いよいよ、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰ってきます
7年前に旅立ってから、長い長い航海でした
早く「おかえりなさい」を云ってあげたいんだけど、予定通りに進行していくのが一番だから、粛々とその時を待ちます。
さて、その「はやぶさ君」の勇姿を私達も見る事ができるかもしれません
頑張りぬいた「はやぶさ君」に全身全霊の「おかえり~」を掛けたいと思います
はやぶさ君は13日夜、日本のはるか上空を通過する予定
13日は全国的に曇りがちだけど、北日本は晴れ間ものぞくといいます。
地球に近づくはやぶさ君は、13日午後7時と午後10時ごろ観測可能とのこと
う~ん、でも東京の天気予報にはマークもあります
日本各地での見え方などは特設サイト http://hayabusa.jaxa.jp/
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/hayabusa_obs.shtml
宇宙教育テレビでは、普段は公開しない管制室や、大気圏突入の様子が中継される 特別番組が準備されています。http://edu.jaxa.jp/yac/
オーストラリアからは、和歌山大宇宙教育研究所が小惑星の岩石が入った可能性のあるカプセルが輝きながら落下する様子を中継
はやぶさカプセルの帰還ライブ中継 http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/news20100613.html
はやぶさ君の最後の1日はこのようになるとのことです。
「はやぶさ」は再突入の約3時間前に、高度約6万kmでカプセルを秒速10cmという遅い速度で分離します。
その後ウエスタン・オーストラリア州上空からオーストラリア大陸上空へ。現在の予定では6月13日23時(日本時間)ころに、高度約200kmで大気圏へ突入します。
その時の速度は秒速12kmにも達します。(たしかこのスピードは東京-大阪間を45秒だったと思います。スッゲ~)
高度100km以下になると大気との摩擦で急激に表面温度が上がり、カプセルの周囲は高温のプラズマに包まれ、地上からは明るい流れ星として見ることができます。
高度100km以下でしか光りませんので、残念ながら日本から見ることはできません。
カプセルと「はやぶさ」本体はほとんど同時に大気圏に突入してきますので、ほとんど一緒になって見えるでしょう。
高度60kmくらいで最大の明るさになります(マイナス5 等くらいといわれています)。
その後、急速に速度を減じて流れ星としての発光は終わります。
「はやぶさ」本体は高度60kmまでにばらばらに破壊されて溶融消滅します。
カプセルは高度約10kmでパラシュートが開傘、ゆっくりとウーメラの砂漠地帯に降下してきます。
こうして「はやぶさ」の7年にも渡る旅の終わりです。
何でも擬人化してしまうのは、日本人の悪いくせです。
しかし今回のはやぶさ君の粘り、根性、そして奇跡のような活躍には、はやぶさ君に魂が宿っているとしか思えません。
擬人化して、「はやぶさ君」とみんなが応援しているのが彼にも伝わっている、彼はその気持ちに応えようとしてくれている
と~っても日本的、浪花節的ではありますが、心より無事の帰還と最後の大きな任務達成をこの目でしかと見届けたいものです
はやぶさ君、君が夜空の一等星になって最後の光を輝かせるのを、みんな心に焼き付けるからね
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宇宙(そら)へ~Reach for the sky~/ゴスペラーズ