釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

エンジュ 槐

2009年08月07日 18時06分24秒 | 四季の花
真夏は花が少ない季節です。
そんな中で、街を歩いていると道が真っ白になっているところがあります。



上を見上げると豆のような花が咲いています。



花の名は「槐 (エンジュ)」
マメ科の植物で中国原産だそうです。
仏教伝来のころに日本に伝わり、今では街路樹によく植わっています。

白い花がびっしりと咲く様は涼やかで、また散った花はフラワーシャワーのようで美しく大好きです。
最近は道が汚れるので敬遠するむきもあるようですが、陽射しの中で一瞬の涼を得られる貴重な花です。

この木は、中国では大臣の位を現す木だそうです。
中国の漢代の行政官職の総称をあらわす「三公九卿」という日本の「公卿」の言葉の語源になった言葉があります。
その三公九卿のうち、大臣に当たる丞相などの三公は槐の木の前に座り、行政長官である九卿は棘の木の前に座してその位を現したそうです。

ほかにも鬼門よけにしたので、「木」ヘンに「鬼」と書いて「槐」という説も出ていました。

そんな高貴な花だったのですね。
道に白い花が落ちていたら、ちょっと上を見上げてみてください。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-04-21 16:22:57
これはどこでしょうか?
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