功山寺決起

第158回 独立講演会@東京に当選しました。㊗️

ぼくらの国会・第537回(2023/06/10)

2023-06-10 19:39:54 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会







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「とむちゃん」にお願い(2023/06/10)

2023-06-10 15:49:00 | On the Road
▼このエントリーを見てくださる方は、もうひとつ前のエントリー ( これです ) をご覧になってから、どうぞ。
 そのエントリーにある、ぼくを扶 ( たす ) けてくれた議員は、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の谷川とむ代議士です。
 あの苦しむ自由民主党大阪府連の、新しい会長という火中の栗をあえて拾った谷川とむさんです。浄土真宗本願寺派のお坊さまでもあります。

▼この谷川とむ代議士は、ぼくの斜め後ろにいらっしゃいました。
「とむちゃん」と声を掛けると、一生懸命に資料を精査されていた顔を、びっくりして上げられました。
 まず「府連会長就任、おめでとうございます」と申しました。

 そして、ひとつ前のエントリーにある事情を説明し、代理の発言をお願いしました。
 とむちゃんらしく、快活に、かつ無条件で引き受けてくれました。

【推敲し書き加えました】  扶けてくれた護る会議員の実名と、発言内容を追記します

【推敲し書き加えました】  扶けてくれた護る会議員の実名と、発言内容を追記します

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼発言は、ぼくが予定していた発言項目のうち、いちばん「他には誰も発言しないだろうナァ」というものをひとつだけ選びました。 ( 担当の部会長は発言なさるかもしれませんが、部会長の発言はいわば別枠の義務的発言です )
 それは、ODA ( 政府開発援助 ) の拡大です。

 これは国民に評判の悪い政策です。
 また外務省関連は、どなたも票にならないので、ぼくが居なくなれば発言が無いと推察できました。

 なぜ国民に評判が悪いか。
 安倍政権も岸田政権もこれだけ増税路線で民を苦しめれば、「なぜ日本国民では無く、外国を助けるのか」という感情に結びつきます。
 当然至極のことです。

 ただ、ODAが減れば減るほど、日本の外交力は落ちています。
 かつて中国にODAを供与していたような愚行、愚策は論外のこととして排しつつ必要なODAは確保しないと、現状の日本は外交の力の裏打ちとなる軍事力の展開ができないのですから、国際社会で存在感も影響力も喪うばかりです。
 ことしは開発協力大綱も3度目の改定となります。その中身に実際の効力を与えるためにも、ODAの拡充が必須です。ただし、正しい拡充にせねばなりません。

 谷川トム代議士にこの趣旨も簡潔に話しました。
 そして、ひとつ前のエントリーにて記しましたように、谷川トム代議士はちゃんと発言してくださったと、議員会館の青山繁晴事務所の出口 ( いでぐち ) 太・公設政策秘書が報告してくれました。

 このエントリーを読んでくださった方は、ふたつまえのエントリーも、どうぞ。
 これら最新の3つのエントリーを読み合わせてくだされば、LGBT法案騒動のさなか、国事の全体にどうやって取り組むかを、主権者のみなさんと一緒に考えられる材料になると思います。


谷川とむ(小選挙区・大阪府)【衆議院選挙2021】

谷川とむ(小選挙区・大阪府)【衆議院選挙2021】

衆議院選挙(衆院選)2021 小選挙区 大阪府19区に立候補した谷川とむ(自民)のプロフィル(経歴、略歴)です。年齢、党派、新旧、肩書、略歴、学歴、出身地、公約が写真...

読売新聞オンライン



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「政調の全体会議」に参加(2023/06/10)

2023-06-10 15:42:00 | On the Road
▼ひとつ前のエントリー ( これです ) にて、国事はすべての難題に同時進行で取り組むものですねと、お話ししました。
 この写真も、その現場のひとつではあります。
 これ全員、自由民主党の衆参の両院議員です。凄い数ですよね。

「政調の全体会議」と言って、政府のいわゆる「骨太の方針2023」に何を盛り込むかについて、議員が自由出席にて、発言します。 ( ちなみに、わたしはこの骨太の方針という呼び名が、民間の専門家時代から嫌いです。名が体を表していないからです。骨太の国家戦略は、残念ながら、見当たりませぬ )

▼不肖わたしは、何を発言するために、参加しているか。
 キツいことを言って申し訳ないですが、この膨大な数の議員は基本的に、支援してくれる業界団体、ご自分の票のある地元、そうしたところから頼まれた中身、あるいはご自分の次の選挙のために言っておかねばならないと考えた中身を、発言されます。
 いま「基本的に」と書いたとおり、それだけで100%とは申しません。すくなくとも、日本国民の全体の利益、国益のためにということと、そうした『自分の要望』とが重なっているはずです。

 ただ・・・ありのままに申して、この議員の中で、献金ゼロ、パーティ券の売りさばきゼロ、団体支援すべてお断り、後援会なし、後援会長なし、地元なしの議員は、わたしひとりです。
 したがって、ただただ国民益と国益のために必要なことだけを発言するために、来ました。

6月18日は、滋賀のみなさんとお目にかかれます

6月18日は、滋賀のみなさんとお目にかかれます

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼ところが、です。
 この政調全体会議の前に、LGBT法案に反対する議員による自然発生と言うべき集まりがありました。
 すなわち、水面下の会議ですね。
 予想外に、13人もの、反対する意思のある議員が集まりました。護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のメンバーは多いですが、それだけではありませぬ。
 そこに参加し、わたしがどう行動するかについて具体的に明言し、さらに、逃避行動のみられる議員には、真っ直ぐに苦言も呈しました。

 そのために、政調全体会議に来るのは遅くなり、こうして後ろの席です。
 ひとりひとりの議員の発言は、司会役の議員がどれほど「簡潔に」とお願いしても、非常に長いです。みなさん、支援団体や地元のために言っておかねばならないと考えることを全部、発言されるからです。

 ついに、護る会が緊急にひらく「拡大執行部会」に行くべき時間が来てしまいました。
 代表のわたしが行かないでは、会が開けません。

▼そこで、どうしたか。
 周りを見渡すと、護る会の議員が何人も居ます。
 護る会には87人も居るのですから、当然と言えば当然です。
 そのなかのおひとりに、「最後まで居ますか?」と尋ね、「居ます」と明言してくださったので、発言の内容を詳しく説明し、代理での発言を託しました。

 そして、息せき切って、この自由民主党本部から、国会内に移動し、護る会の拡大執行部会にきちんと間に合いました。
 この議員は、約束通り、正確無比で発言してくださったことを後で聞きました。
 大感謝です。さすが護る会です。

▼こうした日々の合間の日曜に、滋賀へ出向いて、講演します。


 6 月 18 日 (日) 15 時 00 分 ~ 16 時 30 分です。
 自由民主党の開催する「中主(ちゅうず)自民党セミナー」です。
 滋賀県野洲市「コミセンなかさと」 ( 滋賀県野洲氏西河原2366-1 電話077-589-4740 ) 大ホールが会場です。

 わたしのつけた演題は、「魂からの国造りをふたたび」です。
 参加申込み自由民主党中主支部 Email:jimintouchuzu@gmail.com ということです。

▼お待ちしています。
 逢いましょうね。



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「国家基幹技術としての海洋地球科学技術を推進する議員連盟」の会議に参加(2023/06/10)

2023-06-10 07:41:10 | On the Road
▼きのう6月9日金曜は、朝から3時間超に及ぶ参議院・本会議があり、入管法改正などを可決したあと、写真の国家基幹技術としての海洋地球科学技術を推進する議員連盟」の会議に参加しました。

 この間、LGBT法案に対峙する水面下の動き、また護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の活動を同時に進めています。
 LGBT法案をめぐっては、岸田総理をはじめ推進側が、維新と国民民主党の案を実質的に丸呑みし、それを自公案の「修正」と称して衆議院の内閣委員会を通したことへの対応です。
 護る会は、活気ある議論を続けている分科会 ( 台湾分科会、カウンター・インテリジェンス分科会、家族法制分科会 ) の今国会の会期末までの課題について協議です。
 これらの国事を、前述のとおり、同時進行させています。

▼写真の、海洋に関する議員連盟では、AUV ( 自律型海中ロボット ) 、ASV ( 自律型海面ロボット ) の技術開発、また海洋プラスティック汚染への対処をめぐって、JAMSTEC ( 海洋開発研究機構 ) と議論しました。
 ぼくは主として2点を、JAMSTECと文科省、内閣府へ提起しました。

 ひとつは、日本のAUV、ASVはいずれも、実は肝心のAIを搭載していないことです。
 たとえば、ぼくが民間の専門家時代に訪ねていた海外の研究所では、軍とも連携しAIを搭載するAUVもあります。日本は早急にそこを進めねばなりません。
 もうひとつは、JAMSTECのAUV開発が、海洋資源の調査目的に終わっていることです。
 ほんとうは、調査するだけではなく、大深度の海洋資源を含めて、採掘に使える大型AUVを開発せねばなりません。


【最後に追記しました】  LGBT法案の「修正」に同意できません  法案への反対に、変わりありません

【最後に追記しました】  LGBT法案の「修正」に同意できません  法案への反対に、変わりありません

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼みなさん、なぜ、上記のようなことを書き、上掲のような写真をこの未明にアップしているか、その真意を分かってくださる主権者もきっといらっしゃるでしょう。

 LGBT法案が、「修正」と称するものを経て、衆議院の内閣委員会で可決され、この個人ブログのコメントは「自由民主党は終わった」、「失望した」、「絶望した」、「もう何もかもおしまいだ」というコメントで溢れています。
 もちろん、違う趣旨のコメントもあります。
 その冷静なることに深い敬意を表しつつ、割合としては、昂奮 9.9 対 冷静 0.1ぐらいであるという現実をお伝えせねばなりません。

 しかし、国事は、LGBT法案だけなのでしょうか。
 上に記したことだけでも、台湾有事、スパイ活動の阻止、両親が離婚なさったあとの子供たち、元のご夫婦、元の祖父、祖母ら周りの人々の苦しみという国政の課題が浮き彫りになっています。
 同時に、日本が、世界の近未来である海洋資源開発の最前線であることの課題と希望の両方を持つことも、お分かりでしょう。
 そしてまったくの同時進行にて、LGBT法案が日本の特に子供たち、女性にとてつもなく深い不安と不幸をもたらしかねないことにも、懸命に対処しています。

 すこし落ち着いて考えていただければ、日本のような大国で、こうした複雑怪奇な課題が同時に浮上し、それに慌てず騒がず、あるいは人心を動揺させず、着実に立ち向かっていくことは、ごく当たり前のことだと理解されるはずです。


▼ぼくが掲げている「自由民主党を中から変える、それが日本の国政の王道である」という信念がこんな騒ぎで 1 ミリでも動揺したら、それこそ絶望ではないでしょうか。
 揺らぐはずもありませぬ。

( ※ ここまでは、一人称をぼくとしました)

( ※ ここからは、わたしとします。実は、文章においてふだんから考えて、「ぼく」、「わたし」を使い分けています。ただし、みなさんは考えすぎないでくださいね )

▼LGBT法案は、このあと来週以降に衆議院の本会議で可決したら、参議院に送られてきます。
 国会議員となって痛感しているのは、日本の国会の基本的な仕組み、また、具体的な動き方、ルール・法制が主権者にあまり理解されていないことも多いという現実です。
 第一の責任は、国会議員にあると考えます。
 これまで議員は、発信が不充分であり、また政界の慣用句に依存して話しているから、主権者のみなさんによく伝わっていません。
 教育や、メディアの問題もあります。しかし第一の責任はあくまで、国会議員自身です。

 まず、日本国は二院制です。
 国会議員は、衆議院か参議院か、どちらか一方にだけ属することができます。
 わたしは参議院議員です。
 法案が衆議院段階にあるときに、審議や採決に参加することはできません。
 一方で、非公式に、また水面下で動くことはまったく可能ですから、それを実行しています。

 次に、すべて法案は、まず委員会で採決し、そのあと本会議にかけられます。
 わたしは参議院において、経済産業委員会に属しています。内閣委員会には属していません。
 LGBT法案を審議している委員会は内閣委員会ですから、委員会の段階では審議にも、採決にも参加することができません。
 逆に言えば、そのあとの本会議では、必ず、採決に参加できます。

 したがって、LGBT法案が衆議院 ( 委員会、本会議 ) にあるとき、衆議院から参議院に送られても、まだ参議院の内閣委員会にある段階のとき、わたしの動きはすべて水面下です。
 そして法案が最後にやってくる参議院の本会議では、表で、行動することができます。


 この動画でお話ししたように、いまは戦いの真っ最中です。
 美しい白鷺城こと、世界遺産の姫路城が隠れた戦闘ツールのぎっしり詰まった城であるように、わたしたちLGBT法案に反対して戦う側は、推進する側に手の内を見せるわけには絶対にいきません。
 上記は実は、それを現段階のぎりぎりまで、主権者にお話ししているのです。

▼LGBT法案の「修正」の中身がいかにおかしいかについては、別のエントリー、あるいは動画などで述べます。
 今週末は、福岡で独立講演会です。いただいている数多い質問をすべて頭に入れることをはじめその準備をせねばなりません。そして福岡に向かわねばなりませぬ。



▼もし他の人がやっているのを見たら、たぶんぞっとして身がすくむだろう・・・という日程のさなかでも、主権者への発信にも力を尽くすのが、わたしの責務です。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) を収録し続け、アップし続けています。



▽憲法審査会で、珍しい、しかし本質的な場面がありました。この動画です。



▽LGBT法案に対して、今の考え、今の行動を、この動画で話しています。



▽上記の動き以外に、たとえば、日本を移民国家にしないためにも動いています。この最新動画です。



▽おおむね20秒から30秒台ですべてを話しているショート動画で、議員会館の青山繁晴事務所にて資料と書類に埋もれてうどんを食べているところを撮られてしまいました。それを含めショート動画は、ここに並んでいます。



 あ~、正直、もう横になりたいです。
 夜が明ければ土曜日です。国会に出ない例外の日です。しかし、横にはなれませぬ。
 わたしを支えるのは、ほんらいの仕事として書き続けている文章を、読んでくださる人の存在です。

▽限定条件のもと、水面下の交渉を伝えるために、みなさんと対面し質問に答える機会は独立講演会ですが、それを精緻な文章で記すのは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) です。これです。



▽最新の本は、物語の「夜想交叉路」です。ここにあります。



長い一日、一週間すきま無く長い日々のうち、誇張ではなく3分とか5分とかの時間を活かして、次の作品であるノンフィクションを書いています。しかしもう何か月も、難渋、苦吟しています。進むかと思ったら、また行きつ戻りつです。
 わたしは小説と、ノンフィクションの両分野を書き続ける作家です。ノンフィクション分野では、今回がもっとも難産の本になっています。
 けれども、献金を受けず、政治資金集めパーティを開かず、動画もスポンサー料を受け取らずのわたしには、資金源は原稿しかありません。


 さて、とっくに夜が明けています。
 みなさん、ずっと夜が続くと思ってしまったら、それがほんとうの闇なのです。
 目を上げましょう。
 わたしたちは、たとえ雨の中にあっても、光に恵まれた生き物、存在なのです。

 どのように日々、動いているかについて、ほんとうは書き切れません。
 たとえば、きのう6月9日金曜に、日程に無理にでもすきまを作って、台湾有事の隠された側面について政府側と会い、問題提起しました。
 これは、ことし1月と5月に、いつもの自主海外出張にてアメリカ軍の「インド太平洋軍司令部」と「太平洋艦隊司令部」で膝をつき合わせ眼をのぞき込んで議論した結果を踏まえ、自衛隊と海上保安庁の訓練、備えのあり方をめぐって新しい提案をいたしたのです。

 このように、国事はとにかく四方八方が同時進行です。
 そのことだけでも、この週末、理解していただければ、わたしも励まされます。



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