてくる感じがするのだった。
美空ひばりが日本語の歌詞で唄う「クライ・ミー・ア・リバー」(シングス・スタンダード&ジャズ)もいい。こちらは、元歌とは歌詞がぜんぜん違っていて、別れた恋人への切ない思いをうたっている。そういえば、ひばりの最後の曲(?)は「川の流れのように」だっけ。
だからというわけではないけれど、ぼくはデクスター・ゴードン「ブロウズ・ホット&クール」のなかの「クライ・ミー・ア・リバー」が好きだ。
この浪々たるテナーの歌いっぷりならミシシッピ川でもいいや。ジャケットもカッコいいし。あんたに捨てられたおかげであたしゃ川のように泣きに泣いた、よりを戻したいといまあんたは泣いてたのむけど、泣け泣け、川のように泣くがいい。
こんだけ泣きゃー涙も涸れよう、というわけで、このデクスター・ゴードンの名演を聴くと、切なくなるというより、どん底からの復活宣言みたいな力があふれてくる感じがするのだった。
美空ひばりが日本語の歌詞で唄う「クライ・ミー・ア・リバー」(シングス・スタンダード&ジャズ)もいい。こちらは、元歌とは歌詞がぜんぜん違っていて、別れた恋人への切ない思いをうたっている。そういえば、ひばりの最後の曲(?)は「川の流れのように」だっけ。