先月からGoogleの衛星画像地図ソフト「Google Earth」で、古地図も表示できるようになったというので、遅ればせながらやってみた。「Google Earth」では、今の実映像に重ねて16種の古地図が見られる、という。
どんなものかいな?インターネット上での記事でみると、面白そう...
「米Googleは13日、3D衛星画像地図ソフト「Google Earth」に4つの特集コンテンツを追加したと発表した。これまでもディスカバリーチャンネルや国連環境計画などの特集コンテンツが提供されていたが、さらに多くの教育的情報が追加されることになる。
追加されたコンテンツの1つは、古くは17世紀にまでさかのぼる古地図を集めた『David Rumsey』コレクション。David Rumsey氏は地図収集家として著名な人物だ。このコンテンツでは、1680年から1892年までに世界各地が描かれた16種類の歴史的地図をGoogle Earthの現在の状況と重ね合わせて見られる。カッシーニが1790年に描いた地球、1787年に描かれたアフリカの地図、1710年に描かれた日本と中国を含むアジア地域の地図も含まれている。この地図を見ることにより人々の地理的な認識が時間とともにどのように変化していったかを観察することができる。 」
(見るには?:[Google Earth]R-4β版は当然要りますね、上記機能は日本語では不可なので「英語」環境にする。Windowsでは、[Google Earth]メニューバーのツール→オプション→「全体」にて「言語設定」を「英語」に、そして「Google Earth」を2回起動すると、Layersパネルが現れFeatured Content→Rumsey Historical Mapsから古地図を選んでクリック...やってみよう!)
さて、実際に見てみると...まあ、古地図というのも面白いことは面白いが...日本ならば、どうせなら伊能さんの地図を重ねてみたいと思った。
1787年の南アメリカの地図ががほぼ正確なのは感心。それに比べ、1710年のアジアはなんとも形もなさない。都市の地図ではさすがに1843年・ロンドンは精密、1836年・ニューヨーク、1853年・サンフランシスコは一部地域の断片のみ、1680年の江戸の地図は伊能以前なので残念だが、同時代のヨーロッパの首都なみの精度と思われた。
1790年の全世界「World Globe」、このころにはわが人類はほとんど正確に5大陸の位置関係で地球を把握したことが分かる。
1800年代初期の時期に、一国の全図について「伊能地図」のような正確な地図財産を有した国はあったのだろうか。1年前、伊能忠敬研究会の渡辺一郎さんが掘り起こされた伊能忠敬の中図、大図と事跡の話を書いた。日本全図の最終的な完成図「大日本沿海輿地全図」の完成・幕府提出は、忠敬の死後3年余の1821年に成り、以降百数十年の命を有し日本の地図の基本になっていた。
さて、Google3D画像表示というのも...わが家付近は1軒分ずれている。なんでだろう?気楽に遊んでいるうちはいいが...なんでも本当の役に立つためには隠れた努力がいるのだなあ。
月初めまでしっかりしていた老母の言動も、先週急に時間と空間を飛び超えはじめ、こんなことをして遊んでいる状況ではなくなった。あしたも病院に...
どんなものかいな?インターネット上での記事でみると、面白そう...
「米Googleは13日、3D衛星画像地図ソフト「Google Earth」に4つの特集コンテンツを追加したと発表した。これまでもディスカバリーチャンネルや国連環境計画などの特集コンテンツが提供されていたが、さらに多くの教育的情報が追加されることになる。
追加されたコンテンツの1つは、古くは17世紀にまでさかのぼる古地図を集めた『David Rumsey』コレクション。David Rumsey氏は地図収集家として著名な人物だ。このコンテンツでは、1680年から1892年までに世界各地が描かれた16種類の歴史的地図をGoogle Earthの現在の状況と重ね合わせて見られる。カッシーニが1790年に描いた地球、1787年に描かれたアフリカの地図、1710年に描かれた日本と中国を含むアジア地域の地図も含まれている。この地図を見ることにより人々の地理的な認識が時間とともにどのように変化していったかを観察することができる。 」
(見るには?:[Google Earth]R-4β版は当然要りますね、上記機能は日本語では不可なので「英語」環境にする。Windowsでは、[Google Earth]メニューバーのツール→オプション→「全体」にて「言語設定」を「英語」に、そして「Google Earth」を2回起動すると、Layersパネルが現れFeatured Content→Rumsey Historical Mapsから古地図を選んでクリック...やってみよう!)
さて、実際に見てみると...まあ、古地図というのも面白いことは面白いが...日本ならば、どうせなら伊能さんの地図を重ねてみたいと思った。
1787年の南アメリカの地図ががほぼ正確なのは感心。それに比べ、1710年のアジアはなんとも形もなさない。都市の地図ではさすがに1843年・ロンドンは精密、1836年・ニューヨーク、1853年・サンフランシスコは一部地域の断片のみ、1680年の江戸の地図は伊能以前なので残念だが、同時代のヨーロッパの首都なみの精度と思われた。
1790年の全世界「World Globe」、このころにはわが人類はほとんど正確に5大陸の位置関係で地球を把握したことが分かる。
1800年代初期の時期に、一国の全図について「伊能地図」のような正確な地図財産を有した国はあったのだろうか。1年前、伊能忠敬研究会の渡辺一郎さんが掘り起こされた伊能忠敬の中図、大図と事跡の話を書いた。日本全図の最終的な完成図「大日本沿海輿地全図」の完成・幕府提出は、忠敬の死後3年余の1821年に成り、以降百数十年の命を有し日本の地図の基本になっていた。
さて、Google3D画像表示というのも...わが家付近は1軒分ずれている。なんでだろう?気楽に遊んでいるうちはいいが...なんでも本当の役に立つためには隠れた努力がいるのだなあ。
月初めまでしっかりしていた老母の言動も、先週急に時間と空間を飛び超えはじめ、こんなことをして遊んでいる状況ではなくなった。あしたも病院に...