経営再建中の東芝が、ニューヨークの繁華街タイムズスクエアで掲げてきた看板広告を、2018年前半の契約満了をもって打ち切ることが22日、分かった。長寿テレビ番組の「サザエさん」と「日曜劇場」のスポンサーを18年3月末で降板することも正式に決めた。いずれも合理化の一環だ。東芝は07年12月に、日本企業では初めて一等地の「ワン・タイムズスクエア・ビル」の最上部にLEDパネル広告を設置した。新年を迎えるカウントダウンでの秒数表示に活用され、東芝の成長を象徴していた。サザエさんのスポンサーは69年10月の放送開始から、日曜劇場も56年から務めていた。