「ねにもつタイプ」読了。ふっ。

岸本佐知子著。
妄想爆走エッセイです。

岸本さんと私は同年代。
「マシン」を読み始め、「ああ、私と同じだあ。ゴブラン織り風のカバーのかかった、なんか賢そうな、秘密の機能を満載した机・・・。好きだったなあ。」と思っていると、彼女の妄想のスイッチがカチッと入り、あれよあれよと言う間に私の親近感とは遠～い所へ飛んでいき、ヘ？　思うまもなくストンと帰ってきました。ふっ

不思議な感じです。
ほんの日常に少々の違和感。私も同じような事感じたことあるよ～、なんて近寄ろうとすると、するっと私の手をかわし、妄想の翼をつけて高い高いところへ。または妄想のシャベルを装備し地面の深い深い底へ。または妄想の武器を山ほど抱え一人敵陣の真っ只中へ。

ともかく私の手の届かないところへ去っていくんです。
私のごとき妄想力の弱い人間には絶対辿り着けない世界へ。

そしてその妄想を包む言葉の選び方がすごいです。
おもしろい。
大笑いはしなかったけど「ふっ」と鼻から笑いが洩れるかんじ。
そう「ふっ」

幼なじみと「乾杯！」

久しぶりに幼なじみと飲み会。
直前にＭから一時間ほど遅れるとメールがありました。
ＴとＳちゃんと始めちゃいます。
とりあえず安い「養老の滝」で下地を作り、それから別のお店に移りましょ。
おお！主婦の知恵！
生中で半年振りに「かんぱーい」

まずは近況報告。
Ｔんちのお舅さんが肺炎で入院したらしい。お年寄りだから肺炎も怖いよね。彼女はまだ子供が小４。可愛くて仕方ないらしい。私には遠い昔のお話だわ。
Ｓちゃんは独身。頑張って家業を手伝っています。最近彼女が会った同級生の男の子の話で盛り上がります。でも誰も名前を思い出せなかった。　あの野生的な、ある意味、原始人的な子よね？って失礼な話です。

遅れてきたＭは「ごめ～ん！」といいながら「sacra」のインストアライブに出かけ、サイン、握手＆お話までしてきたと、全然ごめんの顔じゃなく嬉しそう。
いいなあ～。「ゆず」のライブはないし、イベントは遠くてちっとも行かれない私にはヨダレもんの話です。
彼女は他にも好きなバンドや役者さんがいて、まあ忙しそう。そのスタミナには感心しますわ。
大学院に行っていた息子さんの就職が決まり、ほっとしたと母親の顔もちらり。

来るなり「コーラを二つ！」と注文。え？ビール大好きなあんたがコーラって何さ？
なんと更年期障害のせいでアルコールを飲むと口のまわりが泥棒メークのように真っ赤になりジンジンして大変な事になるらしい。
泥棒顔のＭ、見て見たい！飲め！と無茶を言ったけど断固拒否されました。
それにしても二つって。どんだけノドが乾いてるんだい。

もうその後はいつもどうりバカ話。涙がでるほど大笑い。
特にＳちゃんの天然っぷりが可笑しくて。
先日会った男子同級生とは中２の時に同い年で・・・などと言い出し、一同噴出す。　どうやら同じクラスで、と言いたかったらしい。　ほんと可愛いＳちゃんです。

その後、値段設定がちょっと高めのお店に移り、美味しい物を頂いて笑って笑って早めのお開きです。
なんせＴんちの子が20分置きにメールを送ってきます。早く帰ってきてとは書いてないらしいけど、まだ甘えたい盛りなので仕方ないですね。
Ｍも飲めないことだし。

今度は渋谷の「美登利寿司」に行く約束をして「バイバイ　またね」
楽しい夜でした。

「光の帝国 常野物語」 読了。

恩田陸著。
前々から読みたいと思っていた本です。

さまざまな事柄を全て自分の中に「しまい」、忘れない力を持つ人。
人の心が分かる力を持つ人。
人の未来が分かる人。
遠くの音を聞ける人。
さまざまな能力を持ちながら、極めて温厚。権力を持たず、群れず、地に溶け込んで生きている「常野一族」。

10の短編でそれぞれの話が展開されながら、さりげなく繋がっています。
場所を変え、時代をまたぎ、時に彼らを殲滅させようとする強大な力に襲われ、残酷な結果となっても、そこには必ず未来に繋がる灯りが灯されて、話が紡がれていきます。

私の好きなジャンルのお話なので、すぅーと入ってきました。
楽しみながら、悲しみながら、あっと言う間に読み終わり、読み終わってしまったことが残念なくらい。
私はこの本、大好きです。

特に「大きな引き出し」と「国道を降りて・・・」がいい。「光の帝国」の岬ちゃん、幸せになって欲しいなあ。
でも、これから「常野一族」には大変な事が待ち受けているようで。

自分に特別な能力がないことに感謝します。
これ「七瀬ふたたび」を読んだ時にも思ったなあ。

久しぶりの泣きじょうご。

昨日の夜は夫と子供のおごりで家族で飲みに行きました。
「母の日」ということで。

巷は「花金」。(最近、次男がこの言葉を実感しているようです。プフッ)
予約もせずに行った店は大変な繁盛ぶり。
ゼミコンパの隣に座らされてしまい、向かいに座っている息子達の声が聞こえない。
お店の方にお願いをして、静かな場所に移動できたのは一時間後。
やっとゆっくり話せる頃には、ピッチの早かった私は酔っ払ってきていました。
ちょっとしたことで泣きがはいり、(最近はめったにないんですが・・・。昔々は泣き上戸でした。)最後は大笑いしていました。
なんてメンドクサイ母親でしょ。
でも久しぶりだったのでとても楽しかった
いっぱい喋れたし。

酔っ払った時の事を後悔していては、生きていかれないので今朝は全然知らん顔しています。

「水上のパッサカリア」読了。

海野碧著。日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作らしいです。

ある湖畔に「奈津」と住み着いた得たいの知れない男「大道寺勉」。
三年後「奈津」を交通事故で亡くした彼に元の仕事仲間からの誘いが・・・。

読み始めたとき「これ、ミステリーだよね？」
大道寺の冷静な目で「奈津」との生活やら出会いやらが綴られており、ちょっとハードボイルドな恋愛小説？それにしては大道寺の生活ぶりが思わせぶりだけど。
いかに「奈津」が可愛らしく心根が優しいのかが十分すぎるほど伝わったところで(私はあまりにも自分に自信が無さ過ぎて怯えた感じの「奈津」に少々疲れましたが)やっと話がミステリーらしくなってきます。ちょっと長いんじゃない？

「大道寺」は昔の仕事仲間「始末屋」に誘われて東京にもどるが・・・。

うーん・・・。ミステリーの部分は少ないし弱いかな。
「始末」にしても、調べ上げてもらった物を元にオバサン一人を脅しただけだし。
ハードボイルドではあるけれど、自分で言うよりは人と関わるのが嫌じゃなさそうね。大道寺さん。
圧倒的に強いというのは私の好きなヒーロー像ではありますが、その分ハラハラドキドキできないんですよ。
最後の大どんでん返しというのも、さほど意外性のあるものではなかったし。

面白くないわけじゃないけど、そこそこでした。なんか物足りないよーな。

私的には東京の地名が馴染み深い場所が多かったことと、「ケイト」が可愛いところが一番印象に残っているかも。

ワンコ 大丈夫そう。ホッ

昨日の午後から元気がなかったワンコ。
夜遅くなるにしたがって、復活してきました
でもまだ心配だから、今日のお散歩は私が行きます。
長男「そっか～。俺が行くつもりだったけど、お母さんが心配で行きたいんならしょうがない。散歩の権利を譲るよ。」なんて、本当は出来たら行きたくないくせに
まあ仕方ありません。やつも深夜バイトあがりの5時ごろから行くので、できたらパスして早く眠りたいのは無理もない。

日中は暑いほどの気温になると言うので、早起きして6時からお散歩。
ワンコ、元気
珍しく、よそのワンコとも仲良く出来ました。(いつも吠えられちゃうんだな。なんでだろ。)
ただ、やはり暑いのか、帰りは三度ほどストライキ。日陰で寝転んでなかなか動いてくれない。

帰ってきても、トイレのスリッパを咥えて威張って歩いたり、ベランダから外を見せて～と甘えたり、いつも通りのワンコに戻っていました。

もしかして昨日元気がなかったのはお腹が空いてただけだったりして・・・？

ワンコ、大丈夫？

ワンコが変。
私の膝に完全に乗っかり、抱っこされたまま動こうとしません。
もう洗濯物を畳まなくちゃいけないのに・・・。

こういうときのワンコは何かが怖いか、具合が悪いかです。
お散歩中、ウンチがうまく切れなくてお尻が痛い時とか、足に棘が刺さったり、ガムを踏んじゃったりすると「助けて～」ってこんな状態になります。
でも家の中だし。

どっか調子悪いの？
お腹痛いの？
もしウンチを我慢していたら可哀想なので、少しお散歩に出ることにします。

最初は楽しそうにしていました。
大好きな芝犬ちゃんちでは、彼女が出てくるまで、家の前でウロウロ。
いくら引っ張っても離れないで覗いてる。
それじゃ、不審者ならぬ不審犬だよ～
やっと気づいて出てきてくれて嬉しそう。良かったね。

でも、そのあとはもう、足取りも重く、時々立ち止まっては私の顔を見上げてる。
うんちは三回くらいしたけど、元気は回復しません。

風邪でもひいたのかしら。
でも食欲はあるしなあ。
少し様子を見ることにしましょう。

「ビッグ3ゴルフ」「コント55号」風前の灯

今日は面白そうなテレビがないなあ・・・と言う時、我が家では家族全員で楽しめるビデオが何本かあります。

「ビッグ3ゴルフ」何年か分に「パペポ傑作篇」でしょ。復活した「コント55号」の舞台。(この中の「吉祥寺音頭」と言うコント、最高)　それに「猫が好き」
他にもバラエティ何本か。　

ドラマでは「古畑任三郎」シリーズほとんどでしょ。それから「王様のレストラン」全部。
最近、それに加わったのが「結婚できない男」。
ついこの間も、「結婚できない・・・」を続けて4本見ちゃいました。

昨日も魅力的なテレビがなくて「古畑」の「しゃべりすぎた男」「笑わない女」「ゲームの達人」の3本を見ました。
私、「古畑フリーク」とまでは行かないけれど、そうとう好きなんですね～
次男は「王様のレストラン」と「結婚できない男」フリークと言ってもいいかも。
長男は「吉祥寺音頭」のコントを彼女に見せたくてデートに持っていったくらい。(おいおい、一体どこで見たんだよ？)

夫はというと・・・。
今あげた作品も好きだけど、私が留守にしている時は、もっぱら「忠臣蔵」を見ているそうです。なかでもフジテレビで放映したのか一番お気に入りとか・・・。

どのビデオも見すぎてるせいか、そうとう画質がやばくなってきました。とくに「ビッグ3ゴルフ」と「コント55号」。これ以上劣化するまえにDVDに移したいんだけどなあ。

早く、夫がDVDビデオレコーダーを買ってくれますよーに

「ガーデンシティ多摩センター」復活？

毎年5月3・4・5日に多摩センターでやっているイベントです。
私達は開催された当初から行っていました。
とても盛況で、GWの人出ベスト何位かに入ったこともあったんです。
もっともその時は人出の数え方がいい加減だったとか。(笑)

出店もたくさん出て、中央公園の水上ステージで「懐かしのGSコンサート」なんてあったりして。
子供たちはスピードクジやヨーヨーすくい、フワフワランドや熱気球などで夢中になって遊んでました。

でもだんだん尻すぼみになってった。

何年か前に「こどもまつり」というふうに変わり、あまり見に行っても面白くなかった。
うちの子供たちが大きくなってしまったせいもありますが。
地元としては寂しくもありました。

それが何年かぶりに行ってみたところ、また賑やかになっていました。

多摩センターはこのところ、フラワーディスプレイや、クリスマスには華やかなイルミネーションで活性化を図っていますが、その成果でしょうか。

フリーマーケットは大勢の人が押し合っていましたし、ワールドフードレストランなる通りの屋台は「佐世保バーガー」や「タコス」「トッポキ゜」など、普段あまり食べられないものが。

パルテノン大階段下と中央公園に特設ステージがあり、キャラクターショーや、路上ミュージシャンなどのコンサートやダンスパフォーマンスなどがあるようで、人を集めていました。

私達もそぞろ歩きながら、たこ焼きや牛串焼き・イカ焼き・たまこんにゃくなど買い、中央公園で風に吹かれながら昼食～
青空の下で食べるものはなんでも美味しい。

本当は友達のうちでBBQの予定だったのですが、キャンセルになり、それじゃあ・・・と出かけたガーデンシティでしたが、結構楽しかったでっす

「昭和記念公園」 続き・・・

そうそう、「昭和記念公園」の「みどりの文化ゾーン」の会館で「昭和の時代と子どもたち」というイベントをやっていました。
このゾーンに行くのは初めてだったので、なんでしょ？という感じで入ってみたら意外と楽しかった

昭和に活躍したヒーロー達の紹介(川端康成・湯川秀樹・長島茂男・手塚治虫・石原裕次郎・美空ひばりさん　他他・・・)や、昭和の風景写真、家庭用品・電化製品の展示。
私は1ドアの冷蔵庫や、横に洗濯物を挟んで水分を搾り取るローラーが付いている洗濯機が懐かしかったなあ。　扇風機とミシンに至っては、「これまだ実家にあるよ」。どれだけ物持ちがいいんだ。うちの実家は。
昭和の雑誌や着物、オモチャの展示もありました。
思わず「リリアンだ！」と声を上げると、そばにいた奥さんも「え？リリアン？」
解説の男の人が「私が小学校の頃とても流行りまして、男の子もやったもんです。これ私のなんですよ。」ですって。
「ずっと持ってられたんですか？」と私びっくり
私もずいぶん熱中しました。紐が丸く編まれていくだけなんだけど。

ともかく懐かしいもの目白押しでしたよ
なんて、まるで「国営昭和記念公園」の広報のようになっちゃいました。

画像は軽三輪ダイハツ・ミゼット。夫がやけに懐かしがっておりました。私はそうでもなかったけど・・・。左の方が古くて一人乗り、右のは二人乗りでした。

そして夫が奥多摩ウォーキングに出かけた今日は、次男と一緒に高幡不動へ。
本を買いに出かけたんですが(新刊3冊、文庫1冊、コミック1冊　合計6000円近くも買ってしまった　でも読みたかったものばかり。楽しみ～。)、ついでに不動尊に行って、近くにあった新撰組の記念写真用の顔の部分が丸く空いていて　そこから顔をだして写真とるやつ、あれで撮影して来ちゃった。アハッ。