功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

きょう午前10時から、参議院で経済産業委員会、(2020-06-02 06:02:46)

2020-06-02 09:25:44 | On the Road

▼いま6月2日火曜の朝6時を過ぎたところです。
 きょう午前10時から、参議院で経済産業委員会が開かれ、そのトップバッターとして質問に立ちます。

▼審議する法案は「強靱かつ持続可能な電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案」です。
 長くて、堅い名称ですね。
 わかりやすく言うと、たとえば電気をおこすための燃料が、国際紛争などで手に入らなくなったりすることに備えて、電気事業法を改正しておきます、という改正案なのです。
 ということは、誰が考えても、輸入しなくても済むように自前資源をどうやって確保するかという改革をするはずが、この改正案には、それがカケラもありません。

 再生可能エネルギーを導入する事業者は、さらに有利になるという改正はあっても、自前資源への言及は、分厚い改正案をいくら読んでも、読み込んでも、ゼロです。

▼ですから、そこに焦点を当てて質問します。
 与党質問だからと言ってヨイショをする、あるいは政府が突かれては困るところは突かない、そんなことはしません。
 党利党略のためではなく国益のためにこそ質問せねばなりません。
 これまで22回の質問で貫いてきたその原則を、今回も維持します。


▼日本が海に抱擁している自前資源は、新資源としてメタンハイドレート、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、熱水鉱床、レアアース泥と多様に、かつ豊富にあります。
 海の資源をとるには、水と水圧という課題を克服せねばならないから、人類はまず陸で資源をとってきました。
 そこを次の段階に進んで、ぼくらの母なる海に入っていくことが、祖国を甦らせます。日本の国と国民が「資源のない国」から脱することに直結します。

▼きょうは、政府側の答弁時間を含めて30分しかありませんから、いちばん実は進捗しつつあるメタンハイドレートに絞って、質問します。



▼この電気事業法の改正案には、意義深い改正が幾つもあります。
 それらはすべて、ぼくは賛成です。
 そこには、違う議員のかたがたが質問を集中させるでしょう。

 良い法案であっても、足らざるを指摘し、次の改正、あるいは新法の制定に繋げていく。
 それが本来の与党質問のあり方だと考えていますから、それを自由民主党に問いかける意味も込めて質問します。

参議院インターネット審議中継

▼もうとっくに質問案はできていて、内容を政府に通告し、行政官 ( 官僚 ) たちとの突っ込んだ議論も終わっています。
 しかし準備は、質問の1分前まで続けます。
 実際には聞く時間の無いことでも、おのれの背景を豊かにしておくために調べ続け、アタマを整理し続けるのです。
 質問当日の午前2時から、今もそれを続けています。




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