Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

高松宮記念の展望-その3

2011-03-24 07:07:10 | 競馬
オッズバランス編。
寸評。

1番人気はジョーカプチーノか
相手弱化であったにしても1200mを連勝中。
1200mでは負けていない。
NHKマイルCを好タイムで勝っている。
また、昨秋、長期休み明けから復帰後、完調手前だったと思われる状態で、マイルCSをハイペースで逃げて
レコード決着の0.6秒差で粘れる渋とさ。
前走のような差す競馬も出来る。(単に出遅れた為なので今回はしないと思うが)
単なる逃げ一手のスプリンターではなく奥が深いタイプ。
基本、逃げ、先行の正攻法な競馬もできる脚質的な部分でもポジションによる不利を受けないこともあり、
上位人気では1番信頼できるだろう。
気になるとすれば前走の出遅れ。
今回は出遅れは致命的になるので。
スタートまともなら信頼性は高そう。

2番人気はダッシャーゴーゴーか。
こちらの1番人気もありそう。
前走のオーシャンSは鮮やかに切れて、好位差しを決めた。
昨年のスプリンターSで2位入線(降着)した実績、今回と同じセントウルSも去年勝っている。
若い4歳の成長力も期待できる。
ただ、好走時は巧く嵌った感のあるレースが多い感じがする。
前走もそうだし、スプリンターズSも(ここで進路妨害しているが)内が巧く付けての追い込み。
実力は上位は認めるが、これまでの実績では人気を押し上げたところで潰れるタイプの印象も。
G1での底力に若干疑問。

3番人気はキンシャサノキセキか。
前走はダッシャーゴーゴーの2着。
斤量はダッシャーゴーゴーより1キロ重い59キロ。
G1へ向けてのステップレースとしては上々の内容で、8歳にして健在振りを示した。
今回のメンバーは全体的にみれば新勢力の台頭はほとんどなく、十分勝負になる相手関係だろう。
ただ8歳馬のこの馬にいつまでも活躍されているようでは・・・寂しいというのもあるし、
出遅れも含めて、差し、追い込みなタイプだけに枠順、展開、ポジションに影響を受けやすいという意味で、
特に上位人気なだけに割引も。(人気がないなら別だが)

ここからは人気順は微妙というのもあるので。
人気順ということではないが。

まずはサンカルロ。
前走の阪急杯は完勝だった。
ただ、外枠からスムーズに押し上げられ、あまりにも巧く行き過ぎた感じがあるレースぶり。
また、前走で賞金加算できないと、スプリンターズSは他馬の動向次第では出走できるか微妙だっただけに、
本気のレースをしていた部分もある。
去年は高松宮記念4着、スプリンターズS3着(4位入線)の実績もあるが、1200mが得意には思えず、
1200mの流れだと追い込みにかけることになる点で、展開が向かないと厳しいタイプでもある。
いずれにしても最後は突っ込んでくる力はあっても、一応、上位人気が予想される立場なだけに、
軸にするには微妙な存在。

レッドスパーダは一時、回避も考えたようだが、オーシャンSを使ってここ回避では一貫性がなく、
前走、惨敗ならは回避もわかるが、そうではなかったのだから、ここを使うのは当然でしょう。
陣営の全走後のコメントは「スプリントの適正が・・・」ということで回避のコメントもあったようだが、
スプリントベストとは思わないが、前走はG1の叩き台としてみれば上々で、初の1200mの流れを
問題なくこなせているし、上位2頭とは内容は互角。
G1で、もっと流れが厳しくなれば、さらにマイル適正の底力が活きるかもしれないし、
今回は伏兵の立場に人気が落ちるようならオッズバランスは良く断然買いでしょう。

目玉はワンカラット。
阪急杯はサンカルロの0.5秒差5着。
ただ、叩き台明白で大幅馬体増での出走。
出来は完調手前だっただろう。
それでも地力を見せて、好位から手ごたえもまずまずの追走。
しかし、直線で前が塞がり追い出しが遅れる不利があって、それを裁いてからは伸びてきた。
G1へ向けてのレース内容ではメンバー中最高の内容。
去年のスプリンターズSは夏場連勝後で状態はピークを過ぎていた部分も感じたし、
初のスプリントG1で壁があった部分も。
今回はこのレース照準を絞っての参戦。
臨戦過程からいけば相当に有力。

あとはエーシンフォワードは状態がどうなのか良くわかっていないが、休み明けというのもあるし、
本質、スプリンターではないので、状態を確認待ちではあるが、基本的に軽視で良いでしょう。

その他は地力では見劣るとみる。