朝、何気なくテレビを観ていたら「断捨離」に関するような事が放送されていた。
年をとると思うように体が動かずいろいろ整理するのも大変になるだろう。
元気な今でも掃除・整頓、なかなかできていない。
今日は雨だし、何か気負わずできることがないだろうか。
そこで思いついたのが写真(アルバム)の断捨離。
写真がいつの間にか溜まってアルバムも自分の分だけで20冊くらいはありそう。
しかし、私が亡くなった後の事を考えると、これは処理に困るものではないかと思う。
実際、義母が亡くなった後、義母のアルバムの処理に困り
そのアルバムを義姉に預け処理してもらった経験がある。
写真はお気に入りが1~2枚あれば良い。
それだけ残して、後は思い出として、脳裏に残せばそれで良い。
そういうつもりでアルバム整理を始めた。
ところが、1~2枚にしぼるには今はまだ過去に対する思いが強すぎる。
それでもアルバムから剥ぎ取り、捨てるもの、とっておくものと仕分け。
昔のアルバムは角を三角の写真留め(?)で挟んでいるので外しやすかった。
しかし、その後、フィルター(?)で写真を挟む形式になり、それが思いのほか剥ぐのが大変。
写真を剥ごうとすると写真が台紙にくっ付いてなかなか剥げない。
気に入ってとっておきたい写真も破れてしまう。
作業が手間取って進まない。だんだん嫌になってきた。
愚痴っていると娘が「お母さん、アルバム、そのままにしておいてもいいよ。
お母さんが死んだら私が全部捨ててあげるから」と言う。
渡りに船。「ホント、全部捨てていいからね」と言って断捨離中止。
空にしたアルバム3冊と写真を引き裂いてゴミ袋へ。
アルバムには止め金がついていたりするのでそれを取り外す作業もいる。(分別が必要)
「捨てる」って簡単に言うけど、いざ、捨てるとなると、結構手間がかかる。
昔のように風呂の焚き付けなどで燃やせれば簡単なのだが今はそんな時代ではない。
整理する側(娘)の事を思うともう少し冊数を減らしておいた方が良いかなと思うが
くっ付いてなかなか剥げない写真を思うと億劫だ。
何か良い手は無いのかな?
※写真をたくさん撮ってアルバムにして下さった上司がいる。
いつの間に撮ったのか気付かぬうちに撮ってくれていた。
その写真のどれもが楽しそうにしている。
横向いて写っている写真も、隅の方に写っている写真も笑っている。
あの頃、楽しかったな。充実していたなと思う。
アルバムをくださった上司が無性に懐かしくなり電話した。
79歳になられ今は『老老介護の生活』という上司としばし思い出話をし、
当時を懐かしんだ。
(※最初の写真、アルバムで見つけた。
子どもが小学生だった頃
紙粘土で作ったもの。
当時はもう少し上手に作れたような気分でいたのだが
今見れば欠点が目につく)