根津美術館に『国宝燕花子図屏風 琳派コレクション一挙公開』を見に行きました。
根津美術館ではこの屏風の公開は四年ぶりだそうです。
でも、国立博物館の『大琳派展』でも公開されていたので、そんなに久しぶりの感じはしません。
だから、今回の展覧会のお目当ては、庭の本物の杜若(燕子花)の花です。
何度も書いていますが、ここの庭は子供のときの遊び場。
その時に杜若が咲いていた記憶はまったくありません。
実際はその当時から咲いていたんでしょうか?
金曜日の昼時、入口には列ができていました。
待つこと10分ほど、入場するなりお目当ての庭園の杜若へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/0d/4cb419a6534c955916898582c231ddd8.jpg)
そろそろ盛りは過ぎていましたが、まだまだ見ごろでした。
これだけ群生した杜若を東京都内で見たのは初めてです。
それも我が家のこんな近くにあるなんて・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/2a/56956d2375893b75359007e6ce65b58d.jpg)
燕子花とは良く名付けたと感心させられます。
ツバメの飛ぶ季節に、濃い紫の花と花の真ん中の一筋の白い色は、燕そのものです。
さて、本来の展示品も見るべきものがたくさんあります。
一番期待していたのが、鈴木其一の『夏秋渓流図屏風』。
酒井抱一の弟子の其一の大作です。
大木の下を流れる渓流が色鮮やかで本当に見事でした。
なかでも今回気に入ったのは、酒井抱一の二作です。
ひとつは『隅田川図』。
「茶の水 花の影くめ 渡し守」という句に
遠くの山と一面の霞み、そして都鳥らしき鳥が小さく三羽。
それだけで、まさしく隅田川です。
表装も美しい掛軸です。
さらに『七夕図』。
「かささぎの さして呼ぶなり 星の竹」という句に
上部に五色の糸を掛け、下には角盥に梶の葉を浮かべた掛軸。
それで七夕を表すという心憎い掛軸です。
どちらも江戸の粋、そのもの。
多くを語らない美がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/86/0e682d5abf387db6572b78e18495eec9.jpg)
根津美術館ではこの屏風の公開は四年ぶりだそうです。
でも、国立博物館の『大琳派展』でも公開されていたので、そんなに久しぶりの感じはしません。
だから、今回の展覧会のお目当ては、庭の本物の杜若(燕子花)の花です。
何度も書いていますが、ここの庭は子供のときの遊び場。
その時に杜若が咲いていた記憶はまったくありません。
実際はその当時から咲いていたんでしょうか?
金曜日の昼時、入口には列ができていました。
待つこと10分ほど、入場するなりお目当ての庭園の杜若へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/0d/4cb419a6534c955916898582c231ddd8.jpg)
そろそろ盛りは過ぎていましたが、まだまだ見ごろでした。
これだけ群生した杜若を東京都内で見たのは初めてです。
それも我が家のこんな近くにあるなんて・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/2a/56956d2375893b75359007e6ce65b58d.jpg)
燕子花とは良く名付けたと感心させられます。
ツバメの飛ぶ季節に、濃い紫の花と花の真ん中の一筋の白い色は、燕そのものです。
さて、本来の展示品も見るべきものがたくさんあります。
一番期待していたのが、鈴木其一の『夏秋渓流図屏風』。
酒井抱一の弟子の其一の大作です。
大木の下を流れる渓流が色鮮やかで本当に見事でした。
なかでも今回気に入ったのは、酒井抱一の二作です。
ひとつは『隅田川図』。
「茶の水 花の影くめ 渡し守」という句に
遠くの山と一面の霞み、そして都鳥らしき鳥が小さく三羽。
それだけで、まさしく隅田川です。
表装も美しい掛軸です。
さらに『七夕図』。
「かささぎの さして呼ぶなり 星の竹」という句に
上部に五色の糸を掛け、下には角盥に梶の葉を浮かべた掛軸。
それで七夕を表すという心憎い掛軸です。
どちらも江戸の粋、そのもの。
多くを語らない美がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/86/0e682d5abf387db6572b78e18495eec9.jpg)