あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

母、病院受診

2013年06月20日 | 日記




母の左膝が腫れて熱を持っているので病院を受診することになった。
義妹が介護タクシーを呼んでくれて、母、車いすに乗ったまま移動。
この病院はかつて母のかかりつけだったところ。
母は整形外科のS先生が大好きで、いつも「あんな優しい先生はいない」と褒めていた。
その先生に今日は診てもらうことになった。

意識朦朧として、車いすに項垂れて座っている母。
長い待ち時間にも、もう「疲れた」という気力もない。

レントゲンを撮ってやっと診察の時が来た。
「S先生に会えるよ。しっかりして診てもらおうね」というと母の表情に変化。
精一杯の気力を出して先生と対面。

「○○(母の名前)です。母は先生のファンだったんですよ。良く先生の事を褒めて話してくれていました」と言うと
S先生が驚いたように母を見て(あまりに今はやつれているので・・・)
「○○さん、久しぶりですね。○○さんには僕は『耶馬美人』を頂いたり、良くして頂きましたね。娘さんが書いた本も貰ったりしましたね。」と懐かしそうに話しかけて下さった。
母もこの瞬間、当時の事を懐かしく思い出したに違いない。さぞ嬉しかったことだろう。

膝はかなり腫れていて、注射器で溜まった『水(関節液)』を抜き、痛み止めを注入。
「これで痛みも減り楽になるでしょう」
S先生は優しく丁寧にいろいろ説明して下さった。
『偽痛風』の疑いがあるとの事。
(『偽痛風』はピロリン酸カルシウム(CPPD)の結晶によっておこる関節炎。)
1週間後にまたもう一度受診することになった。

受診は、母にとってエネルギーのいることかもしれないが、母はこの機会を嬉しく思っているのではないかという気がする。

一緒に病院に付き添ってくれて、あれこれ親身に世話をしてくれた義妹と私の夫に心から感謝。
これで母の体調が快方に向かえばよいなと思う。