3歳リアルインパクトが古馬の壁を突破して勝利。
そんなに楽でもない流れを正攻法の2,3番手を追走から押し切ったのだから立派。
逆にレベルが低い古馬マイルを諸に露呈した結果とも言える。
後は開催が進んだ割りに内の馬場が意外なほどに良く、安田記念に限らず、
内を通った馬が止まらない馬場。
内外差が無い馬場ならロスの少ない内を通れる方が有利。
そういう意味でもリアルインパクトはチャレンジャーらしく外枠から前に行き、
ロスを少なく、スムーズなレースが出来たことも作戦が大正解。
単純計算でNHKマイルCが1.32.5。
その時より3キロ減。またNHKマイルCはスムーズじゃなかったところもあったから、
そのときより斤量やコース取りなどで、アドバンテージが今回は大きくプラスに働いた。
新チャンピオン誕生ではあるが、NHKマイルCでは3着であるし、
まさにリアルなチャンピオンになるには、これからの成長も必要だが、
マイル路線のレベルアップのために期待は大きい。
2着ストロングリターンは内枠を利して脚を溜め、直線スムーズに追い込めたが、届かずの惜敗。
まだ絶対的な信頼は微妙だが、能力は評価できるだろう。
3着スマイルジャックは直線外に出して猛追したが、比較的スムーズに外に出せたが、
それでも外に出しては勝つのは難しい馬場状態。
作戦は間違いともいえないが、内に拘って勝負しないと勝つのは難しかったと思う。
4着クレバートウショウはある意味、一番残念なレースだっただろう。
リアルインパクトとジョーカプチーノの後ろのポジションでその2頭の外に出すことが出来ず、
ずっと前が開かなかった。
2頭の外の進路をさらに後ろにいたストロングリターンが通って2着に来たわけだが、
そこの進路を取れていれば、勝ち負けの勝負だっただろう。
前走の京王杯SCも同じようなレースだったように着順、着差以上に内容は優秀。
この2戦の内容なら能力的には今回のメンバーではトップレベルだろう。
アパパネは牡馬の壁もあっただろうだが、ヴィクトリアマイルの劇走の反動も大きかったのだろう。
あとはこれまで何かと外枠に入ってきたが、今回は中枠。
もまれ弱いとまでは言わないまでも、多少は影響もあったのかもしれない。
本命にしたダノンヨーヨーは出遅れは致命的かは別にしても不利は不利だし、
外伸びの馬場でもないから、終始外を回っては今回の馬場では厳しすぎる。
それと去年の好長期までの力に戻っていないのかもしれない。
陣営はもう少し距離を伸ばしてみたいということだが、果たしてどうなるか?
シルポートは予想通り、2番手以下に突かれる形。
前半3F33.9はこの馬のこれまでの先手を取ってきたペースより1秒ぐらい速いから、
大きく失速しているわけではないが、最後までは持たなかった。
G1を見据えるならば、34秒前後で耐えられる先行力を経験しておくべきだっただろう。
あるいは自分のいつものペースで無ければ先手を譲る融通性も必要で、それが出来ないようでは
今後もG1では善戦止まりだろう。
まとめ
連対馬の傾向
2頭とも最初の絞込みでは残っていた馬だった。
ストロングリターンはさらに絞った4頭の内の1頭だった。
3着馬の傾向
スマイルジャックは残せなかった。
(3)前走、G1以外で1番人気を除き5着以下。ただし、前々走G1勝ち馬は除く。
これを6着以下にするか、前々走重賞勝ち馬は除くにするか?
オッズバランス編
特に無し。
アパパネは1番人気は妥当にしても被りすぎな気もするが・・・
馬券は・・・
スマイルジャックからも馬連を軽く流していただけに2着なら・・・
結局、ハズレ。