釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

東京港野鳥公園

2008年03月12日 21時34分53秒 | お散歩日記/東京地名の話
花には興味があっても鳥にはあまり興味がなかった。
でも都内を散歩していると、バードサンクチュアリーや野鳥園などが公園の一角に設置されているところが多い。
それに最近は大型のサギ類が川岸や上空を飛んでいる姿をたまに見ることがある。
自然が戻ってきているのかなと漠然と思っているくらいだった。

先月はじめ、友達にある場所へ誘われた。
東京港野鳥公園である。



モノレールの流通センター駅から15分ほど、画像のように門もくすんでよくわからない。本当に鳥がいるんだろうかと、入場料を払って園内に入る。今年の冬は寒かったから園には寒々としていた。梅もいまだ咲いていない。
少し歩くと大きな池がある。



池の周りには数人の人がカメラをセッティングしていたり、望遠鏡を構えていたりしている。池には無数のカモが羽を休めていた。そして遠くにはサギが数匹、水の中に立っている。


サギ


カモ

なんとなく双眼鏡やカメラのモニターで鳥を眺めていると、そばにいたおじさんが「あそこにいますよ。」と備え付けの望遠鏡をその物体に合わせて、覗かせてくれた。
その瞬間、その目標は飛び立ってしまった。
「オオタカですよ。サギを狙ってるけど、無理ですね。」

池の向こうは環七、後ろ側は大田市場が広がっている。そして上空には羽田空港を離発着する飛行機がひっきりなしに飛んでいる環境に、オオタカがいるなんって・・・・。
オオタカって、環境保護の目安みたいにいわれて久しいからこれは驚きだった。

その後、オオタカが木に戻るのを待って探すと、望遠鏡の向こうにはっきりと姿を捉えることができた。本当にタカだった。
それから園の中心にあるビジターハウスで指導員の方からも、望遠鏡でオオタカを見せていただいた。(カメラじゃ遠くて無理だった。)そして、ノスリ(小型のタカ)の姿も見ることができた。
指導員の方の説明では、カモを狙って数年前から冬になるとやってくるということだ。それにしても驚きだった。

ゲストハウスの前は海水の池で、ウやサギ、カモなどがたくさんいた。ここはもともと海苔漁場で、陸側の一部に池が残っていたところに野鳥がたくさんいたのを、市民が保護に乗り出し、さらに東京都が埋め立て終わった土地に新たに池を作って公園としたそうだ。私のまったく知らない未知の場所でこんなオオタカとの出会いがあるなんて・・・・・・・、すごい。






陸側には田んぼや小さな池もあって、里の雰囲気を演出している。



200円の入園料は安い。また別の季節に訪れたい場所を発見した。
教えてくれた友達に感謝。


コメント
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