今朝の朝刊で倉橋由美子さんの死去を知りました。
お名前を拝見したとたん、高校生の頃を思い出しました。
氏の作品は、確か1.2冊ほどしか読んでいないと思います。
それも よく分からなかった記憶があります。
でも、なぜか フゥ~と高校時代の匂いを思い出した。
私はその頃、高橋和巳という夭折した作家を知り、全作品を読むくらい好きになりました。
原罪意識は、自分にもある気がしていたし、やけに情緒的な部分に胸が締め付けられたりもしました。
高校生の自分にどれだけ理解できていたのかは分かりませんが、原罪、挫折、堕落などというものを考えさせてくれたと思います。
特に「邪宗門」や「憂鬱なる党派」 「孤立無援の思想」は繰り返し読みました。
今でも私の本棚の特等席に並んでいます。
でも大人になった今読むと、素直には受け取れなくなっている。
私が手垢にまみれてしまったせいか、批判するという健全な精神が育ったせいかはわかりません。
どちらにしても、もう観念的なものを読む力は無くしてしまったのかもしれません。
倉橋由美子さんの冥福をお祈りします。
お名前を拝見したとたん、高校生の頃を思い出しました。
氏の作品は、確か1.2冊ほどしか読んでいないと思います。
それも よく分からなかった記憶があります。
でも、なぜか フゥ~と高校時代の匂いを思い出した。
私はその頃、高橋和巳という夭折した作家を知り、全作品を読むくらい好きになりました。
原罪意識は、自分にもある気がしていたし、やけに情緒的な部分に胸が締め付けられたりもしました。
高校生の自分にどれだけ理解できていたのかは分かりませんが、原罪、挫折、堕落などというものを考えさせてくれたと思います。
特に「邪宗門」や「憂鬱なる党派」 「孤立無援の思想」は繰り返し読みました。
今でも私の本棚の特等席に並んでいます。
でも大人になった今読むと、素直には受け取れなくなっている。
私が手垢にまみれてしまったせいか、批判するという健全な精神が育ったせいかはわかりません。
どちらにしても、もう観念的なものを読む力は無くしてしまったのかもしれません。
倉橋由美子さんの冥福をお祈りします。