吉野山にやってきました。近鉄吉野駅では、このお山をこう紹介していました。「大峰山の北の端から8km続く尾根が吉野山。金峯山寺藏王堂を中心に修検道の聖地であり、古来より日本一の桜の名所として知られている。下千本から中千本、上千本、奥千本へと花期をずらして順に咲き誇る様子は壮観」
昨夜の泊まりは大和郡山。朝4時の出発。高野山中千本への到着は、早朝も早朝の5時、まだ暗いのです。しばし休憩の後しらみ初めて行動開始。まず浄土宗如意輪寺から。この寺は後醍醐天皇の発願によって創建されたという由緒あるお寺さんとか。
松がこの様態。重い雪に押しつぶされて真っ直ぐに伸びることが出来ないのでしょうか。あるいはこんなグニャグニャ松なのでしょうか。この記事を書いたあとにこの旅の添乗員さんに教えてもらいました。この木は「コウヤマキ」だと。この近くに吉野町観光課が「県天然記念物コウヤマキ群落」との案内板掲示していたのでした。その文面をメールしてもらいました。雪に押しつぶされるのではありませんでした。毎年盆の添え花として根元を切ってしまうためこんな形になってしまうそうだ。では、切らないで自然に任せたらどうなるのと聞いてみたくなる。
中千本、この辺の満開はしばらく向こうのようだ。まだ6時15分。車もこない、誰も歩いていない。自由行動のこの日、ひとり気ままに歩くのでした。
お店の店先にポスター3枚。うん、この絵を見るとまさに「一目千本」と表現してもいいのかも知れない。
もう下千本といわれる所まで下ってきました。吉野山は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。修行の山、あちこちにお寺さんがあるのです。朝早い門前町にはまだ人影はありませんが、しばらくすれば人波に埋まることでしょう。
高台に建つ金峯山寺蔵王堂。東大寺大仏殿に次ぐ大きさという木造の堂々たる造り。吉野山のシンボルと紹介されていました。