のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

のろかめ日記 11月5日 朝鮮通信使行列と成長した教え子

2019-11-05 16:46:00 | 日記





11月初めの三連休は、秋が深まり,心地よい空気の中
朝鮮通信使行列への参加、ポラン亭主の昔の教え子さんの
来亭と、楽しい時間を過ごしました。

まず土曜日は,おもてなしの天ぷら材料を釣りに宝伝港へ。
前回よりやや大ぶりなハゼが10匹です。
1匹は釣れた魚の針を外してる間にバケツからジャンプで
大脱出,海に帰ってしまいました。
さばいたハゼはお酒をまぶして冷蔵庫に保管。

翌日の行列参加と2人の来客への期待に胸膨らむ夕食は







①ポークソテー蓮根ソース、②ブリごぼう、③ほうれん草ともやしのナムル

①蓮根は近くに栽培地があるらしく、産直コーナーですごく安いです。
大阪で買うより形や大きさは不揃いで、節や芽を除く下処理が手間だけど
歯触りも香りも味の濃さも、素晴らしい。
合わせ調味料にすり下ろしを加えて、焼いたお肉に絡めるように少し
煮詰めます。トロトロになります。美味!

②ブリごぼうは、ごぼう入りの荒だき。ブリの良い味を吸ってごぼうが主役級
になるし、ごぼうの力強い香りがブリのくさみ消しにもなる、相互作用。
しょうがも山椒も使わず、旨味が完結してます。

③ほうれん草の茎と葉っぱ,もやしは時間差をつけて同じ鍋で茹で、
水気を絞って、ニンニク、ガラスープの素,ごま油で和えます。
野菜がたくさん取れるヘルシー食で、素材はあるもの適当にして
いつでも食べたい一品です。

次の日に備えて少なめ三品だけど、満足度の高い夕食でした。



翌日の朝鮮通信使行列は、牛窓が昔寄港地であり,港近くのお寺が書簡の交換
や宿舎として使われていた事を記念して行われるお祭りです。
世界記憶遺産にもなった朝鮮通信使ですが、昨今の嫌韓を煽る世情により友好
関係が危うく感じることがあるせいで、お祭りの実施の決定が遅れました。

去年見学に行って、来年は絶対行列だと心待ちにしてたので、観光案内所や
公民館で夏から何度も申し込みについて尋ねていました。
実施そのものがまだ確定できないと言われていたのですが
ようやく見本刷りのチラシのコピーを手に入れたのが9月末、
片面コピーを貰ったので裏面の申し込みフォームを見ないまま
連絡先に留守電を入れる、メールを送る、でした。

ちゃんと届いていて参加要領は1週間前に送られてきました。



 
まずは公民館で受付。参加賞(まつり寿司)の引換券をもらい、着替え場所に
移動です。自分の名前が書かれた袋の中に衣装が入っています。

早速着ようとするも、、、入らない!
サイズがあるようなのですが、袋には書かれてなくて、
大きそうなのを探してスタッフさんに交換お願いしました。
申し込みの時に選べるようにして、袋にも表記しといたら良いな。

逆に、細身の女の子がブカブカで着られないと泣き出すシーンも。

和服のようにワンサイズで紐で調節とはなっていません。




無事着替えが済み



公民館の屋根から集合記念撮影。
後日送ってくれるのです。








そしてパレード、船でやってくる通信使を出迎えに港まで。




写真を撮ったり撮られたり。






港で出迎えた使団をお寺まで見送ったら終了です。

海遊文化館で私服に着替えたら、出島マルシェで参加賞を受け取り
出店でおやつを買ったりして昼食にしました。









チーズハットクと言うものを初めて食べました。
アメリカンドックみたい。ポラン亭主が食べてるのはホットク。
くるみあんが入ってました。美味しいですねえ。

トッポッキやチヂミも食べたかったけど大人気で早々に売り切れ。

コスプレ&グルメと言うだけでなく、昔々から海外の隣国として
お互いに尊重しあったやりとりをしていた証の朝鮮通信使の遺産に
触れることで、文化を感じることができた貴重な体験でした。

そしてポラン亭に戻り、お客さんを待ちます。

やって来てくれたお二人は





去年の備前焼まつりの日に来てくれて以来、一年ぶりです。
高校の同級生でポラン亭主の生徒さんでした。

1人はチェロを習っていて、聞かせてくれるために楽器を背負って来亭。
1人は絵描きさんで、去年リクエストした桜の頃のポラン亭の絵を描いて
お土産に下さいました。

何十年も前の学校の先生なのに、親しく訪ねてくれるだけでも感動ですが

「次はチェロを聴かせてね」
「今度絵を1枚描いてくれる?」
と、気軽に口にした事を、ずっと忘れずに誠実に実現してくれました。

本当に教師冥利に尽きるのではないでしょうか。

公私共に、超が付く多忙な日々を過ごされ、埼玉と大阪で予定を工面し
やっと漕ぎ着けた貴重な貴重な、夜会です。












前日釣ったハゼと、キス、蓮根の天ぷら。塩と地元産レモンで。
キンメダイのお造り。この時期だけのお醤油「龍野の刻」で。
カブとマッシュルームのグラタン
アンコウ鍋
地元素材なんですね〜と喜んでくださり、よく食べて、
よく飲んで、よく眠りました。




夜は歌って盛り上がったので、ポラン亭主のヴァイオリンコンサートは翌朝。

そして、それぞれの家族とお仕事の元へ帰って行かれました。

濃い時間を過ごして、幸せです。

教師の仕事って、毎年の評価なんて下せるものじゃなくて
そのあと何年もお互いに違う時間を経て、その先で心がどれくらい寄り添っているかが値打ちなんだなあ、と思いました。

改めて、ポラン亭主は良い仕事をされました。グッジョブ(╹◡╹)♡。

紅葉



レモンの成長と新しいつぼみ





深まる秋を楽しみたいです。














最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
学ぶこと教えること (ポラン亭主)
2019-11-05 21:40:39
彼らは55歳になるので卒業して40年近くになります。現役時代、これといったことも教えていないのに今もこうして会いに来てくれるのは本当にありがたいことです。「教えるとは共に未来を語ること」はフランスの詩人アラゴンの言葉ですが、声高でなくても互いに現在を未来を語り合うことで学び合うことになったのではないかと思います。ポラン亭はいろんな人を結びつける場だと改めて感じています。
返信する
Unknown (mutoyu)
2019-12-03 23:53:31
おいしそうなハゼが目にとまりました。大つぶがそろっていてうらやましいです。素材のお料理、 僕にもできるものはないかなぁ、と思いながら見ています。
返信する

コメントを投稿