令和2年7月22日(水)
区の図書館からお借りしていました、
宮本輝『骸骨ビルの庭』上下巻 完読
あらすじ
大阪十三に、退去命令の下った 通称骸骨ビルがある。
未だ骸骨ビルに住み着いている戦災孤児たちを
立ち退かせるために送り込まれた管理人との物語
骸骨ビルの一室で寝泊まりし 物語は日記方式で進められていく。
管理人 八木沢省三郎は、住人からヤギショウと呼ばれ、
足音だけで誰かが判るまでに
やがて 骸骨ビルの庭を耕すことになるが・・・
タイトル 『骸骨ビルの庭』とはビルの中庭の畑のこと
この庭からも物語が、
ミステリー的には始まりますが、
推理小説の類ではないので上巻での謎が
下巻で謎解きあったりというわけではない、
読むには十分な手ごたえありの
宮本作品でございました。