30代の頃同じ職場だった人たちと久しぶりに新年会(昼食会)をした。
4~5年に1度くらいの間隔で続いてきた会。
会えば当時を懐かしみ、いろいろなエピソードで笑いの花がいつも咲いた。
ところが今回はかなり衝撃的だった。
先輩二人(女性)は86歳と85歳になられていて
86歳の方は幾分認知症気味。
85歳の方はかなり耳が遠くなっている様子。
友達が二人を迎えに行って連れてきてくれたが、かなり大変だった様子。
耳が遠くなられた方の方(85歳)は、「あれも持って行かなくては、
これも持って行かなくては」と
何度も家を出入りして必要ないと思われる袢纏など荷物をたくさん持ってこられ
なかなか出発できなかったとのこと。
次に86歳の方の家を訪ねると、会がある事を認知していなくて
全く支度していなかったという。
事前に電話したら息子さんが出たので、同居しているものと思っていたら
その息子さんは県外に住んでいて、
不審者(悪質詐欺)と判断して警察に連絡。
警察が来て、いろいろ尋問されたとの事。
詐欺被害にあって、警戒中という状況のようだった。
二人ともとてもしっかりした方で特に86歳の方は
潔くて肝の座った姉御肌の人だった。
ダンスなど趣味が多くて、人生を大いに楽しんでいらっしゃる様子だったのに・・・。
久しぶりに会えたことを懐かしく嬉しく思ったが
老いた二人を目の当たりにして
一抹の寂しさを感じた。
20年後、私はどうしているだろうか。
諸行無常・・・。
20年後の私を垣間見たような気分になった。
帰りは85歳の方を私が・・・86歳の方を彼女が車で送って行った。
女性4人男性1人のささやかな新年会・・・
お二人のご健勝を祈ると共に
今を存分に楽しんで生きようと思った。
(※今朝も海に行った。雲が垂れ込めていたので
写真を撮るのを諦めた。)