早期に糖尿病と診断され、一度医療機関を受診しても、その後通院を中断し、重症の合併症が起こってから再度受診する場合が多い。
そこで、厚生労働省の研究班は、糖尿病の治療中断の実態を調べるために調査を進めている。治療中断についての調査は国内外で少なく、全国規模の調査は今回がはじめてではないかとしている。
研究は、厚生労働科学研究「患者データベースに基づく糖尿病の新規合併症マーカーの探索と均てん化に関する研究―合併症予防と受診中断抑止の視点から」(研究代表者:野田光彦氏)の成果だ。
その上で、診療支援群には、予定日に受診しなかった場合に電話や手紙で積極的に受診を呼びかける、検査値の目標達成度をフィードバックする、支援セン ターが食事と運動のアドバイスをし、患者を励ますなどの指導を行った。一方、通常診療群には特別な対応はせず、通常通りの診療を行った。
期間中に治療を2ヵ月以上中断した患者は、診療支援群では30人(3.04%)、通常診療群では105人(8.25%)だった。診療支援を行うことで、 治療中断率は62%減少したことが明らかになった。また、支援を受けた患者は血糖コントロールもより改善しており、HbA1cは平均0.17%、随時血糖 値は8.15mg/dL低下していた。
支援を受けなかった患者が治療の中断した理由として多かったのは、「仕事(学業)のため、忙しい」(24.6%)、「医療費が経済的に負担」(15.8%)、「体調が良い」(10.5%)、「今通院しなくても大丈夫だと思う」(7.0%)だった。
治療を中断した患者は、合併症を発症してから、受診を再開することが多い。年間26万人、10年間で260万人の受診中断を防ぐことで、かなりの数の合併症を予防することができるようになる。
「糖尿病の治療では、転医や病診連携も多いので、医療施設だけで受診中断を減少する対策をするのは難しい。病院や診療所以外でも、地域の実情に合わせて 受診を促す仕組み作りが求められる。受診チェックと受診勧奨に加え、マンパワーによって療養指導も行い、モチベーションを引き出す方法を考える必要があ る」と、研究者は述べている。
今回の研究は、日本医師会の全面的支援を得て行われた厚生労働科学研究「糖尿病予防のための戦略研究」の課題2「J-DOIT2」の成果をふまえ、糖尿病患者の受診中断を抑制するための方策をさぐる目的で行われた。
J-DOIT2は、かかりつけ医として活動する医師とその外来糖尿病患者を対象に、患者に対する受診勧奨と、電話や手紙による生活指導と、医師への診療内容のフィードバックによって、どれだけ受診中断を抑制できるかを検証した研究だ。
治療中断の理由として、
▽仕事が忙しくて時間をとれない。
▽糖尿病は自覚症状が乏しいために治療の必要を感じない。
▽医療費の経済的な負担が重いと感じるケースが多いと分析している。
・ 受診中断は男性で仕事を持っている人に多い傾向がある。
・ 高齢者に比べ、若年者(50歳未満、とくに20?30歳代)で受診中断が多い。
・ 血糖コントロールの悪い人(HbA1cが8%以上)、または、かなりよい人にも多い。
・ 過去に受診中断をした人の受診中断率は高い。
俺の事じゃん(`;ω;´) 通院もせず薬も飲まず・・・・そして入院。(1年前)
でも今回は毎月受診してます(`・ω・´)
病院に行って、よく言われる事、
お婆ちゃん 「お兄ちゃん、どうしたん?」「どこか悪いの?」
俺 「はぁー、糖尿病で・・・」
お婆ちゃん 「まぁー、若いのに・・・」
俺 「・・・・・(`;ω;´)」
それでも、今回は月一病院に行っている。(`・ω・´)キリリリリッ
ヘモグロビンA1cも、7.2までに下がってる。 皆さんも、忘れず病院に!(`・ω・´)
運動と食事制限頑張ってます。(`;ω;´) 辛いけど・・・
最後までご覧頂きまして、ありがとう御座いました。