晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

そして「別冊カドカワ」 ゆずファン必読!

2005年06月10日 13時56分46秒 | 趣味
なんだか暇なようで忙しい今日この頃。 なかなかゆっくり本を読んでいないなあ。
西澤保彦氏の「解体緒因」の後は、宮部みゆき先生の「蒲生邸事件」と「匠千暁シリーズ」最後の一冊「酩酊論処」を読んだくらいです。

「蒲生邸事件」は、浪人生が火災の中、タイムトラベラーに助けられ、2・26事件の真っ只中にタイムスリップしてしまうというもの。 始めは、疑い、恨み、現代に戻りたいと切望するが、やむない事情でそこに暫く留まる事になり、蒲生邸で起こった事件を解明しようとする。昭和11年という時代や 人々の精神のあり方に触れて、彼なりに少し成長し現代に戻っていく。
行く末を知った上で身の処置を考えた蒲生陸軍大将。 行く末もしりながら、昭和の流れの中に逆らわず身を預けたタイムトラベラーの平田。
この中でのタイムトラベラーの姿や精神のあり方が とても悲しい。 与えられた能力で世の中を救いたいと願い続けたけれど、個人の力など無意味だ。歴史は自分の目指すところへ進んでいく。個人はパーツでしかありえない。そう悟る平田ですが、そうでしょうか? もしそうなら、地球はまよわず破滅に進んでいるような・・・

「酩酊論処」は、あいかわらずの「タック」と女子高教師になった「ボアン先輩」、刑事の妻になった「ウサコ」、なにをしているのか相変わらずミステリアスな「タカチ」が、いろんな事件の情報だけで推理をしていく短編集です。 理屈こねまわしが大好きな私にはピッタリ。 これで「匠千暁シリーズ」を全部読んでしまったと思うと淋しいです。

そして 一昨日買ってきた まるごとゆずの「別冊カドカワ」!
嬉しいです! 以前出版された唯一のゆずオフィシャル本「不自然」よりも中身濃いんでない?
「不自然」は著者の森田恭子氏の視点で良くも悪くも貫かれていましたが、「カドカワ」は色んな人に書いてもらっている分、広がりがある感じがします。
沢山の写真あり。 それぞれのインタビューに二人揃ってのインタビュー。
それぞれスポーツ対談。 (ちなみに北川さんはバスケの田臥選手 岩沢さんはスクールウォーズの泣き虫監督山口先生)
ゆかりの有名人からのゆず評やメッセージ、セーニャのボスのインタビュー・・・いやはや盛りだくさんであります!
なんせ しょっぱなの寄稿、あの「対岸の彼女」で直木賞をとった角田光代氏なのですよ。
力の入りようがわかるってもんです。
以外だったのは松任谷正隆氏のゆず評。 二人をそれぞれガラスに例えているのですが、私の感じているのと少し違う。
2人の所蔵ギター紹介、嬉しいっす。
それからそれから 冒頭のカラー、岩沢さんの右手が、いや右指がアップで映っている所にフラフラ~。 なんてセクシ~。
まだ全部は読んでいません。隅々まで 大事にゆっくり読もうっと♪