夫は忍耐強く、感心するほどよく働く。
昨年は暑い中、畑仕事をし過ぎて熱中症になり命の危機を感じ
救急車を呼ぼうかと心配するような事態もあった。
(全身汗だく・顔面蒼白・力が入らなくなり家の中に倒れ込んだ。意識がもうろうとしていた。
スポーツ飲料を飲ませ、頭や首、わきの下などアイスノンや氷嚢で冷やして
何とか回復させることができた。)
そういう事があったにもかかわらず、一向に熱中症に注意しない。
外で仕事をするときは水筒を持参するよう勧めれば
「お前は要る世話はやかんで要らん世話ばかりやく」と返ってくる。
このことばは夫の私に対する枕詞のようなものなので
もしくは「アイラブユー」
くらいの気分で聞き流している。
しかし、なんとしても熱中症対策はしてもらいたい。
命に係わる!
今日は以前住んでいた家の裏の空き地の草刈りや庭木の剪定をするという。
ステンレスボトルにスポーツ飲料を入れて持たせようとすると
いつものセリフ(「要らん世話を焼く」云々)
「持って行ってよ!」「要らん世話!」・・・
決して仲が悪いわけではないのに朝から口論。
「頑固者~!!!」
気になって冷やしたタオルやアイスクリーム、アイスノン、
スポーツドリンクなど持って様子見に行ってみた。
裏の空き地の草刈りを汗だくになりながらしていた。
空き地の草刈りの後、庭木の剪定をしようと思うというので
「それは別の日にして今日は草刈りだけにして」と注意。
久しぶりに来たこの家・・・
数年前、道にはみ出している分の枝を夫婦で剪定し
無残な状態になっていたのだが今は道路側にもまた枝葉を付けていた。
丈も随分伸びている。
この木の剪定も一仕事あるなと思いながら家に帰った。
ところが夫は昼時になっても帰って来ない。
倒れていないだろうかと『要らん世話焼き妻』は気になって
また車を走らせ様子見に行ってみた。
すると私の前を行く車が、私の行こうとする方向へ行く。
よく見ると夫の車だった。
「どうしたの?」と声をかけると
「お前が持って来て置いていった水筒を忘れたので取りに戻った」と迷惑顔。
忘れるほどの存在だった水筒・・・きっと飲まなかったのだ・・・
案の定、水筒の中身が減っていなかった。
あー、不用心で困る!変なところに頑固なんだから!
いつまでも若くはありませんよ!
(※夫、決して機嫌が悪いわけではなく、いつもこんな調子。
健康面に無頓着すぎて困る!)