令和4年2月14日(月)
区の図書館からお借りしていました
角田光代『神の月』完読
初作家さんです。
1億円近くの横領
そのきっかけは、世間でよくある年下の愛人のため
起 文中より、
・・・買い物をしてから気づいた。それはたとえば、
黒や茶といった着回しのききそうな無難な色の服ではなく、
洗濯機で気軽に洗える服ではなく、夏物セールの札がついている服ではなく、
見るからに高価そうで、光沢の入ったり色鮮やかだったり華やかだったりする、
今までめったに手にしたことのない服ばかりだった。
承 ・・・
転 ・・・
結 文中より、
・・ご旅行ですか。と、今や目の前に立つ男は訊く。
流暢な日本語だが、明らかにタイ人である。
ええ。梨花は笑ってみる。
パスポートを拝見させてもらっていいでしょうか。
男はにこやかに言う。 ああ、きたきた。
バァバ的には、
銀行での横領事件の定番話でしたが、
意外や、犯人側からの物語は初めてかな?
心の動きが事細かに描写されて最後まで読み終えられ.たものの
タイトルの『神の月』とは?
未だ 内容と結び付けられぬままなのですが、・・・