功山寺決起

第158回 独立講演会@東京に当選しました。㊗️

「硫黄島問題懇話会」(2022/11/25)Ⅰ

2022-11-25 16:43:09 | On the Road
▼写真の真ん中に背中で写っておられるのが、「硫黄島協会」の現在の会長、寺本鐵朗さんです。
 寺本さんは、硫黄島で戦死された英霊の遺児でいらっしゃいます。

 不肖わたしがかつて、硫黄島に英霊が取り残されている問題に取り組み始めたとき、硫黄島協会の幹部は、日本軍の兵士の生き残りでいらっしゃいました。玉砕の島から、わずかに生還されたかたでした。
 しかし今は、遺児が会長です。

 いまだ1万人あまりの英霊を、東京都に属する島から取り返せないでいる現実のひとつが、この背中にも表れていらっしゃると、わたしは思います。
 拉致事件と同じく、解決できない、解決しないまま永い時間だけが過ぎていくのです。

硫黄島の今

硫黄島の今

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼きょう11月25日金曜は、国会内で、超党派の「硫黄島問題懇話会」が開かれました。
 写真はそれです。
 英霊のご遺骨を故郷に取り戻すのは、政府では厚労省の担務です。
 たとえば、硫黄島の自衛隊基地の滑走の下に、たくさんの英霊が閉じ込められている怖れが強いことに対し、厚労省が中心になってボーリング調査などを行っています。
 その厚労省の説明を、硫黄島協会のみなさんとも一緒に聴いていると、「やっていてあげているんだ」とでも言うような本音が透けて見える部分があり、厳しく指摘しました。

▼硫黄島のことは、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でお話ししても、あまり視てもらえません。
 しかし一方で、とても深い関心を持っていてくれる主権者・国民のみなさんが確実にいらっしゃいます。
 今日はたいせつな最新情報の説明、あるいは超党派の議連であるこの懇話会の幹部陣から重要な決意の表明もありましたから、いずれお話ししたいと考えています。

 わたし自身の志は、この問題に取り組み始めたときと、毫 ( ごう ) も変わっていません。
 英霊が閉じ込められている滑走路を引き剥がし、そのご遺骨にふるさとへ戻っていただき、子供たちに「なぜ今、わたしたちは生まれてくることができたのか」を伝える、その志です。

 志の揺るがないことは拉致被害者の救出、自前資源の実用化、憲法9条の改正・・・日本が日本であるための根っこすべて同じです。


現場に戻って考えよう  そしてエントリーの最後に、あまりにも重い衝撃の、1枚の写真をお届けします

現場に戻って考えよう  そしてエントリーの最後に、あまりにも重い衝撃の、1枚の写真をお届けします

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

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