青山氏は「『綸言汗の如し』(皇帝が発した言葉は取り消せないという中国の格言)も存じないのではないか」と述べ、「現職の総理が大連立、ダブル選の言葉を使うこと自体アウトだ。その単語を使ったら、やる気があって言っているということになって、本来言ってはいけない」と指摘した。
一連の発言の反響について、青山氏は「総理はしてやったりと思っているのではないか。言葉の効果を案外考えている(人だ)。(周囲が)右往左往すればコントロールしやすい」と述べた一方、「党内はがくぜんとしている」と語った。
首相がトランプ次期米大統領の就任前の首脳会談を見送ったことについて、青山氏は「トランプ氏と会談して、切り返しができなかったら(どうなるか)。少数与党で自民党内の人望も低い。それを考えたら行くのはためらう」と述べ、会談の結果次第で党内で首相に離反する行為が起きかねないとの考えも示した。
青山氏は、昨年11月に自民が大敗した衆院選を受けた党会合で「しかるべき時期に辞意を表明すべき」と首相に対し、引責辞任を求めていた。