New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

ブラジル公演記3日目「サンパウロ」

2009-10-10 23:23:00 | 2009年10月ブラジル
 今日はオフである。祭日のせいか目抜き通りのパウリスタ通りには人の数が多い。丸の内なのに露天商がいる、という感じの大通りだ。

 異国での休日は案外とやっかいなものだ。現地の担当者も一緒ではないから、まずレストランに入れない。人々が何を食べているのかを眺めて「ハムとトマトね」と判っても壁のメニューのどれに相当するのか?文字が読めないから品名が判らず値段も不明である。値札がないと「私だけ高いこと言われてんじゃないの?」との疑いも捨てきれない。

 結局はスーパーでサンドイッチとコーラを買う。すると歩いていたら「Yakisoba」だけしかない店があった。食べてみると肉や味付けがブラジリアンの中華風。この自慢の一品、ではなくて、これしか作れません、の一品の感あり。だが4ドルと安い。

 ホテルの窓からの風景は日本のツアー中にホテルから眺めるものと酷似している。

 夕方からは昨日の会場でボサと並ぶブラジル音楽であるショーロの第一人者、ラエルシオ・デ・フレータス(Laercio De Freitas)氏の録音があるというので行ってみる。

 70歳近くのお洒落で陽気な男性ピアニストである、ショーロは管楽器とギター中心と思っていたのでピアノでの演奏は珍しい。クッキリとした右手の旋律、それを包む左手はオーケストラのストリングスの様でとても素晴らしかった。なるほど、このような美しい演奏法もあるんだ、と感心する。

 早速、私も練習したくなるがホテルにピアノが無い・・明日、会場に行って弾こう。



日本人街の飲み屋


日本人街の銀行


窓からの風景


フレータス氏・私・シェイさん