りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
お酒に趣味に好きな事をして 我が老後まっ盛り! 花盛り!

 一枚のプリント

2015年03月13日 | 暮らし
平成27年3月13日(金) 時々粉雪


 きょう3月13日は、札幌市立中学校の卒業式でした。
わが家は、とうに昔の事となってしまいました。

私 毎年この時期になりますと、机の引き出しが気になります。

 息子が中学卒業の際にいただいた 一枚のプリントです。
20年以上の時を経ております。






全文です。

          飛躍           最終号

春の ひさしの中を 胸をはって卒業していきます。
さよなら 元気でね。

          アルバムの中で 君たちは 笑い声を あげて 静止しています。
          君たちの青春の輝きは 今のままで 〇〇中学に
          永遠に 記憶されるのです。 私たちの心の中に。
             ーーあの かげりのない笑いのままで。


青春の輝きをいつまでも 持ち続けて生きて下さい。

          つらいことがあって つまづきそうになった時
          鏡に映る自分が 暗く 絶望の日に変わった時

アルバムを開いてください。
アルバムの中の明るい自分を見つめて 青春の輝きを とりもどすのです。

          相談に来てください。
          先生方と 君たちとの かかわりもまた 永遠です。


学校は 永遠に 君たちを やさしく つつんでいます。
学校は 常に 君たちの母です。  だから母校です。

          学校で 学んだ芽が どんな風に 花開くのか
          それを 楽しみに 先生方は 遠くから 見つめています。


元気に さよならって 言って 校門を 出ていってください。
しばらくは ふりむかずに 前だけを見て進んでください。
  
          ふりむいてくれないのは さびしいことだけれど
          若者は やはり前だけを見て進むのが にあっています。
          しばらくは ふりむかずに進みます。


先生方は君たちに たくさんのことは できなかったけれど
誠実に生きることの大切さだけは わかってもらえたと思っています。

          いいえ 泣いているのではありません。 春の光の雪の反射が
          とっても まぶしいのです。      さよなら 本当に元気でね




少し色あせてきました。
 
   
年に一度だけ たった一人だけの眼にふれているであろう 一枚のプリントです。
 

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