ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

夏~秋の連ドラ3

2019-10-03 15:51:00 | 日記
続いては「これは経費で落ちません!」の裏で、まさにガチンコ対決だった(笑)「凪のお暇」
こちらは、黒木華さん演じる女性が、仕事もSNSも辞め
郊外のおんぼろアパートで生活しながら「自分を変えよう」ともがく物語なんですが 

主人公の凪ちゃんも、他のアパートの住人たちも
それぞれ悩みを抱えていたり、重い過去を背負っていたり
また、アパート自体もその周辺の様子も全然違うのに

ちょうど暑い盛りのオンエアとあって、夏休み感が滲み出てるというか
ちょっとゆるい感じの(笑)ささやかな日常生活の描写の仕方が
以前に甲斐さんが絶賛なさっていたドラマ「すいか」を彷彿させるなあと思っていたら
ラテ欄のコラムに、その「すいか」ファンの方が企画された
「すいかイベント2019」に関する記事が…!?(笑)

当時、奥さんも甲斐さんの東京ライブに参戦する際に
「ハピネス三茶」付近のロケ地巡りをしたんだけど(笑)
16年も前に放送された、それも視聴率的には惨敗で(汗)
担当プロデューサーが他部署に異動になったというドラマのファンの方々が
今もそうして集まって熱く語り合っておられるのに
ホント視聴率がナンボのもんやねん!って感じですね(笑)

もっとも「凪のお暇」は、昨今のテレビ離れ状態の中、一話完結型でないにも関わらず
それなりの数字を残したみたいですが
高橋一生さん、中村倫也さんという、当代のモテ男お二人がレギュラー出演なさってるし
イケメンにあまり興味のない(笑)奥さんでさえ
「凪ちゃんモテるねぇ(笑)」とキャイキャイ騒ぐくらいですからねぇ(笑)

まあ、ボクは、凪ちゃんのお母さん役を務められた片平なぎささんが
あの大きな瞳で、まじまじと顔を見つめながら
笑みを浮かべつつも、有無を言わさぬ勢いで、グイグイ話を進めて行く様子を拝見して
違う意味で「サスペンスの女王」健在だ!と実感しました(笑)

それはともかく…森岡大毅さん演じるKYの営業部員が
森若さんだけでなく(笑)世の女性をキュンキュンさせていた裏で
「つながり依存症」というのか?他人との繋がりやSNSなどの反応を過剰に意識し
空気を読み過ぎるヒロインが苦しんでいた訳で
金曜日の夜は、ナカナカ感情の振り幅が大きかったです(笑)

そうそう!凪ちゃんが、高橋さん演じる元カレに「お前は変われない」と言われて
「空気って読むものじゃなくて、吸って吐くものだと思うから!」と返した言葉が
「折々のことば」に取り上げられていたんだけど

選者の鷲田清一さんが、以前にドラマ「カルテット」の松たか子さんのセリフを選ばれた時も
放送されてすぐというくらい早く紹介なさっていたし
今クールは「これは経費で…」じゃなくて、こちらをご覧になっていたのかなあ?と…(笑)

次は、凪ちゃんと同じく、恋人にフラレて凹んだ女性が「お暇」を頂くのではなく
ひょんなことから、地下アイドルの「推し」になるという「だから私は推しました」
桜井ユキさん演じるヒロインも「映え」の良い写真をアップしては「いいね」の数に一喜一憂し
女子会に参加する時は、目いっぱい気合いが入るタイプ(苦笑) 

でも、それが原因で「プロポーズ間近」と思っていた恋人から別れを告げられてしまい
スマホを失くしたことにも気づかず、大荒れで飲んだくれ(汗)
拾い主が受け渡しに指定した地下アイドルのライブ会場で
他のメンバーに比べ、歌もダンスも下手で不器用なハナにイラつき、八つ当たり(汗)

後日、謝罪に訪れた際、不器用なハナの姿は自分自身の姿なのだと告げ「推し」になる
…といったシーンのバックで、ヒロインが経緯を語っているのは、警察の取調室で
彼女は、ハナに異常に執着するストーカー的な男性ファンを「押し」て
意識不明の重体にした容疑者らしい…と、ツカミはOK!(笑)

「ハコ推し」などのヲタ用語を覚え、応援グッズを買い揃え
生活費を切り詰めたり、露出の多い格好でちょっとHな仕草をライブ配信したりして得たお金を
すべて「チェキ券」に注ぎ込み、どんどん深みにハマって行く過程は
強烈な「推しメン(笑)」のいる我が家の住人と
ちょっと重なる部分があり、ある意味、興味深かったです(笑)

でも、現実の世界でも「身近なアイドル」であるが故に
ファンに脅されたり襲われたり…といった事件が増えているのは
しっかりとしたマネジメントを受けられないこともあるんでしょうが
推してくれるファンの使ってくれるお金が、彼女達の生活に直結していることによって
「俺のもの」的な感情を持ちやすくなったり

彼女達の方にも、ファンが離れて行かないように
あるいは、喜んで貰いたい、期待に応えたいというサービス精神から
ちょっと盛った反応を見せたり、ある程度の要求に応えたり…という面があるんじゃないかと…?

ライターの遠藤真美さんは、地下アイドルの活動を
「他者からの承認不足や、失っていたアイデンティティを、一時的に取り戻してくれるもの
一方で、そうやって得た承認や自信を逃すまいと思うあまり
底なしに『頑張る』地下アイドルを生む
『明日にでも辞められる』ため、疲れて辞める人も多い」と記されているんだけど
この「頑張っている」状態が危ういのかも知れません(汗)

しかも「非日常的な高揚感が忘れられず、再び戻って来る人もいる
自分の在り方を社会の中に発見し
『地下アイドル』でいることが必要でなくなった時に卒業して行くのかも知れない」
…と結ばれていて、じゃあ頑張って頑張って
「他人の望む通りの自分」を作り上げてしまったら
ますますアイデンティティが失われてしまうような気が…?(汗)
おじさんにはついて行けない世界デス(苦笑)
コメント
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