晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

十五歳の犯罪

2005年06月24日 12時48分16秒 | その他
最近は背筋が凍るような事件が多く、あまりニュースを見たくない。
人間って どこまで残酷になれるのだろう?とため息をつく事も多い。
そんななか、15才が犯した殺人事件が2件続きました。
両親殺害と実の兄の殺害。
こういう事件を見ると、どうしても 子供と親の関係を考えずにはいられません。

両親を殺害した少年は、父親に押さえつけられていたと言う。
直接の引き金はどうであれ、蓄積した父親への不満が爆発したものらしい。
実兄を殺害した少年も、兄に長年 いじめとも思われる暴力を受けていて、その鬱憤が今度の事件を産んだとか。
どちらも母親は仕事で忙しくしていたようだが、役割はどうなっていたのでしょう。

私も15才だったときはありますし、2人の子供は男の子、数年前に15才は過ぎています。
私は、親に口答えをするのは生意気だと言われて育ちました。理屈っぽいほうなので、それでも いろいろと屁理屈はこねましたが、親に「ババア」だの手を上げるだのは絶対許されない家庭でした。
妹だから、と怒られ、女のくせに、と言われる事に理不尽さを感じていました。
それもあり、私は子供を叱る時には、なるべく話し合いになるようにしてきました。
兄だから、弟のくせにという叱り方は一切しませんでした。だから、2人、とても仲がいいけれど、上下関係のようなものはありません。
さいわい、昔から今でも 会話の多い、なんでも話し合える家庭だったので、学校での出来事もよく話してくれました。
頭ごなしに叱ったのは、命にかかわるような悪ふざけをした時と、差別的な言動をとった時くらいでしょうか。
夫はやはり仕事が忙しいので、子供達の話を聞くのは私の役割。 今でも、何かを買って欲しい時や、頼みごとはまず私に。 私が下準備をしたうえで 「ちゃんとお父さんに自分の口からいいなさい」ということになります。
夫は普段は厳しい事はいいませんが、いざとなった時 とても怖い。
だから 子供達は夫に一目おいています。 私には友達感覚らしいけど。
私が、子育てに成功しているというつもりはありません。
無事切り抜けたけれど、ウチにも危機はありましたから。
まだまだ 子供は成長過程。なにが起こるか予測不能です。
事件を起こす事のないよう、巻き込まれる事のないよう、願うだけです。

ただ、自分が産んだ子です。 自分がその子を追い込むような事がないように気をつけよう。その子が悪い道に進む事のないよう目を光らせていよう。その子が変な事に巻き込まれそうになったら命を張って守ろう。 今度の事件をみて そんな事を強く思いました。