マイルCSの展望・その２

オッズバランス編

登録馬も多いので、全馬寸評は今回は無し。

今回はオッズバランスの良し悪しが大きく出そうな馬について、中心に触れておきます。

まずはアグネスアーク。
下級条件で負けた後のG2札幌記念で人気を覆し、１２番人気で２着。
このレースはフサイチパンドラのマイレースの逃げ残りでもあったため、
レースレベルに疑問（今考えると結果的にはハイレベルっぽい)もあったし、
まぐれと思われた部分も大きく、その次の毎日王冠でも５番人気に留まるが、
またも２着。
そして・・・
毎日王冠ではマイなる８キロ。
もう余力がなさそうな雰囲気。そしてＧ１の中でも最高峰級の天皇賞・秋では
さすがに厳しいと思われ７番人気。
それでも２着と頑張った。
この３戦。札幌記念は別にしても、頑張ったあとの割りに、それでも人気にならない
オッズバランスのとても良い馬だった。
しかし・・・
今回は(直線で進路妨害騒動があったにしても）天皇賞・秋２着の実績。
そして、２０００ｍよりはマイルの方が適正も有りそうと言うことで、
さすがに人気の一角になることは間違いなさそう。
オッズバランスについては、必ずしも悪いとはいえない部分はある。
(妥当な評価とも思えるので)
ただし、馬券の狙いで考えた場合。
前走も馬券の軸(高評価)していた人がこの馬に今回も高評価するのは良いでしょう。
先見の明があったわけだし、すばらしいことで、今回も高評価するのは当たり前のことなので。
(もちろん、もろもろの理由により低評価するのも有り)

しかし、今まで低評価していた人は話が違う。
ここで、やっぱり強いと高評価するのはタイミングを完全に逸している。
偉そうなことをいうと、ここで高評価するのは馬券のセンスは最悪だと思う。
もちろん、検討した結果、この馬しか絶対考えられないと言う結論になったのであれば、
自分の予想信念を曲げてまで評価を下げる必要はない。
ただ、たとえば、劇走の連続で、もう今回こそ余力はなくなったいるかもしれないとか。
久々のマイルはどうなのか？とか。
プラスと思っての藤田への乗り代わりが逆にマイナスになるのでは？(初騎乗)とか。
このような突っ込みどころはあるわけです。
(それに対して、そんなことは絶対ないと思える人はいいですが・・・)

このレースのあとはきっと休養だろうから、このレース後のレース(来年？)で
高評価はいくらでも有り！にしても、ここで今まで高評価していない人が
高評価するのはタブーと言って良い。
印は付けていいと思うけど。

その他の馬。
あとはダイワメジャーの取捨でしょうか？

天皇賞・秋は陣営は直線の不利を敗因に求めているが、それもあるが、
私は、不利がなくても、勝ち負けは苦しかったような気がする。
少なくともメイショウサムロンには(この馬だけではないけど)勝つのは無理だった。
良くて、３着程度だったのではないかと思っています。
勝ちパターンは流れに乗って、前目で競馬をして押し切るパターン。
アンカツは無理していかなくても良いと思ったみたいなコメントをしていたと思うが、
私には前に行くだけの行き脚がなかったように思えた。
体調降下していたのでは？
それは前走の話なので、今回、巻き返せば良いだけのことになるが、
Ｇａｌｌｏｐの調教タイム一覧では天皇賞・秋後のタイム無し。
まさかこの馬のタイムを省略しているわけはなく、恐らくまともなタイムは出していないのでしょう。
今週の追い切りは要注意。
ここで平凡な追い切りだと、相当不安。。。

あとはオッズバランスの良し悪しはオッズがある程度混戦になりそうだし、
実際のオッズを見てみないと判断が難しいので、特にここではコメント無し。

とりあえずのここでの結論として。
アグネスアークとダイワメジャーはカンパニー、スズカフェニックスとで、
四つ巴で人気を分けそうな存在。

前者は今回急激に人気アップ。いまさら馬券の中心にする馬ではない。
後者は体調不安。追い切りなど、体調面を慎重に判断したい。