▼版元の編集者から「ブログでみなさんにお伝えされても大丈夫です」と明言があったことだけを急ぎ、記します。
▼まずぼくは、皇位継承まんがの表紙デザイン第二次案を渡されたとき、そこに記してあった定価にたいへん驚きました。
「本体価格¥1,800+税」とありました。つまり、読者が支払うのは1,980円、およそ2千円じゃないですか !
そこで、高すぎる、なんとか下げてくれませんかと編集者に強く求めました。
▼編集者は、内部交渉を重ねられ「本体価格¥1,700+税となりました」と連絡してこられました。
まだまだ高いです。
すると編集者は、「予約注文が5月25日正午までに1,000部を超えれば、本体価格を¥1,600に下げるという確約を取りました」と仰いました。
編集者は「力足りず申し訳ありません。心からお詫び申しあげます」とも苦しそうに仰いました。
▼ぼくが編集者にお聞きしたのは、「ふつう、まんがの単行本は千円いかないでしょう。みなさん、びっくりされると思います。天皇陛下のご存在を将来に、永遠に、喪失することのないよう国民みんなで考えるために、広く読んで頂かねばならない本ですから、価格を下げてください」ということでした。
これに対する編集者の説明を下掲するとー
「確かに、いわゆる『コミック』の多くは三桁の本体価格を設定していますが、これは元々、マーケットの規模が巨大で配本部数が多くて、定価を安く設定できるジャンルであるためです。しかしマンガで皇統・皇室を扱った類書は、書店でコミックコーナーに置かれるのではなく一般書扱いであり、それら類書の価格は¥1,450~¥2,200です」
「この本は、まんがに加えて、綿密な解説や、青山さんの書き下ろしの文章 ( 前書きと後書き ) もあり、いわゆる『コミック』ではなく、一般書に分類されます」
「また、いわゆる『コミック』は、先に雑誌などに掲載された作品の二次利用であることが多くて、コストを下げられます」
「さらに、コロナによって出版市場の状況が激変していることも影響しています」
そして「この本は、いわゆるコミックのコーナーではなく、一般書のコーナーに置かれることになると思います。なんとかご理解を賜りますと幸甚です」と述べられ、「急ぎ、ネットに予約画面をアップします。その予約画面では、1,870円と掲載されますが、予約が増えれば、先に申し上げた通り¥1,760に変更することは可能です」とのことでした。
「私自身も、影響力のある知人に『拡散』『購買』を依頼するなど、可能なことはすべて致します」とも付け加えられました。
▼以上、このエントリーの冒頭に記したように、この編集者から直に、「ブログにアップされて大丈夫です」と確認したことだけを書きました。
▼この皇位継承まんがは、日本のために、なにより現在とこの先のすべての日本人のために、ほんとうにひとりでも多く読んでほしいので、原作者のぼくとしては、税込で100円か無料にしたいところです。
しかし残念ながら、ぼくは原作の書き手であり、その原作をまんが用のシナリオに書き直した書き手です。
出版人、Publisher ではありません。価格の決定権は皆無です。
あとは、予約が増えて、わずかでも価格が下がることを祈るばかりです。
この編集者は謙虚な人柄です。ご自分の努力を何も強調されていません。
予約が増えたら、いったん決まって読者や書店に知らされた価格が下がるというのは、ぼくが長年、プロの書き手として経験してきたなかで、ただの一度も見聞きしたことがありません。
世界的にも、まず無いことだと思います。
ですから編集者が努力の限りを尽くされたことは事実だろうと思います。
▼そして、気が付けば、早くも予約画面がアップされています。ここです。
何とこの画面にある表紙は、まだ文言の一部を修正途中です。
特に、帯は先ほど、午前3時55分ごろに、ぼくが修正案を編集者に送ったばかりです。
表紙と帯の修正はいずれ、この予約画面にも反映されるそうです。画面が変更されるわけです。これも、異例中の異例だと考えます。
▼原作者のぼくとしては、武漢熱のさなかに苦しむひとが多いなか、仮に予約が増えて価格がもう一段下がったとしても、価格が高いのは、胸を締めつけられる気持ちです。
▼実は、まだこの書の全体に、最後まで手を入れ続けています。
原作のアイデアを練りあげること、そのために皇統に関する研究と考察、資料の渉猟も深めること、そして丁寧にかつ大胆に執筆し、生まれて初めてのまんがの原作が完成したら、それを、まんがの画面構成と台詞に落とし込むシナリオの作成、これも初めて取り組み、ようやくそれらの道のりが終わったら、次は初校ゲラ直し、再校ゲラ直しと進み、みなさんの深い心配をよおく踏まえつつ、このすべてを真夜中と夜明け前にやるほかありませんでした。
公務と両立させるには、その時間を使うほかありません。公務は夜半まで続き、そして早朝から始まりますから。
最近、秘書さんとも相談して、医師のチェックを受けました。
医師の診断は「どこにも異常はありません。睡眠が決定的に不足しているのは大問題ですが、今のところ異常は起きていません」ということでした。
難産ですが、弘兼憲史さんの率いるヒロカネプロダクションをはじめ、チーム作業ですから、これまでにない山や谷があるのは当然です。
弘兼憲史さんをはじめ、みなみなさまへの深い、こゝろからの謝辞を、後書きに記しました。
なんと今日、最後の『念校ゲラ』を手にする予定です。
手にしたら、最後の最後の見直しが今日の真夜中に始まります。
その作業と、みなさんが予約注文してくださるかどうかが同時進行です。
これもまた、生まれて初めてのことです。
みなさん、千円札1枚分、高いですよね。
ぼくからも、こゝろの底からお詫びします。辛いです。
「本体価格¥1,800+税」とありました。つまり、読者が支払うのは1,980円、およそ2千円じゃないですか !
そこで、高すぎる、なんとか下げてくれませんかと編集者に強く求めました。
▼編集者は、内部交渉を重ねられ「本体価格¥1,700+税となりました」と連絡してこられました。
まだまだ高いです。
すると編集者は、「予約注文が5月25日正午までに1,000部を超えれば、本体価格を¥1,600に下げるという確約を取りました」と仰いました。
編集者は「力足りず申し訳ありません。心からお詫び申しあげます」とも苦しそうに仰いました。
▼ぼくが編集者にお聞きしたのは、「ふつう、まんがの単行本は千円いかないでしょう。みなさん、びっくりされると思います。天皇陛下のご存在を将来に、永遠に、喪失することのないよう国民みんなで考えるために、広く読んで頂かねばならない本ですから、価格を下げてください」ということでした。
これに対する編集者の説明を下掲するとー
「確かに、いわゆる『コミック』の多くは三桁の本体価格を設定していますが、これは元々、マーケットの規模が巨大で配本部数が多くて、定価を安く設定できるジャンルであるためです。しかしマンガで皇統・皇室を扱った類書は、書店でコミックコーナーに置かれるのではなく一般書扱いであり、それら類書の価格は¥1,450~¥2,200です」
「この本は、まんがに加えて、綿密な解説や、青山さんの書き下ろしの文章 ( 前書きと後書き ) もあり、いわゆる『コミック』ではなく、一般書に分類されます」
「また、いわゆる『コミック』は、先に雑誌などに掲載された作品の二次利用であることが多くて、コストを下げられます」
「さらに、コロナによって出版市場の状況が激変していることも影響しています」
そして「この本は、いわゆるコミックのコーナーではなく、一般書のコーナーに置かれることになると思います。なんとかご理解を賜りますと幸甚です」と述べられ、「急ぎ、ネットに予約画面をアップします。その予約画面では、1,870円と掲載されますが、予約が増えれば、先に申し上げた通り¥1,760に変更することは可能です」とのことでした。
「私自身も、影響力のある知人に『拡散』『購買』を依頼するなど、可能なことはすべて致します」とも付け加えられました。
▼以上、このエントリーの冒頭に記したように、この編集者から直に、「ブログにアップされて大丈夫です」と確認したことだけを書きました。
▼この皇位継承まんがは、日本のために、なにより現在とこの先のすべての日本人のために、ほんとうにひとりでも多く読んでほしいので、原作者のぼくとしては、税込で100円か無料にしたいところです。
しかし残念ながら、ぼくは原作の書き手であり、その原作をまんが用のシナリオに書き直した書き手です。
出版人、Publisher ではありません。価格の決定権は皆無です。
あとは、予約が増えて、わずかでも価格が下がることを祈るばかりです。
この編集者は謙虚な人柄です。ご自分の努力を何も強調されていません。
予約が増えたら、いったん決まって読者や書店に知らされた価格が下がるというのは、ぼくが長年、プロの書き手として経験してきたなかで、ただの一度も見聞きしたことがありません。
世界的にも、まず無いことだと思います。
ですから編集者が努力の限りを尽くされたことは事実だろうと思います。
▼そして、気が付けば、早くも予約画面がアップされています。ここです。
何とこの画面にある表紙は、まだ文言の一部を修正途中です。
特に、帯は先ほど、午前3時55分ごろに、ぼくが修正案を編集者に送ったばかりです。
表紙と帯の修正はいずれ、この予約画面にも反映されるそうです。画面が変更されるわけです。これも、異例中の異例だと考えます。
▼原作者のぼくとしては、武漢熱のさなかに苦しむひとが多いなか、仮に予約が増えて価格がもう一段下がったとしても、価格が高いのは、胸を締めつけられる気持ちです。
▼実は、まだこの書の全体に、最後まで手を入れ続けています。
原作のアイデアを練りあげること、そのために皇統に関する研究と考察、資料の渉猟も深めること、そして丁寧にかつ大胆に執筆し、生まれて初めてのまんがの原作が完成したら、それを、まんがの画面構成と台詞に落とし込むシナリオの作成、これも初めて取り組み、ようやくそれらの道のりが終わったら、次は初校ゲラ直し、再校ゲラ直しと進み、みなさんの深い心配をよおく踏まえつつ、このすべてを真夜中と夜明け前にやるほかありませんでした。
公務と両立させるには、その時間を使うほかありません。公務は夜半まで続き、そして早朝から始まりますから。
最近、秘書さんとも相談して、医師のチェックを受けました。
医師の診断は「どこにも異常はありません。睡眠が決定的に不足しているのは大問題ですが、今のところ異常は起きていません」ということでした。
難産ですが、弘兼憲史さんの率いるヒロカネプロダクションをはじめ、チーム作業ですから、これまでにない山や谷があるのは当然です。
弘兼憲史さんをはじめ、みなみなさまへの深い、こゝろからの謝辞を、後書きに記しました。
なんと今日、最後の『念校ゲラ』を手にする予定です。
手にしたら、最後の最後の見直しが今日の真夜中に始まります。
その作業と、みなさんが予約注文してくださるかどうかが同時進行です。
これもまた、生まれて初めてのことです。
みなさん、千円札1枚分、高いですよね。
ぼくからも、こゝろの底からお詫びします。辛いです。