あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

お雛様仕舞う

2015年03月09日 | 日記

 

お雛様を仕舞った。

・・・と言っても今年は段飾り雛を出していないので仕舞うのは簡単。

お雛様が無くなると、置いていた場所がちょっぴりさびしく感じられる。

少し模様替えをしよう。

 

 

帯を引き出し、玄関の靴箱の上に敷いた。

この帯は母に貰って、お茶をちょっと習っていた時

締めたことがあった。

もうこれからこの帯を必要とすることは無いだろう。

思い切って靴箱の上に敷いてみた。

(今までこの場所に敷いていた帯は少し汚れが目立ってきたので

手洗いで洗濯してみよう。綺麗になるかもしれない)

 

 

帯探しの過程で、私が子どもの頃着た着物が出てきた。

今まで断捨離を何度かしたが、この着物はなかなか捨てられない。

何か用途は無いかとしばし考えたが、幼い自分の幻影が重なり

この形を壊すのは躊躇われる。

裏地にシミがあるのでこれを誰かに頼んで縫い直して貰おうか?

しかし、そうする必要性があるのか?

しばし自問自答。

またそのままタンスに仕舞った。

 

なにか訳も分からない布切れも出てきた。

これを何故私が持っているのかもわからない。誰に貰ったのだろう?

あまり好みでもないのに・・・。

漫然と見ていて「おや?いったいこれは何の模様?」

よく見るとプリントが鮮明ではないが帽子と剣のようだ。

 

 

あれ、これは戦闘機ではないか?!

戦時中の物なのか?

でも「Soldier gun」英語が入っている。

この意味を検索してみたら「軍人・陸軍」とあった。

この布地はいつ、どういう人が着るのに使われたのだろう?

戦時中に英語入りのものを着るはずはない。

戦後、こういうのが流行ったことがあるのか?

それとも・・・???

歴史に詳しい人ならある程度推測できるかもしれないが 

私の教養範囲ではこの謎に迫ることは難しい。 

何となくこれも捨てがたくてまたタンスに仕舞いこんだ。

 

わずかばかりのお雛様を仕舞う事からあれこれ思いがけない方向に

発展し、思いを馳せたりした。

 

今回靴箱の上に置いた帯、それを見て娘はなんというだろうか?

「良くない!」と一言言われ、また仕舞うことになるかもしれない。

(外出中でまだ娘は見ていない)

今までのに比べたら、ちょっと浮きすぎているような気もしないではないが・・・。