オッズバランス編。
寸評など。
まずは今回は断然人気までありえる1番人気有力はカンパニーから。
今年は春の4戦も大きく崩れる事無く安定した成績。
そして秋2戦2勝で。前走、ついにG1制覇。
人気になるだけの成績は残している。
有力の1頭と考えて良いが、人気馬から馬券を買えば簡単に儲かるほど競馬は甘くはない。
出来れば人気馬以外から買うことができないかを考える。
まずはここから。
先週のブエナビスタは(あんな展開は想定外で)結果は3着だったが、
基本、勝つと思っていたので、逆らうつもりもなく本命にしたが、
果たしてカンパニーはどうか?
天皇賞の回顧でも触れたが、カンパニーの今年と去年の毎日王冠、天皇賞・秋は
タイムだけで見れば、良レースともほぼ同じ。
たとえばウオッカは去年の毎日王冠、天皇賞・秋より明らかにパフォーマンスが
落ちていたはず。
要はカンパニーが強くなったわけでなく、他の馬が去年より弱かっただけという
仮説は成り立つ。
そのカンパニーは去年、マイルCSは4着どまり。
マイルCSのタイムは1.32.9。マイルCSには3年前にも出走していて
そのときが1.33.0(5着)。
カンパニーのマイルCSとしての能力も1.33.0前後であるとも考えられる。
(マイルとしては3年前の関屋記念で1.31.8を出しているが)
要は1.33.0を上回る馬がいれば、十分に勝負になるということ。
あとは、前走の反動。
天皇賞・秋は1.57.2。
カンパニーにとっては極限に近いタイムでの劇走から中2週。
好タイムを出した直後のレースは、反動が出て思ったほど走らない事は良くあること。
去年のカンパニーがマイルCS4着どまりだったのも天皇賞・秋の反動の部分も
あったのかもしれない。
1.33.0を切るタイム、できれば1.32.5前後の勝負に持ち込めば、
カンパニーも絶対ではないと思う。
では、逆転できそうな馬は?
まずは、その1、その2で推奨しているザレマから。
2走前の京成杯AHを1.32.1で完勝しており、タイム面で十分に勝負なり。
また前走の富士Sは差し馬が嵌ったレースで上位4頭は差し馬で、5着のザレマは
先行組で、唯一粘って、0.1秒差。
このレースで内容では一番良い。
あとは、いろいろあるが、成長力、伸びしろの期待が出来る4歳以下を中心に考えたい。
まずは3歳勢。
サンカルロとフィフスペトル。
春のNHKマイルは着順こそ良くないが、安田記念でのカンパニーよりタイムで上回っている。
展開や、安田記念は直線逆風とか条件面の違いがあるが、3歳春の時点を考えれば、
十分勝負になる余地は残っている。
サンカルロの前走の富士Sは11着だが、0.4秒差。
休み明けなら悲観するものではない。
フィフスペトルも前走はスワンSを0.5秒差の8着だが、前走は状態がイマイチぽかった。
逆に言えば、今回が目標のための叩き台。
しかも鞍上に朝日杯(2着)以来のルメールを配置してきた。
ストロングガルーダも2歳時にレコード勝ちをしているようにスピードはある。
これら3歳勢は休み明けを一叩きしての参戦。
いかにもここを目標にしてきているので、一発あるかもしれない。
4歳勢では、スマイルジャック。
この2戦凡走だが、3走前の関屋記念は快勝。
ダービー2着の実績もあるが、断然、マイルが合う馬だと思う。
その他5歳勢で1頭挙げるなら、ヒカルオオゾラ。
関屋記念でスマイルジャックの2着のあと、調整ミス(大幅馬体減)で京成杯を惨敗。
前走は道悪で惨敗と見限られた感があるが、状態が戻れば、元々スピードに勝ったタイプ。
嵌ればチャンスも。
ただ鞍上がG1不調の武豊が微妙。。。
あとは、外国馬2頭。
シャラナヤの時に触れたが、今回の2頭は他国遠征あり。
また、2頭とも京都の本馬場での追い切りを予定しているし、臨戦過程で
シャラナヤとは大きく違う。
警戒は必要かもしれない。
まとめ
カンパニーが上位の能力があるのは間違いないが、絶対ではない。
2連勝を鵜呑みするのではなく、逆転のチャンスがある馬を探して勝負したい!!