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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

9月27日 住宅用語集「と」

2006-09-27 | 用語集
すっかり秋らしく涼しい季節になってきました。この時期、どこへ出掛けてもかわいい洋服や、去年と一味違うブーツたちを見つけてしまいます。吸い込まれるようにいろいろなお店を転々としながら、とっても幸せな毎日を過ごしています。
みなさんも、秋物(冬物)の買物はお済みでしょうか。私はとりあえず今年のトレンドを押さえつつ・・・最後はブーツで締めようと思っています♪

それでは、ひさしぶりの用語集スタート。

「と」
◆ドアクローザー
開いたドアをゆっくり自動的に閉める装置のこと。「ドアチェック」ともいう。本体はドアに装着し、バネ仕掛けの腕を枠に固定してスプリングと油圧の力でゆっくりドアを閉めるため、指をはさむような事故や騒音を防ぐ。

◆ドアチェック
→ドアクローザー

◆等価交換
土地所有者が土地を提供し、事業協力者がそこに区分所有物を建築し、提供した土地と等価の区分所有権を交換すること。マンションを等価交換で建て替える場合で考えると、①区分所有者全員がいったん土地を事業協力者(デベロッパーや住宅供給公社など)に譲渡する②事業協力者は、その土地にマンションを建てる③区分所有者は自分が提供した土地と等価の専有部分を取得する、という流れになる。容積率に余裕がある場合は、もとの土地の所有者分以外に、一般分譲できる住戸(保留床)というのを作って、事業協力者が販売し、その売却価格を建設費用に充てる。保留床が多ければ元の土地所有者が余分に費用を出さなくても新しいマンションが建てられる。

◆登記済証
保存・設定・移転等によって取得した権利を登記した際、登記所が交付する、登記が完了したことを証明する書面のこと。「権利証」ともいう。

◆登記簿
私法上の権利関係を公示し、保護するため、一定の事項を記載した公の帳簿のこと。「不動産登記簿」を見れば、その土地や建物の所有権がどのように移り変わったか、所有者の利用を制限する抵当権や賃借権などが付いていないかなどがわかる。登記簿には「表題部」「甲区」「乙区」の3つの欄に分かれている。「表題部」には、土地や建物の所在や種類、構造、床面積、登記の日付等、「甲区」には所有権に関すること、「乙区」には、抵当権や賃借権、地上権など、所有権以外の権利関係が記されている。

◆動線
住まいの空間において、人や物の運動の奇跡を表す線のこと。各部屋のつながりを検討する際に使われ、一般には、長さを短縮して異質の動線が交錯しないように計画される。

◆同時決済
売主側の抵当権の抹消と所有権移転登記、買主側の抵当権設定登記とローン契約、資金交付を同じ日にすること。同時決済にすると「つなぎ融資」が不要になるため諸経費が節約できる。ただし、不動産仲介会社などと事前に綿密な準備が必要。

→つなぎ融資


◆登録免許税
住宅を新築したり購入した時の土地や建物の登記、ローン借り入れの際の抵当権の登記にかかる国税のこと。

◆通し柱
2階建以上の木造建築物で、土台から軒まで通した1本の柱のこと。建物の四隅など構造上重要な部分には通し柱を入れることが法律で定められている。また、各階ごとに使われる柱のことを管柱(くだばしら)という。

◆ドーマー
洋風住宅の屋根に突き出している三角屋根のこと。「ドーマーウィンドウ」ともいう。屋根裏部屋の採光のほか、外観のアクセントとしても設けられる。


◆独立型キッチン
キッチンの配置方法の一つ。キッチンをリビングやダイニングなど他の部屋から独立させるプランで、「クローズドキッチン」とも呼ぶ。料理の中の煙やにおい、音などが漏れにくく、キッチン内部がリビングなどから丸見えにならないため、来客時も雑然としたキッチン内部を見られなくて済む。

◆都市計画
都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備、市街地開発事業に関する計画で、都市計画法の規定によって定められたもの。都市計画には、①都市計画区域の整備・開発に及び保全の方針②区域区分③都市再開発方針等④地域地区⑤都市施設⑥市街地開発事業⑦市街地開発事業予定区域⑧促進区域⑨遊休土地転換利用促進区域⑩被災市街地復興推進地域⑪地区計画等の11府県知事または市町村で、いったん都市計画が決定されると一定の建築行為などが規制される。

◆都市計画区域
都市計画法に基づいて都道府県が定める区域で、一体の都市として総合的に整備・開発・保全する必要がある区域や、住宅都市、工業都市等として新たに開発・保全する必要がある区域のこと。
→都市計画

◆土台
構造軀体の最下部に設けられる構造材のこと。木造住宅の場合、基礎(コンクリート)の上に土台を寝かせ、アンカーボルトで固定する。柱等から伝わる荷重を支え、基礎に伝える役目を果たす。耐久性を高めるために、防腐・防蟻(ぼうぎ)処理を施すことが一般的。
→在来工法


◆トップライト
→天窓


◆都道府県知事免許
宅建業で、1つの都道府県のみに事務所を設置する場合に、都道府県が与える免許のこと。

◆戸袋
雨戸を使わない時に収納するスペースのこと。

◆徒歩所要時間の表示
不動産広告で表示する、物件から最寄駅や周囲の生活施設、教育施設などへ歩いてかかる時間のこと。1分80mで計算し、端数は切り上げている。最寄り駅まで500mあれば、7分と表示する。ただし、途中にある坂道や歩道橋、信号や踏み切りでの待機時間などは考慮されないので、実際にかかる所要時間は、歩いて確かめるしかない。

◆土間
玄関の土足で使う範囲。地面のまま、しっくり塗り、石やタイル張り、土砂利仕上げなどさまざまな仕様になっている。

◆ドライエリア
地下室を設ける際に前面に必要となる空堀のこと。なお、地下室とは床面から天井までの高さの1/3以上が地面よりも下にある部屋のことを指す。

◆トラップ
下水の悪臭やネズミ、害虫などが室内に入り込むのを防ぐため、便器や洗面ボウル、キッチンのシンク、防水パンなどの排水管の途中に設けた水がたまる部分のこと。その形によって、S型、P型、U型などがある。

◆トランクルーム
マンションの住戸の玄関脇や、地下、別棟などの共用部分に設置されている収納庫のこと。利用料が必要な場合は管理組合に支払い、専用使用する。

◆取引態様
宅建業者が宅地建物の取り引きを行う場合の立場を示したもの。主に3種類がある。

【売主】
売買契約を交わして、土地や住宅を直接販売する。
【代理】
売主から代理権を得た不動産会社が売主に代わって販売する。原則として代理の手数料は不要だが、売主と代理人の契約による。
【媒介(仲介)】
売主と買主の間に立って売買のなかだちをする。仲介手数料が必要となる。

◆トレリス
木製の格子状になっているフェンスのこと。主に、バルコニーや庭の壁面などに立てて、植物のつるをからませたり、茎を支えたり、鉢を吊るすのに用いる。塀ではないので圧迫感が少なく、通風や陽射しを完全に遮ることがないので、狭い場所でも使いやすい。

3月18日 住宅用語集「ち」「つ」「て」

2006-03-20 | 用語集
住宅用語集を作成し始めて、随分な月日が経過したように思います。「ん」まで完成すれば、この用語集もこのブログも活用して頂ける幅がぐっと増すのでしょうけれど・・・なかなか道のりは長そうです。
今日もこつこつ更新していきます。
それでは、用語集スタート。

「ち」
◆地役権(ちえきけん)
他人の土地(承役地)を自分の土地(要役地)の一定の都合や利益のために支配する物権のこと。具体的には、水を引いたり、進行したり、眺望や日照の確保のために家を建てさせなかったりするのは地役権の一つ。

◆地下室
建築基準法では、天井の高さが平均地盤面より1m以下にある部屋のこと。その建築物の住宅の用途に供する部分の延べ床面積の合計1/3を限度として容積率に算入されない。地下室は、趣味を楽しむ部屋や収納スペースにしたり、年間を通じて温度差が小さいことを利用して、食品や酒類の貯蔵庫として使える。

◆地上権
借地権の一つで、他人の所有する土地を使用する権利のこと。地主との契約で設定され、登記や譲渡、転貸することができる。

◆チムニー
煙突のこと。暖炉のための煙突ではなく、洋風住宅外観のアクセントとするため、形だけのチムニーをつけることもある。

◆地目(ちもく)
土地の現況と利用状況による区分のこと。田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、雑種地の21種類に区分されている。登記簿上の地目と、実際の土地の利用状況が必ずしも一致しているとは限らない。

◆仲介
不動産の取引で、売主と買主の間に立って両者の契約を成立させること。「媒介」ともいう。

◆中間金(ちゅうかんきん)
土地や建物の売買契約を結び、手付金を支払った後、最終決済までの間に支払う金銭のこと。

◆賃借権
賃貸借契約に基づく賃借人の権利のこと。賃借権は、賃貸人の承諾がないと譲渡したり転貸できない。

「つ」
◆ツーウェイ
両面通行の、2方向通行のという意味。例えば「ツーウェイキッチン」という場合、キッチンへの出入口が2ヶ所あり、リビング・ダイニングへだけでなく、洗面室へも出入りできるようになっている。炊事をしながら洗濯できるなどの家事動線が短くて効率的。

◆ツーバイフォー工法(2×4工法)
北米で生まれた建築工法で、「枠組壁工法」ともいう。躯体を構成する時に、厚さ2インチ×幅4インチ断面の部材を多く使うことから、ツーバイフォー工法と呼ばれる。軸組み工法が躯体を柱や梁で支えるのに対して、ツーバイフォー工法は床や壁、天井といった「面」で躯体を支えるのが特徴。柱のない広い空間が確保でき、耐久性、耐震性に優れ、断熱性も高い。施工が簡単で、工期も比較的短い。

◆突き板
木材を薄くそいだ板のこと。主に良質な木材を原材料とし、内装用に合板などに接着して使われる。

◆蹲(つくばい)
和風の庭に置かれる、水を溜められるように石をくりぬいてつくった手水鉢(ちょうずばち)のこと。いまでは、そのまわりに置かれる前石や手燭石なども含めた総称として使われるケースもある。

◆付け柱
構造上は必要ではないが、デザイン上の観点から取り付けた柱のこと。石造りやレンガ造りの壁面に付けられた柱や、ツーバイフォー住宅の和室に設けられた柱も付け柱。

◆つなぎ融資
住宅の購入において、決済から、実際に住宅ローンの資金を受け取るまでの短期間だけ借り入れる融資のこと。つなぎ融資が必要になる理由は、ローンを組む時には住宅の登記をしていないと抵当権を設定できないのに、実際に住宅の登記ができるのは、受け取った融資で残金決済をして物件の引渡しを受けた後になるため。このような資金確保のタイミングのずれを解消し、売買をスムーズに行うための融資をつなぎ融資という。
残金を決済する前に入居させてもらう「先行入居」や、所有権の移転・抵当権の設定・ローンの実行を同時にしてもらう「同時決済」を行うなら、つなぎ融資を利用せずに済む。




◆坪単価
1坪(3.3㎡)あたりの物件価格のこと。

◆つみたてくん
住宅購入資金を計画的に貯めることを目的に購入する債券のこと。住宅金融公庫が発行する債券は「つみたてくん」の愛称で知られ、3年以上最長5年間、一定額を積み立てると融資額が割り増しされたり、公庫融資を借りる際の収入基準が緩和されたりする。
申し込みは春と秋の年2回。

「て」
◆DK
ダイニングとキッチンのこと。

◆定期借地権付き住宅
定期借地権は、平成4年8月1日から施行された新借地借家法に盛り込まれた新しい土地の権利関係で、契約期間や用途、契約内容によって「一般定期借地権」「建物譲渡特約付き借地権」「事業用定期借地権」がある。マイホームの分譲で主に利用されるのが一般定期借地権付きの住宅。土地を地主から50年以上の契約で借り、(一般には50年)そこに建物を建てる。契約時に保証金または権利金を払い、契約期間中は地代を払う。契約期間が終われば、建物を取り壊し、更地にして地主に返す仕組み。土地を所有する場合と比較すると、住宅取得費用がかなり抑えられる。借地権には「地上権」と「賃借権」がある。

◆定期借家制度
「借地借家法」の一部が改正され、平成12年に導入された制度。従来の借家契約では、正当な事由がない限り契約の更新を拒否できなかったが、契約時に「更新がなく期間の満了により契約が終了する」ことなどを書面を交付して説明することにより、期間満了に伴い借家契約を終了させることができる。平成12年3月1日以降の借家契約では、「従来の借家契約」、「定期借家契約」のいずれかを選択することができる。

◆停止条件付き宅地
→建築条件付き土地

◆ディスポーザー
調理時に出る生ゴミを機械で粉砕し、排水とともに下水道へ流し込んで捨てる装置のこと。キッチンのシンク下に取り付ける。ただし、下水処理の負荷が大きくなったり、下水道設備の不完全な建物や地域では詰まる原因になったりするので、設置を禁止している自治体も少なくない。

◆抵当権
債務不履行の場合、賃金について他の債権者より優先して弁済を受けられる権利のこと。例をあげると、金融機関が住宅ローンを貸す際に不動産を担保にとった土地や建物を強制的に競売して、他の債権者よりも優先的に、競売代金から借金を弁済してもらう。

◆TES(テス)
Thin and Economical Systemの略で、ガス温水冷暖房システムのこと。バルコニーなどに大型ガスボイラーを設置し、水回りへの給湯と各居室への冷暖房機に温水を送って、暖房や除湿をする。

◆手付(てつけ)
売買契約を交わす時に、当事者の一方から相手方に渡す金銭を「手付(てつけ)」という。不動産会社が受け取る手付は、「解約手付」の性格を持つ。つまり、手付を渡した方が契約を解除する時には手付を放棄し、相手方が解除する時には倍額を返す。例えば、売買契約時に買主が300万円の手付けを払った後で解約する時は、買主に300万円は戻ってこない。逆に売主が契約を解除する時には、600万円を買主に払うことになる。不動産会社が売主の場合は、手付金の額は売買代金の20%以内と定められている。

◆手付金等の保全措置
買主が手付金等を売主に払った後で、売主の倒産などで物件の引渡しができなくなった場合、支払った手付金等を返還してもらえる措置のこと。不動産の売買契約で、代金の全部または一部として授受される金銭で、契約を交わした日から物件を引き渡してもらうまでの間に「手付金」「中間金」「内金」などの名称で支払ったものを「手付金等」と呼ぶ。不動産会社が売主となって、代金の10%(未完成物件の場合は5%)または1000万円を超える手付金等が支払われる場合に、その全額に対して保全措置を講じなければならない。具体的には、金融機関や保険会社との間で保証委託契約か保証保険契約を結んで保全措置をとる。

◆手付金等(てつけきんとう)の保全措置
買主が手付金等を売主に払った後で、売主の倒産などで物件の引渡しができなくなった場合、支払った金等を返還してもらえる措置のこと。不動産の売買契約で、代金の全部または一部としえ授受される金銭で、契約を交わした日から物件を引き渡してもらうまでの間に「手付金」「中間金」「内金」などの名称で支払ったものを「手付金等」と呼ぶ。不動産会社が売主となって、代金の10%(未完成物件の場合は5%)または1000万円を超える手付金等が支払われる場合に、その全額に対して保全措置を講じなければならない。具体的には、金融機関や保険会社との間で保証委託契約か保証保険契約を結んで保全措置をとる。

◆デッドスペース
設計・プラン上、どうしてもできてしまう、利用するのが難しい空間のこと。収納スペースとなりやすい。

◆テナント
本来は、土地や建物の賃借人や賃借確保有者の意味だが、主にオフィスビルやマンションが賃貸している事務所や店舗、その借主のことを指す。

◆デベロッパー
都市開発や再開発、住宅地の造成・開発、建売住宅やマンション、別荘などの建設・分譲を行う会社のこと。環境から交通、住宅まで計画的に街づくりをしたり大規模な住宅の分譲を行う企業体を指す。

◆出窓
外に大きく張り出した窓のこと。スペースを広く感じさせるとともに採光も確保できる。既製品の「出窓サッシ」などの登場により、リビングはもちろん、キッチンや寝室など、あらゆるスペースに取り入れられるようになった。

◆テラス
ダイニングやリビングから直接出入りできるようにした、庭先に向いた広めのバルコニーのこと。部屋と庭とをつなぐ中間的スペースで、石やコンクリートブロックを敷いて庭より一段高くしている。このテラス上に設けた木の甲板がウッドデッキである。

◆テラスハウス
低層の連棟式住宅で、各住戸の敷地や庭は各住戸が単独で所有しているもの。

◆テラゾー
大理石や花崗岩を粉砕した粉をセメントや樹脂と練り混ぜ、なめらかに磨いて大理石のような美しい模様に仕上げた人造石のこと。天然石に比べ安価で、耐久性があり、手入れも簡単。ただし、酸や熱湯には弱い。

◆テレビ共聴アンテナ
1本のアンテナで複数戸のテレビを受像する装置のこと。中高層集合住宅では、建物の屋上に親アンテナを立て、これが受信した電波を分配器とケーブルによって各住戸に送る。電波障害対策のため、テレビ共聴アンテナを利用する場合もある。

◆テレビモニーター付きドアホン
インターホンにテレビカメラを取り付け、住まいの中から外の様子や訪問者の顔を見ることができる装置。ハチセでも標準仕様として採用しており、近年では白黒モニターに替え、カラーモニターが主流となってきた。

◆DEN(デン)
巣、洞穴を意味する英語「DEN」からきた言葉で、特に住宅用語として使われる場合は、「書斎」や「趣味を楽しむ部屋」という意味合いで使われる。広さや形の基準はなく、隠れ家的な用途を持つ部屋のことを言う。

◆電気温水器
電気料金が安くなる深夜電力を利用して湯を沸かし、貯湯槽に備えておいて炊事や洗面、入浴など給湯に利用する機器のこと。

◆電気調理器(ハロゲンヒーター)
電気で熱くなるヒーターに、鍋底を密着させて調理する調理設備のこと。直火のガスと違って、煮こぼれによる立ち消えの心配がなく、部屋の空気を汚すこともない。

◆電磁調理器(IHヒーター)
磁力線を使って鍋底を発熱させる調理設備のこと。プレート部分は熱くならない。メリットは電器調理器と同じ。

追記 電気調理器と電磁調理器の違いについて
電磁(IH)調理器は、熱効率がよく、なべをのせた部分以外の温度は比較的低い。しかし、使えるなべが制限されたり、使用中になべを持ち上げるとすぐに電源が切れるものもある。
電気(ハロゲン)調理器は、使えるなべがあまり制限されないが、プレートが高温になったり、揚げものができないものもある。
電磁(IH)調理器は、鍋底にわずか1mmのソリでも温度センサーが感知しにくくなり、温度が設定温度以上に高くなる場合があるので、揚げ物等には注意が必要。
電磁(IH)調理器は炎が出ないため、高温であるかどうかが分かりにくいことがある。卓上で使用する場合が多いことからも、使用中や使用後のやけどに注意が必要。

◆天井
部屋の上部を構成する面。躯体を隠し、断熱、遮音、防塵などの役目を果たし、配管や配線を通すスペースでもある。建築基準法では、居室の天井高は2.1m以上とされているが、2.4m以上あると、部屋が広々と感じられるため、多くの住宅会社で基本設定とされている。
天井の形状の例

①掛込み天井
天井の一部が低く平らに、一部が斜めに張られているもの。最も和風的で、特に茶室などに用いられ、演出効果が高い。


②腰折れ天井
天井の中央部分が水平で両脇に向かって斜めに傾斜した形状。室内に変化を持たせた洋室などに用いられる。


③斜め天井
天井全体を傾斜させるもの。室内に変化を与えて、広々とした感じを持たせることができる。屋根の勾配に合わせて天井を仕上げることが多い。


④舟底天井
船の底を逆さまにした形状の天井。狭い室内を広く落ち着いた室内として演出できる。


⑤屋形天井
舟底天井よりも勾配が強いものをいう。


⑥陸(ろく)天井
最も一般的な水平に平らな天井。落ち着いた雰囲気を醸し出す。



◆化粧天井の例◆
①化粧屋根裏天井
縁側・廊下・茶室などに多く見られる天井仕上げ。屋根裏の小屋組をそのまま化粧材としてあらわす。










②格(ごう)天井
6cm角程度の角材(角縁)を正方形の格子状で縦横に組んで、裏板を張った天井。格式が高く、本格的な和室の大広間などに用いられる。










③竿縁(さおぶち)天井
天井板の下に、意匠として「竿縁」と呼ばれる細い角材を30~40cm間隔で取付けた天井。天井板は杉・桧などが一般的。







④大和天井
化粧の床裏でササラ(小梁)と床板で構成されるものを言う。つまり、1Fの天井であると同時に、そのものが2Fの床板を担っている。

◆天袋(てんぶくろ)
天袋には二つの意味がある。
① 天井面に付いた形の吊り戸棚のこと。地袋と対応する語。
② 和室の押入れの上部に設置されている収納スペースのこと。

◆天窓
天井や屋根に設けられた開口部で、採光のために設けられるもの。「トップライト」ともいう。壁面に設ける窓より採光量に優れ、建築基準法上の採光面積を算定する際には3倍の面積に換算される。部屋全体を明るくしたい時や、大きな窓が取れない、日当たりが悪いなど採光上の問題を抱えた住宅に用いられる。

3月13日 住宅用語集「た」

2006-03-13 | 用語集
そろそろ、2004年4月1日に発行した会社パンフレットも残りわずかということもあり、今日、改訂作業にとりかかりました。
たった2年だというのに、変化していることは山ほどあり、手直しし始めるとあれもこれも気になります。
あれこれ考えた結果、煮詰まってしまったので、一日目は早々に切り上げてしまいました。無理にでも時間をつくらなければ、いつまでも後回しにしてしまいそうです(笑)。

それでは、用語集スタート。

「た」
◆大黒柱
日本の伝統的な木造建築で、最も中心的な役割を担う通し柱のこと。家の中央にあり、最初に立てる。一般的にその建物の中で、最も断面が大きい柱である。

◆耐震構造
地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造のこと。

◆耐震ラッチ
耐震の際、扉が開いて中の物が飛び出さないように工夫された掛け金のこと。キッチン吊り戸棚などに付けられる。

◆耐力壁(たいりょくかべ)
建築物に対して地震による水平方向の力や重み、風圧力がかかった場合に建築物を支えるように設計された壁のこと。耐力壁は住宅のリフォーム時でも撤去できない。

◆高さ制限
建築基準法で、ある地区や地域の建築物の高さの最高限度を定めること。「絶対的高さ制限」「斜線制限」「日影による中高層建築物の高さ制限」等がある。

◆宅地建物取引業
宅地または建物の①売買・交換②売買・交換・貸借の代理③売買・交換貸借の媒介を、業として(不特定多数を相手に、反復継続して)行うこと。宅地建物取引業の免許を受けて営む者を「宅地建物取引業者」、略して「宅建業者」という。

◆宅地建物取引主任者
宅地建物取引主任者証の交付を受けた者のこと。都道府県知事の行う宅地建物取引主任者資格試験に合格し、都道府県知事の登録を受けたうえで、宅地建物取引主任者証を交付してもらう。宅地建物取引主任者は不動産取引の際に、宅地建物取引主任者証を提示して、取引の当事者に重要事項を説明し、重要事項説明書の内容確認、記名・押印を行う。

◆ダクト
冷暖房した空気や、換気した空気を送る管路・風道のこと。

◆宅配ボックス
分譲マンションに採用される設備の一つ。「宅配ロッカー」ともいう。宅配業者が宅配便を届けにきた際、届け先の居住者が留守だった場合に、マンションに設置してある宅配ボックスに荷物を預けたことを知らせる紙やロッカーの鍵などを入れておき、取り出してもらう仕組み。

◆ダストシュート
マンション等の各階にある捨て口からゴミを捨て、最下階や地下にある集積所にゴミを集める縦穴状の設備のこと。

◆三和土(たたき)
玄関から土足で入ってこられる土間の部分。もともとは、花崗岩(かこうがん)等が風化してできた土に石灰や水を混ぜて練った「叩き土」でつくったため、現在でもその名前が残っている。

◆畳
わらを糸で刺し固めた床(とこ)に、陰干ししたいぐさで編んだ畳表(たたみおもて)を付け、家の床に敷く建材のこと。畳表は裏返して2回使うことができる。しかし、最近では社会情勢の変化や新しい建築工法に対応するため、ポリスチレンフォームやインシュレーションボードが使われるようになり、わら床は少なくなっている。また、地域によって畳の大きさは異なる。マンションや団地の畳のサイズは、物件によって異なることもある。

◆建売住宅
不動産会社が住宅を建て、土地とセットで販売するもの。契約してから建てる注文住宅のように、建築工法や間取り、設備や仕様を選べないが、工事の初期段階であれば、ある程度の変更ができる場合もある。

◆建物面積
建物の延べ床面積のこと。2階建ての場合は、1階と2階の床面積の合計。バルコニーの面積は含まない。マンションの場合、建築基準法上は壁心(へきしん)計算、登記簿上は内法(うちのり)計算で建物面積を算定する。

◆ダブルシンク
二層シンクのこと。洗いとすすぎが同時にできるなど、その使い勝手のよさが人気。また最近ではシンク内に取り付ければダブルシンクとして使えるはめ込み型のミニシンクなども登場している。

◆ダブルボウル
洗面ボウル(洗面台で水や湯をためる部分)が2つ並んでいるもの。洗面室の使用が集中する朝には2人が同時に使えて便利。

◆段落ちコンロ
シンクや調理台から10~15cm低くしたコンロのこと。中華鍋や深い鍋で調理する時にコンロが低い分、ちょうど使いやすい高さになる。

◆断熱材
グラスウールやロックウールなど、室内の保温や遮熱のために壁の中に入れる下地材のこと。室内の気密性が高まることから省エネにつながり、結露防止の効果もある。

2月24日 住宅用語集「す」「せ」「そ」

2006-02-24 | 用語集
ご覧になりましたか?!トリノオリンピック女子フィギュア フリープログラム。
荒川選手、金メダルおめでとうございます。

荒川選手の演技には間に合わず、LIVEでは村主選手の演技からしか見ることができなかったのですが、すごかったみたいですね。まだノーカットで見ていないので、ぜひ、早く全ての演技を見てみたいです。

見ていないにも関わらず、金メダルの瞬間は少し泣いてしまいました。(笑)
また、銅メダルのスルツカヤ選手の演技前のナレーションで、お母さんが病気になったことや、自身も難病にかかっている。ということを聞いて、これまた寝ぼけた頭ながらも感情移入してしまっていました。

選手自身は、いろいろなプレッシャーやまわりの勝手な期待を背負って、本当に大変だと思いますが、たくさんの人に感動を与えられるなんて素晴らしいことだと思います。

トリノオリンピックの日本人初のメダリストとして、フィギュアで初の金メダリストとして、しばらく荒川選手は大忙しでしょうね。


それでは、住宅用語集スタート。

「す」
◆スキップフロア
①住戸内に、中2階のような半階ずらした居室を設けること。住戸内に上下の段差を生じることで、各居室の独立性を持たせる。「ステップフロア」ともいう。
②マンションなどで、エレベーターの停止階を1~2階おきにする建築方式のこと。エレベーターが停止しない階の住戸は、階段を上り下りして住戸に向かう。この場合、共用廊下を作らなくてよいため、住戸の面積を広げることができ、両面バルコニーも可能となる。採光・通風に優れ、独立性が高まりプライバシー確保に有効。

◆数奇屋造り(すきやづくり)
安土桃山時代から江戸時代にかけて完成した建築様式の一つで、桂離宮や修学院離宮は、数奇屋造りの代表例。書院造りに、茶の湯のための茶席、水屋などが備わっている。

◆筋違い(筋交い・すじかい)
地震や台風などの横からの力に対して建物の耐力を高めるために、柱と柱の間に斜めに渡す補強材のこと。→在来工法

◆スタッコ仕上げ
建物の外壁などの表面にモルタルや合成樹脂を吹き付けて仕上げること。特殊なコテで塗り付けたり、吹き付けた後、表面が軟らかいうちにローラーで押えたりして、表面を凹凸のある状態にすることが多い。
塗料のあれこれ Vol.1
塗料のあれこれ Vol.2

◆ステップダウンフロア
フロアの一部分を下げて空間を演出する方式。例えば、ダイニングとリビングの境に段差をつけて、どちらかを低くすることで間仕切りの効果を出す。

◆スパン
柱と柱の間の長さのこと。スパンが広く、開口部が大きいほど、採光と通風は良い。

◆スプリンクラー
火災が発生すると、自動的に散水して消火する設備。一定以上の大きさのビルやマンションなどには消防法で義務付けられている。

◆スラブ
床版のこと。一般的には、鉄筋コンクリート造の建築物の構造床を指し、梁や小梁と一体化して作られている。一般的にスラブの厚さは15~20cmで、厚いほど遮音性が高い。田だし、躯体の構造によって遮音性は異なる。

◆スロープ
人や自転車、バイクなどが通りやすいように作られた傾斜した道路のこと。車椅子を利用している人や足腰の弱っている高齢者が歩きやすいように、公共の建物や住宅のエントランス付近の階段の横にスロープを併設することが多い。

◆スロップシンク
キッチンやユーティリティー、バルコニーに設置する底の深い流しのこと。泥のついた野菜を洗ったり、スニーカーやぞうきんなどを洗ったり、掃除で使った汚水を流したり、植木への水やりに便利。

「せ」
◆成約価格
中古住宅の売主と買主が最終的に合意して決める売買価格のこと。

◆セカンドハウス
別荘や別宅のこと。休暇を過ごすためにリゾート地に建てた住宅だけでなく、郊外に住む人が通勤に便利なように、都心に購入するマンション等もセカンドハウスと呼ぶ。

◆施工監理
発注したとおりに工事がなされているか、監督・管理すること。

◆設計図書
建物を建築する上で、施工や法律的な出願、契約などに必要な図面や仕様書の総称。具体的には、一般図、詳細図、構造図、設備設計図、外観図、仕上げ表、仕様書などからなる。

◆設計料
正確には、設計報酬とか設計監理報酬と呼ばれ、設計や設計監理業務に対して支払われる。設計時の直接人件費、経費、技術料などを合計して算出する場合と、工事費に一定の料率を乗じて算出する場合がある。

◆セットバック
都市計画区域内で建物を建てる時に、建築物を道路の境界線から一定の距離だけ後退させること。具体的には、次の3種類のケースがある。
①全面道路が幅員4m未満の場合の宅地に建物を建てる時は、道路の中心線から2m以上後退する。道路の反対側が崖や川などの時は、崖側の道路の境界線から4m以上後退する。
②壁面線が定められている道路に面している宅地に建物を建てる時は、その壁面線まで後退する。
③建築基準法上の道路斜線制限によって、中高層建築物の一部を後退する。

◆ゼネコン
General Contractorで、企画から設計・施工・監理までを行う総合建設業者のこと。

◆セラー
食料品やワインを貯蔵する場所。

◆専属専任媒介
媒介契約の一つ。不動産の売主は、媒介を依頼した不動産業者が探した相手としか契約できない。

◆センターコア方式
キッチンや浴室、洗面室、トイレなど水回りの設備を住戸の中心部にまとめた間取りのこと。水回り部分が居住空間を仕切る形になり、ほかの部屋の独立性が高くなる。

◆セントラルヒーティング
地下室や屋上、機械室などにボイラー等を設置し、各室にパイプを通して暖房する中央式暖房システムのこと。

◆専任媒介契約
媒介契約の一つ。不動産の売主は複数の不動産業者に売却を依頼できない。

◆前面道路
敷地に対して2m以上の長さで接している道路のこと。幅員(ふくいん=はば)も4m以上必要。

◆専有部分
マンションなど区分所有建物で、区分所有者が単独で所有する部分を「専有部分」、その面積を「専有面積」という。バルコニーは含まれない。専有面積の算出法には、壁心(へきしん)計算と内法(うちのり)計算の2つがある。

◆専用使用権
敷地と共用部分の一部について、特定の区分所有者が専用に使用できる権利。具体的には、専用庭、バルコニー、ルーフバルコニー、駐車場などで、使用料金が必要な場合は管理組合に払う。

◆専用庭(せんようてい・せんようにわ)
マンションなど区分所有建物で、主に1階の住戸の居住者だけが専用的に使用できるように作られた小さな庭のこと。専用庭の使用料は管理組合に支払う。ただし、共用部分であるため、物置やサンルームを設置することはできない。


「そ」
◆造成地
その土地に建設される住宅等の環境・機能を整えるために、必要な工事を施した土地のこと。造成には、土地の状況に応じて、埋め立て・切土・盛土・地盤の改良などの方法がある。

◆ゾーニング
家の機能を、部屋単位で考えるのではなく、用途別に大まかに分けた「ゾーン」として捕らえ、それを効率的に配置すること。たとえば、リビングなど家族が集うスペースは「パブリックゾーン」、トイレ・浴室などは「サービスゾーン」、寝室・子供部屋などは「プライベートゾーン」などに分類。各ゾーンをいかに配置するかで、暮らしやすさが決まると言われる。

◆ソーラーシステム
太陽熱を利用して、冷暖房や給湯を行うシステムのこと。太陽熱を吸収する集熱器とその熱で水を湯に換えて貯蔵する蓄熱槽、熱を取り出す機械など、比較的大きな設備を利用するソーラーシステムを「アクティブソーラー型」、自然のエネルギーを人工的に熱に転換せず、簡単な装置で建築物内に貯蔵したり、工夫して良好な屋内熱環境を作り出すソーラーシステムを「パッシブソーラー型」という。

◆外断熱
柱などの構造材の外側から、家全体を断熱材ですっぽりと覆う断熱法。従来日本で主に採用されてきた「内断熱」工法(構造材の間に断熱材を充填する)に対してこう呼ばれる。断熱材の隙間ができにくく、機密性が高いのが特徴。また、構造材の外側に通気層ができるため、結露しにくく、カビやダニの発生をおさえる。欧米では一般的。内断熱よりも建築コストがかかる。

2月22日 住宅用語集「し」

2006-02-22 | 用語集
今朝、朝食を摂りながら耳に入ったテレビの音声は、ホンダのフィットに「ハイブリッドカー」バージョンが発売されるというものでした。

これまで「ハイブリッドカー」は大型・高級車の扱いしかなく、なかなか手の出にくい商品でした。
ところが、2002年には33年間、年間販売台数でトップを守り続けたトヨタのカローラを上回りトップになったホンダのフィットにハイブリッド仕様が出るとのこと。これは1300CCクラスの自動車では初めてのことで、価格も130万円代~を実現したそうです。(注意:寝ぼけた頭で聞いていたので、少々間違っているかも知れません)

先日紹介した「eco6」と通じるものがあるような気がして、取り上げさせて頂きました。これからは、私たちの暮らす地球を私たちの手で守ることに力を入れていかなければならない時代なのだと思います。

いま、当たり前に存在している資源に限りがあることを気付かされる未来は、それほど遠くないのかも知れません。

私たちの住む、美しい地球を守るために、資源の限りを実感しなくても良いように、小さな努力を重ねたいものです。

それでは、住宅用語集スタート。

「し」
◆CATV
Cable Television の略称。→ケーブルテレビ

◆シーリング材
壁とサッシ、壁と柱など、異なる材質同士の継ぎ目の隙間(目地)をふさぐための材料の総称。建物の機密性、水密性を保つためにペースト状の合成樹脂や合成ゴムなどを使うことが多い。

◆市街化区域
都市計画区域のうち、市街化を形成している区域と、概ね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域のこと。市街化区域では、用途地域と道路、公園、下水道などの都市施設を都市計画で定め、ほとんどの用途地域で住宅を建てることができる。

◆市街化調整区域
都市計画区域のうち、市街化を抑制すべき区域のこと。市街化調整区域では原則として用途地域を定めず、開発行為などが制限され、住宅を建てることができない。

◆地形(じがた)
土地の形や傾斜などの形状のこと。土地を有効に使うためには、いびつな形や起伏が大きい地形よりも、平たんで方形が望ましい。「じぎょう」ともいう。

◆敷居
障子や襖など開口部の下部に取り付ける、溝やレールの付いた横木のこと。

◆敷地
一般的には、建築物のある土地のこと。

◆事業主
宅地造成や住宅建設などの事業を企画、実施する主体のこと。事業主が売主となって不動産を分譲するのが一般的だが、事業主が不動産の全部または一部を、販売担当する他の事業者に売却し、それを買い受けた事業者が売主となって分譲する場合もある。
ハチセの場合、「販売代理」というかたちで、他社へ販売を依頼する形式をとっている場合もある。

◆自主管理
マンションの管理で、管理会社に委託することなく、管理組合自身で行う方式のこと。清掃作業などできる範囲のことは組合員で行うほか、管理組合が管理員を雇ったり、植栽の手入れやエレベーターの保守点検を専門業者に依頼する。

◆システムキッチン
流し台や調理台、コンロ、収納スペースなどを組み合わせて作るキッチンのこと。食器洗浄機や電子レンジ、オーブンなどをビルトインしたものも珍しくなくなった。
最近では一般的なものだが、昭和40年代にドイツから輸入され、当時は最高級品だった。

◆システム洗面化粧台
洗面ボウルや水栓、シャワー、照明器具、鏡、コンセント、収納スペースなどといった洗面時に必要な機能を一体化した設備のこと。自分の好みに合わせてオーダーメイドに限りなく近いものをつくることもできる。
近年では、デザイナーズ住宅などの流行もあり、あえて造作でつくる場合や、理科の実験室で利用されるようなシンクが使われるケースもある。
これらは、オーバーフロー等の機能が付いていないため、採用には注意が必要であろう。

◆下見板張り(したみいたばり)
板張りの外壁の中で、板の上下の継ぎ目部分を重ねて雨仕舞いをよくする方法のことをいう。材質としては、桧や杉、ラワンなどが一般的だが、防火面のことを考えて最近は市街化地域では使用できなくなってきている。

◆シックハウス症候群
住宅に使われる仕上げ材や下地材、接着剤から、揮発性有機化合物などの有害物質が拡散されることで、目がチカチカしたり、めまいや頭痛、皮膚障害などが起きること。住宅の機密性が高まったことに伴って、新築住宅で発生しやすくなった。平成15年7月には建築基準法の改正で、一部の化学物質の使用が規制され、機械換気設備の設置が義務付けられた。

◆実施設計(じっしせっけい)
施工するために必要な図面をつくる段階のこと。基本設計で作られた図面のほか、詳細図、展開図、建具表、仕様書、構造図、設計図などが揃う。この実施設計をもとに、建築主と建設業者は工事請負契約を交わし、工事内容と工事費用を確定する。
ハチセの場合、現在前述のような請負工事(注文建築)の形式はとっておらず、建売住宅になるため、売り建て(=土地を購入したあと、請負契約を結ぶ)の場合であっても、基本的には建物の総額は変わらない。定められた標準仕様に変更があった場合は、別途オプション工事代金として追加費用が発生する。

◆実測売買
土地の売買に関する契約方式の一つで、測量した面積に基づいた金額によって売買する。主に個人が売買する宅地の場合は、売主・買主の公平を期するため、実測売買とすることが多い。

◆指定流通機構
宅建業者の間で物件情報を広く交換し、契約の相手方を迅速に見つけるためのシステムとして、平成2年に発足した制度で国土交通大臣により指定された不動産流通機構。専属専任媒介物件は、指定流通機構への物件登録が義務付けられている。近畿圏不動産流通機構により、不動産物件情報交換のためのコンピューター・ネットワーク・システム「レインズ」が運営され、これにより、入会審査を受けた全国の不動産会社がネットワークで結ばれている。

◆私道(しどう)
個人の所有地を道路として築造・保持・管理して通行に使っているもの。都市計画区域内で、道路に2m以上接していない敷地に建物を建てる時は、敷地の一部を私道として市町村や知事に認可してもらう。→位置指定道路


◆私道負担
不動産取引の対象となっている土地の一部に私道が含まれている場合、この私道敷地部分を所有することを私道負担という。私道の上には、建物を建てることはできないし、私道部分の面積は敷地とならないので建ぺい率や容積率の計算から除外されるなど、土地の利用に際して、大きな制約を受ける。

◆地袋(じぶくろ)
違い棚の下などに、地板に接して設けられたちいさな袋戸棚のこと。

◆借地権
「地上権」または「賃借権」のこと。地上権とは、他人の土地において、その土地を専用に使用する権利のこと。地主に地代を払わず権利設定時に一括で支払うものもある。その上に建物を建てたり、改築建て替えができ、地上権を転貸したり、登記したり、売買することもできる。一方、賃借権は土地を借りる権利で、地主に賃料を払う。賃借権を譲渡したり転貸するには地主の承諾が必要。

◆斜線制限
都市計画区域内で建物を建てる時に、一定の勾配面によって高さの限度を決めた規制のこと。斜線制限には、隣り合う建築物同士の採光や日照などを確保するための「隣地斜線制限」、向かい合う建築物や同路面の日照・通風・開放感を確保するための「道路斜線制限」、第一種・第二種低層・中高層住居専用地域の北側に接する敷地の環境を保護するための「北側斜線制限」がある。

◆遮音材
音を遮断したい時に使う部材のこと。コンクリートや石、鉄などさまざまな素材のものがあり、一般的に材料が緻密で、重量が大きいものほど遮音効果が高くなっている。

◆集成材
単板(ラミナ)を、繊維方向を揃えて合成樹脂接着剤で接着して作る木質材料のこと。天然材に比べ、断面が大きく、長い材が得られ、湾曲した材料でも製造できる。

◆住宅性能表示制度
住宅の性能を統一の住宅性能表示基準(住宅品質確保促進法に基づき国土交通大臣が定めたもの)で比較できるように表示を行うことを定めた制度。構造の安定、火災時の安全、劣化の軽減、温熱環境など大きく9項目(18年4月1日より新たに「防犯に関すること」が追加され、全10項目になる)に分かれている。表示は任意で、指定住宅性能評価機関が評価する。性能表示制度を利用した住宅は、引渡し後にトラブルが発生した場合でも「指定住宅紛争処理機関」で対応してもらえる。

◆住宅性能保証制度
(財)住宅保証機構が実施している制度で、平成12年4月に住宅品質確保促進法が施行されたことに伴い、内容の充実が図られた。
同機構に登録された建設業者の申請により審査を行い、合格した新築住宅の所有者に、基礎等構造上重要な部分は10年、その他は1~2年の間に不具合が生じれば無料で補修する。また、10年以内に登録業者が倒産した場合でも、補修費用から免責金額の10万円を差し引いた残りの95%が保険でカバーされる。(改正前は80%)

◆住宅品質確保促進法(品確法)
質の高い住宅を選びやすくし、取得後も安心して住めることを目的に平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」。①瑕疵担保責任期間の10年間の義務化②住宅性能表示制度③裁判外の紛争処理体制という3つの柱で構成されている。①はすべての新築住宅において10年以内に欠陥が見つかれば、住宅取得者は無料の修理や賠償金の請求等を建築業者や売主に求めることができるというもの。②は住宅の耐震性や耐久性等の性能がどの程度かを住宅性能評価基準に沿って第三者が判断する制度、③は②の性能評価費用が必要で、制度の利用は自由だが、性能評価を受けた住宅でないと③の制度は利用できない。

◆重要事項説明
宅建業者が不動産の取り引きに際して、契約前にその不動産に関する権利関係や取引条件等について書面(重要事項説明書)を交付し、取り引きにかかわる人に説明すること。説明担当者は宅地建物取引主任者で、重要事項説明書に記名・押印し、説明時には宅地建物取引主任者証を提示しなければならない。

◆じゅらく壁
和風建築の代表的な塗り壁の一つ。安土桃山時代に完成した聚楽第(じゅらくだい)の跡地付近から出た土で作られたことから、この名がついたという。茶褐色の土を混ぜ、茶室などに広く用いられてきたが、最近ではじゅらく壁と同じような風合いに仕上げた壁も、じゅらく壁と呼ぶ。

◆仕様書
建築工事に使用する材料について、その品質、性能、加工の程度、製法などを明記した書類。既製品の場合は、そのメーカーや施工者までを記入し、工事内容の管理を図るために用いられる。見積もりや契約条件などにも関係してくるため、特に重要な書類の一つと言える。

◆上棟式(じょうとうしき)
竣工までの無事と建物の堅固さを祈願し、建築工事の途中で行う儀式のこと。「棟上げ(むねあげ)」ともいう。

◆真壁造り(しんかべづくり)
和風建築に使われている伝統的な壁の構法の一つ。構造躯体として使う柱を表面に露出させ、柱と柱の間に壁を納める方式。柱が空気に触れるため、防腐面ではメリットがあるが、耐久性を上げるための筋違い(すじかい)を入れにくいのが難点。

◆心々(しんしん)
→壁心(へきしん)

◆人造大理石
大理石の大粒砕石を用いてとぎ出し、ワックスで磨いたもので、内外装・壁・床仕上げ用材として、またキッチンや洗面台のカウンターなどに広く用いられる。

2月20日 住宅用語集「さ」

2006-02-20 | 用語集
報告が遅くなりましたが、インテリアコーディネーター資格試験、合格することができました。
(ちょっとは、プレッシャーかけた方が良いかも?!)というわけで、ブログ上で公表したのですが、そのせいで必要以上にプレッシャーがかかってしまいました。(笑)
残すは、二次試験だけでしたので、早めから取り掛かろうと思いながらも、結局始めたのは1ヶ月前のこと。社員旅行を欠席して、休みをもらった5日間、勉強だけに費やせたおかげもあって当初の計画通り、100時間程度の時間を充てることができました。
「資格」に対し、それほどの興味はなかったものの、昨年度の二次試験が不合格になった後あたりから、資格の必要性を感じる機会が増えました。
(これだけ勉強しても、不合格なようならこの仕事は向いていない。ということか?)などという思いをめぐらしながら、試験日を迎えました。
これまでの人生でこれほど欲しいと思った資格はなく、受験も比較的楽な道を進んで来ましたので、試験にあたって緊張するという経験がありませんでした。
ところが、当日は異常な緊張に襲われ、「はじめ」の合図から帰りの電車の中まで手の振るえが止まらなかったくらいです。
自分の気の弱さを新たに発見し、自分自身に驚きました。

今年はまた、新たなものに挑戦しようと計画中ですが、公表はやめておくことにします。
それでは、住宅用語集スタート。

「さ」
◆サーキュレーター
天井にファンを取り付けて動かし、空気を循環させる装置のこと。冬には、室内の上部にたまりがちな暖かい空気を下部へ循環させ、夏には足元にたまりやすい冷たい空気を上部に循環させ、室温を均一にする。

◆サービスバルコニー
一般的に、バルコニーよりもちいさな面積のもの。キッチンの横にサービスバルコニーが付いていると、キッチンの採光や通風がよくなるうえ、ビン類やゴミを一時的に外に出しておけるなど使い勝手がいい。

◆サービスヤード
屋外で行う家事用のスペースを指す。通常、コンクリートなどで仕上げ、洗濯や物干し場、ゴミ置き場などとして使用される。

◆サーモスタット
温度制御器のこと。一定の温度まで上がると熱源のスイッチが切れ、一定の温度まで下がるとスイッチが入る。温度調節に用いられる。

◆再建築不可
家を建て直すことができない土地のこと。建築基準法によって、「道路に2m以上接していない土地には家を建てることができない」と定められているが、そのような土地でも、法律制定以前にすでに家が建てられている場合がある(=既存不適格物件)。この土地を売り出す場合は、物件の広告や重要事項説明書に必ず「再建築不可」と書くことが義務付けられている。リフォームして住むことはできるが、建て替えは不可能。

◆採光
建物の屋内に自然光を採り入れること。建築基準法では建物の用途ごとに、床面積に対して必要な採光のための開口部の最小面積を定めている。

◆サイディング
外壁材の一種。木材、金属系やセラミック系の板などを張りつけて外壁をつくる。モルタルやしっくい、タイル張りなどと違い、クギやネジで止めて仕上げる。

◆在来工法(ざいらいこうほう)
日本の伝統的な建築工法で、「木造軸組(もくぞうじくぐみ)工法」とも呼ばれる高温多湿の日本の気候に適した伝統的な工法。土台の上に柱を立て、その上に梁(はり)を掛け渡し、斜めに筋違い(すじかい)を入れて補強し、壁を組んで作る。柱と梁で建物を支える構造になっているため、増改築が容易で、使用する木材によって予算も柔軟に対応できる。但し、職人の経験や技術の差が出やすく、施工レベルや工期にバラツキが生じやすい。

◆下がり天井
マンションによく見られる。天井に梁やパイプスペースなどの出っ張りがあり、その部分だけ天井が低くなっているところ。間取り図では点線で示されている。

◆サニタリー
本来は「衛生的な」という意味。住宅の中では浴室や洗面室、トイレなどを指す総称。

◆さや管ヘッダー工法
給排水管の工法の一つ。水の湯の流れる管が、さや(鞘)となる管の中を通る二重管になっていて、配管の端以外は接続個所がないため、給排水管の点検やメンテナンスがしやすく、水漏れや赤水の発生もない。給水・給湯の水圧を一定に保てるヘッダー工法と併せて取り入れられることが多く、こう呼ばれる。流水時の騒音も伝わりにくい。水や湯が通る中管は、サビが出ないように樹脂で作られている。

◆更地(さらち)
建物などがなく、借地権などの使用収益を制約する権利の付いていない土地のこと。

◆サンクンガーデン
(=サンクガーデン)
一般の道路や地盤より低い位置につくられた庭のこと。立体的な景観を楽しめたり、地下室に光を採り入れたい時に設けられる。もともとは造園の手法だったが、最近ではビルの入口など都市全体の景観設計にもよくつかわれている。

◆残債(ざんさい)
借り入れたローンのうち、まだ返済していない借り入れ金の残額のこと。

◆散水栓
水まきや庭掃除のための水栓(蛇口)のこと。一般的には、屋外の出入口付近に設けられる。地中に鉄の蓋が付いた容器を埋め込み、その中に散水栓を設置することが多い。

◆サンプルルーム
マンションのモデルルームの一種で、住戸の一部や素材だけを展示するもの。

◆サンルーム
日光を多く採り入れるために、屋根などをガラス張りにして作った部屋のこと。リビングの外側に付け足すように設置されることが多い。鉄線入りガラスや透明強化ポリエステル板などが使われる。

◆3路スイッチ
一つの照明器具を2ヶ所から点滅できるスイッチのこと。階段に取り付けられている照明器具を、階段の上と下のどちらでも入り/切りできるのが例。ちなみに3ヶ所で点滅できるものを4路スイッチという。

2月10日 住宅用語集「こ」

2006-02-10 | 用語集

「逃げる2月」を追いかけて・・・。
今、ご覧になっている左上にカレンダーが表示されています。投稿すると、そこが赤色に変わります。要するにカレンダーを見れば、私が今月何回登場したかがわかるわけです。
その、カレンダーの下にある「前月」のリンク。これをクリックする度に「1月」→「2月」といった具合に過去のカレンダーに切り替わるわけですが・・・
それを眺めると、11月あたりから極端に減少している「赤」の表示。
「今月こそは!」という意気込みもむなしく、今月4回目の登場です。
さて、前回の続きを公開しておきましょう。

「こ」
◆高温差し湯式
浴槽の湯を沸かし直すのではなく、高温の湯を足すことで入浴に適した温度にする方式。

◆公開空地
集合住宅の敷地内だが、一般の歩行者が自由に通行したり利用したりできる、建物で覆われていない土地のこと。総合設計制度で、敷地内の空地のうち一般に公開される部分を公開空地と呼ぶ。

◆工事請負契約
家を建てる時などに施工業者と結ぶ工事・建築に関する契約のこと。

◆公図
登記所が保管している土地台帳付属地図のこと。土地の区画や地番、位置、形状等が記入されている。

◆工程
建築工事の流れの予定のこと。建築工事の着工段階から完成までの工事内容・日程などを一覧で表示したものを工程表と呼ぶ。

◆勾配天井
屋根の形状によりやむを得ず部屋の中に出る天井の傾きのこと。特殊な目的のために、傾きのある天井にする場合もある。ハチセの新築住宅及びリ・ストック住宅では、少しでも高く開放感のある空間にするために、勾配天井にする場合もある。
また、浴室の天井は、水滴が流れ落ちるのを防ぐために、天井面を伝わって流れるように勾配をつけている。これは、銭湯などで実際に見ることができるので、機会があれば確認してみて下さい。

◆コートハウス
中庭(コート)を囲んだ造りの住宅のこと。言葉自体は和製英語。敷地が狭くても採光や通風が確保でき、近隣とのプライバシーも保てる。
京都の町家は、狭い間口ながら長い奥行きを活かし、このような住宅が良く見られる。

◆コーナーガラス
建物の隅に、桟(さん)なしではめ込まれたガラスのこと。コーナーガラスを用いると、壁がなくなる分、採光面で優れ、室内を広く感じさせる。

◆コーポラティブハウス
協同組合方式によって建築する住宅のこと。志向を同じくする複数の人が建設組合を設立し、協同して敷地の取得や建物の企画・設計、建築工事の発注等を自力で行い、住宅を取得する。

◆国有宅地
相続税を納める際に、金銭の代わりに物納された不動産(土地)のこと。財務省は、国有宅地の中から比較的小規模な宅地について、売払価格を公示し、年に数回、売却している。国が売主の上、仲介手数料もかからない。

◆戸境壁(こざかいへき)
マンションで、隣の住戸との間にある壁のこと。マンションの壁には、外壁、戸境壁、間仕切り壁の3種類がある。戸境壁が薄いと、隣家の騒音のトラブルが発生しやすい。強度の面からは、鉄筋コンクリートの壁の厚さは15cm以上が望ましい。

◆固体音(固体伝搬音)
壁や床が揺れて直接伝わったり、排水管などを通して直接伝わる音のこと。上階の住戸で飛びはねることで出る音や椅子を引きずる音、トイレで水を流す音、壁にくぎを打ち込む音なども固体音に入る。

◆固定資産税
不動産を所有している限り毎年かかる地方税で、1月1日現在、各市町村の固定資産税台帳に記されている土地や建物にかかる税金。所有者として登録されている人が支払う。マイホームなら、一定の条件を満たせば、軽減措置がある。

<土地>
税額=評価額×1.4%
(標準税率。市町村によって最高2.1%まで変わる)
軽減措置:住宅用地の評価額を、敷地面積200㎡までは6分の1に、200㎡を超える部分は3分の1に減額する。
<建物>
税額=土地に同じ
軽減措置:新築後、次の期間だけ税額を2分の1に軽減(床面積120㎡までの部分)
一戸建ては3年間、マンションは5年間
<軽減措置を受けるための主な条件>
※以下のいずれかに当てはまること。
土地
●住宅用地として使用されている(住宅が建っている)土地
●居住部分の面積が4分の1以上ある店舗併用住宅の建っている土地
建物
①床面積が50㎡以上280㎡以下
②店舗併用住宅の場合は居住部分の床面積が2分の1以上で、かつ①の条件を満たすこと。

◆コミュニティ
本来は地域共同体や地域社会のことで、居住者同士の和やまとまり、親睦、協力など協同生活を営んでいくうえで大切な「つながり」全般を指す。マンションで行われる住民際や住民パーティーなどは、円滑なコミュニティづくりのために実施される。良好なコミュニティが築かれていれば、住み心地も向上する。

◆コルクタイル
ポルトガルなどの地中海地域で群生しているコルク樫の樹皮を、タイル状のシートにした内装材のこと。床や壁に使われることが多い。

◆コレクティブ住宅
独立した住戸部分と、食事や団欒ができる共同の空間を併用した住宅のこと。もともとは北欧で生まれた居住スタイルで、日本では阪神・淡路大震災後、初めて公的住宅に取り入れられた。

◆転ばし床
コンクリートスラブや土間の床の上に、木造の床下地材や床組材を置いて(転ばして)仕上げた床のこと。木造床としては最も簡単に作られる床下地の工法。

◆混合水栓(こんごうすいせん)
1本のレバーを調整することで水と湯を自由に混ぜられる水栓のこと。水と湯の混合比や水量の調節は簡単に行える。操作方法はメーカーによって異なり、レバーを下げると水が出て、上げると止まる方式と、その逆の方式がある。

◆コンクリート打ち放し
構造体となるコンクリート壁をそのまま仕上げ壁として利用する方法。腐敗やサビの心配がなく耐久性も高くなる。ポストモダンな印象を与えるため、一時大流行した住宅用素材。

◆混構造(こんこうぞう)
ひとつの建物を建てる際に、複数の構造体を組み合わせる方法。住宅の場合、地上階は木造で、地下部分を鉄筋コンクリートとするケースなどが多くある。

◆コンドミニアム
マンションなど分譲集合住宅のこと。別荘として利用するリゾート型と都市型の2つに分かれる。コンドミニアムの場合、所有権と利用権を分けて考え、所有者が利用しない時は一般の人が利用できるシステムになっている。その収益は所有者に還元される。

2月6日 住宅用語集「く」「け」

2006-02-06 | 用語集
昨日の深夜、なんとなく録画していた三谷幸喜さん監督作品「みんなのいえ」を見ました。
眠る前に少しだけ見よう。と考え、再生したのですが、面白かったので結局最後まで見てしまいました。

内容は、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、見ていない方に簡単に説明すると、夫婦が土地を購入してから家が完成するまでの間に関わるたくさんの人たちとの人間模様が描かれています。
その中で特に大きく取り上げられていたのが、唐沢寿明さん扮する若手のインテリアデザイナーと田中邦衛さん扮する職人気質の棟梁とのぶつかり合いです。

その感じが、自分の周囲とリアルに重なり、ますます目が冴えてしまいました。
そして、自分の仕事の取り組み方に少し反省したり、肯定したり・・・。私としては何となく勉強になった感じがします。

さて、本日は住宅用語集更新しておきます。

「く」
◆空気気音(空気伝播音)
空気中を伝わってくる音で、壁が共鳴して伝わったり、窓などの開口部を通して伝わるもの。泣き声やカラオケ、拡声器の音も空気音に入る。

◆空中廊下
住戸の前にある共用廊下を住戸から離し、住戸と開放廊下の間を吹抜けにして専用ポーチで結んだもの。住戸のすぐ前を行き交うことがないため、プライバシーの保護にメリットがある。

◆クーラースリーブ
冷暖房機具についているホースの取り付け口のこと。

◆クーリング・オフ
訪問販売などによる悪徳商法がさかんになったせいもあり、すっかり馴染み深いことばになってきており、認知度も高まっていることだろう。
これは、店舗や事務所以外の場所で売買契約が行われた場合、一定期間内なら消費者が申し込みの撤回や契約を解除できる制度である。
不動産売買では、宅建業者が売主となる宅地または建物の売買契約に限って適用され、8日間以内は無条件で不動産買い受けの申し込みの撤回や契約の解除ができる。クーリング・オフの意思表示は書面によって行う。ただし、申し込みの撤回等ができると伝えられた日から8日を経過した場合や、宅地建物の引渡しを受け、代金の全額を支払った場合などはクーリング・オフできない。

◆クーリングタワー
水を利用して空気を冷却する設備のこと。「冷却塔」ともいう。屋上などの風通しのいい場所に設置される。

◆躯体(くたい)
床や壁、梁など建物の構造を支える骨組み、構造体のこと。

◆管柱(くだばしら)
2階建以上ある木造建物で、2階床部で中断した2本の柱のこと。

◆クックトップ
ガスコンロ(1口)やガステーブル(2口以上)、電気コンロなどレンジの上に置く加熱調理器のことをいう。作業台の上に置く設置タイプとシステムキッチン組み込み用のドロップインタイプがある。

◆クッションフロア
シート状のプラスチック系床材。ビニール層を裏打ち材に、発砲ビニールなどを中間層に入れるのが一般的。表面に凹凸をつけて立体感を出したものが多く見られる。
ハチセでは、新築住宅の場合、洗面室と便所の床仕上げ材として利用している。

◆くつ脱ぎ石
和風住宅の玄関に置かれた、靴を着脱する時に使う石のこと。式台(座敷より一段低い板式の部分)に腰掛け、くつ脱ぎ石に足を下ろすと、ちょうどよい高さになる。

◆区分所有権
一棟の建物に構造上区分された数個の部分が独立していて、住居や店舗、事務所等の用途にすることができる場合、各部分を所有する権利を「区分所有権」という。各部分は「専有部分」と呼ばれ、共用部分と区別される。
要するに、簡単にまとめると、マンションの一室を購入したとする。よりわかりやすくするために、仮に203号室を購入したとしよう。
203号室の玄関扉を開けて、そこから奥の室内が「専有部分」であり、これを所有する権利のことをいう。ちなみに、共用部分とは、それ以外の廊下・階段・エレベーター・バルコニーなどをいう。

◆グラスウール
断熱材の一つ。ガラス繊維の間に大量の空気を含んでいるので、断熱性・吸音性が高い。

◆クラック
ヒビ・亀裂のこと。表面に生じた小さなひび割れを「ヘアークラック」、設計・施工上の欠陥によって躯体の内部から生じたひび割れを「構造クラック」という。

◆繰り上げ返済
住宅ローンを返済する時に、決められた定期的な返済とは別に借入金の一部または全部を返済すること。繰り上げ返済した金額は借り入れ額の元金の返済に充当される。返済期間を短縮する「返済期間短縮型」と毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」がある。

◆クルドサック
住宅地内に居住者以外の車が入ってこないようにする道路の作り方のこと。通り抜けができないようにし、突き当たり部分をロータリーにして、侵入してきた車がUターンしやすいように設計している。

◆グルニエ
アティック」と同意。屋根裏部屋を表すフランス語。

◆クレセント
アルミサッシの窓に取り付ける三日月型の施錠器具のこと。




◆クローク
もともとは「外套」を指し、転じて「洋服入れ」の意味で使われる。

◆クロス
壁や天井等に張る内装材のこと。布、ビニール、和紙などが使われる。

◆クロ-ゼット
主に衣類を入れる押入れや戸棚などの収納のこと。中に入って使える大型のものをウォークインクローゼット、また円形のハンガーレールを設置して中のものを取り出しやすくしたものをロータリークローゼットという。


「け」
◆蹴上げ(けあげ)
階段の一段の高さのこと。建築基準法で蹴上げは23cm以下と決められている。ちなみに、足が乗る平らな部分を「踏み面」、階段の垂直になった部分を「踏込み」という。




◆競売
売主が多数の人に買い受けの申し出をさせ、最高価格で申し立てた人と売買をすること。不動産の競売の場合は、ローンが返せなくなった人の持っている不動産を、地方裁判所がローンを貸している会社(債権者)等に代わって売却し、その代金をローン返済に充てる制度を指す。

◆ケーブルテレビ
有線テレビのことで、CATVとも表す。共同の親アンテナで伝波を受け、これを所要レベルまで同軸ケーブルで加入者に分配するシステム。従来はテレビの難視聴解消のために使用されたが、最近は多チャンネル放送に加え、同ケーブルにインターネットを接続して活用されることが多くなった。

◆結露
空気中に含まれている水分が、建物の内部や壁面、窓ガラスなど冷たい物に触れて水滴となって付くこと。住宅内では冬期に、暖房器具によって水蒸気が出るため、北側の部屋や外壁に面した押入れの中に結露が起きやすい。結露は住宅を傷める原因ともなるので、室内の換気をよくして高湿度になるのを避けたり、断熱性能の高い壁材や窓にペアガラスを使うと効果的。

◆検査済証
完了検査の後、敷地・構造・建築設備に関する法令に建築物が適合している場合に建築主事等が交付する証明書のこと。

◆現状有姿
現在の状況のままという意味で、土地建物を売買する時の契約書に「現状有姿」とあれば、契約時の状況のまま引き渡すことを指す。

◆建築確認
特定の用途や一定規模以上の建築物を建築する時や、都市計画区域内に建築物を建築する時などに、その計画が建築物の敷地・構造・建築設備に関する法令に適合しているか、建築主事等の「確認」を受けること。

◆建築基準法
昭和25年に制定された建築物の敷地、構造、設備、用途に関する最低基準を定めた法律。この法律によって、建築物の利用者や近隣住民等の生活や健康、財産を守る。着工前の建築確認や工事完了後の完了検査、違反建築物についての是正措置等の行政手続きについてもこれに定めている。平成12年5月(最終改正、平成13年5月施行)、それまで建築基準法を抜本的に改める大改正が行われた。主な改正点は、①建築行政の一部を民間に開放し、指定確認検査機関を設置、②これまでの材料や寸法を中心とする「仕様規定」を「性能規定」へ変更、の2点。また、平成15年7月にはシックハウス対策として一部の原因物質の使用規制と機械換気設備の設置を義務づけた改正建築基準法が施行された。

◆建築協定
土地所有者や借地権者が個別地域における住環境を守るため等に、敷地や位置、構造、用途、形態、デザイン、建築設備の基準について取り決める協定のこと。建築協定の効力は、後に協定区域内の土地の所有者になった者にも及ぶとされている。

◆建築条件付き土地
売買契約の際に「契約後3ヶ月以内に住宅の建築の請負契約を締結すること」を条件として、土地の売買契約を結ぶことで、「停止条件付き宅地」ともいう。建築請負契約が成立しないと売買契約は白紙に戻り、それまでに支払った代金は返却される。この建築請負契約での請負人(建築業者)は「土地の売主」か「売主の100%出資の子会社」か「販売代理」の三者に限られる。購入者が勝手に建築業者を見つけてきて、その業者に頼むことはできない。

◆建築面積
建築物の建っている面積のことで、1階床面積にほぼ等しい。建築面積は建築物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積とされている。

◆建蔽率(けんぺいりつ)
敷地面積の建築面積(通常は1階の面積)の割合。建築基準法によって、建蔽率の限度が定められている。

1月11日 住宅用語集「か」「き」

2006-01-11 | 用語集
昨日から、何を書こうかとず~っと考えていましたが、これといった話題もなく・・・。
というわけで「住宅用語集」更新しておきます。

「か」
◆カーポート
車庫スペースの中でも、一般的に屋外の駐車スペースを指す。反対に建物としての車庫はガレージと呼ばれることが多い。

◆カーテンウォール
構造上の荷重をかけない、単に間仕切りをするだけの壁のこと。

◆カーテンボックス
カーテンレールを隠すためにカーテンの上部を覆う箱状の設備のこと。

◆開口部
壁や床、屋根など各部にあけられた孔状の部分を総称してこう呼ぶ。「窓」や「出入口」はもちろん「換気口」や「通風口」などもこれに含まれ、建物の内や外のデザインにも大きな影響を与える。

◆開発許可
都市計画区域内で、一定の広さ以上の土地を造成したりする場合に、知事または政令指定都市の長が与える許可のこと。許可を必要とする面積は、市街化区域内では原則として1000㎡以上、三大都市圏(=東京圏・名古屋圏・近畿圏の総称)の一定地域では500㎡以上とされている。

◆開放廊下
片側に住戸が平面的に並び、もう一方に外側に面した廊下が並ぶように配置する集合住宅を「片廊下型集合住宅」といい、その廊下を開放廊下(片廊下)という。

◆カウンタートップ
作業台カウンターのことを指す。システムキッチンならば、この継ぎ目をほとんど目立たないようにできる。素材も様々だが、一般的にステンレス。インテリア性で選ぶなら人工大理石が人気が高い。

◆確認申請
新築や増築の際、建築主は、工事着手前にその建物の設計内容が適法であるかを確認しなければならない。この申請を建築確認申請と呼ぶ。申請時には所定の申請用紙と建築工事届、設計図などに加え、手数料が必要になる。

◆筧・掛け樋(かけひ)
つくばい(=石をくりぬいてつくった水溜め ≒手水鉢)に水を導く仕掛けのこと。節を抜いて水が通るようにした筒竹とこれをつなぐ駒頭からできている。

◆仮設
建物の工事中に使われる一時的な施設のこと。たとえば足場や仮囲いなどがある。建築工事の見積もり項目の中には、この仮設工事費の費用が含まれているケースが多い。

◆瑕疵(かし)
キズや欠陥のこと。一見しただけでは分からないキズや欠陥を「隠れた瑕疵」という。

◆瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
売買の目的物に隠れた瑕疵があったときに、売主が買主に対して負う責任のこと。契約時にはわからず、「建物にシロアリがついていた」など取得後に損害を受けたときには、買主は売主に損害賠償の請求ができる。また瑕疵のために契約の目的が遂げられなかったときは契約を解除できる。その期限は、これまでも民法や宅建業法において決められていたが、売主が宅建業者なら最短で2年等、大きな買い物に対してあまりにも短く、欠陥住宅の問題がクローズアップされた。それを受け、平成12年4月に住宅品質確保促進法が施行され、新築住宅の基本構造部において10年保証が義務付けられた。

◆家事動線
炊事や洗濯など家事をする時に人が動く経路のこと。プランによっては、家事動線の長い非効率な間取りになる。

◆かすがい
2つの材木をつなぎとめるために打ち込むコの字型のくぎのこと。

◆可動間仕切り
用途に応じて区切ったり、開放したりできる間仕切りのこと。可動間仕切りを閉めれば部屋が独立し、開ければ広い空間になり、用途に応じて切り替えられる。

◆矩形図(かなばかりず)
建物全体を詳しく描いた垂直断面図のこと。屋根の形や材料、下地、各階の床や開口部、天井などの各部の寸法と使用材料などが記入されている。

◆框(かまち)
床の高さが変わるところで、高い方の床の端に渡す横木や、建具の四辺を固める部材のこと。畳については畳縁をつけていない短い辺を框と呼ぶ。

◆鴨居(かもい)
和室の障子や襖など開口部の上部に取り付ける溝の付いた横木のこと。(対義語→敷居)

◆ガラスブロック
中が空洞になった箱形の建築用ガラス。内部には低圧の空気が封入されているため、普通のガラスより断熱性や遮音性に優れ、インテリアとしても面白味があることから、壁面に使用する建物もある。また、採光のために玄関ドアの横に使用されることも多い。

◆ガラリ
ブラインド状の羽根板を平行に取り付けたもの。視線を遮り、通風をよくできるため、洗面所や浴室クロゼットなどに用いられることが多い。ドア下部にガラリを設置したものをドアガラリ、ドア全体に付けたものをガラリ戸、よろい戸ともいう。

◆カラン
水道の蛇口のこと。

◆間接照明
照明器具から、直接光を当てるのではなく、天井や壁などに反射させて間接光とする照明方法のこと。照度は低くなるが、全体的にやわらかい雰囲気になる。

◆管理規約
区分所有者が相互で取り決めた管理組合のルールのこと。管理規約を制定したり、改定したり、廃止するには、区分所有者および議決権のそれぞれ4分の3以上の多数決議が必要。

◆管理形態
マンション等区分所有建物の管理形態は、管理員の勤務形態によって、①常駐管理(管理員が住み込んで業務にあたる)②日勤管理(通勤してきて管理にあたる)③巡回管理(定期的に巡回してきて業務にあたる)④自主管理(管理員を置かず、管理組合が自力で業務にあたり、必要に応じて清掃要因などを雇用する)に分かれる。

◆完了検査
建築確認を受けなければならない建築物の工事が完了した時に、その建築物の敷地や構造、建築設備に関する法令に適合しているかどうか、建築主事等の検査を受けること。建築主は工事完了日から4日以内に建築主事などに届け出て、工事監理者は、工事完了届に工事の概要を明らかにする。完了検査の結果、適法と認めれば、建築主事等は検査済証を交付する。

「き」
◆既存道路
①昭和25年11月23日の建築基準法の施行時に、都市計画区域内に現存した道(後に、都市計画区域内に編入された場合は、その際、現存する道)で、幅員4m以上の道路のこと。
②①と同様に、建築基準法の施行時に現に建物が立ち並んでいる幅員4m未満の道で特定行政庁の指定した道路のこと。いずれも公道、私道を問わない。

◆既存不適格建築物
すでに建っている建築物が工事中の建築物で、建築基準法の規定の改正や都市計画法の指定の変更に全部または一部が適合していないもの。

◆基本設計
建物に必要な設計条件を集めて基本的な内容をまとめる、住まいの設計の中でも初期の段階をこう呼ぶ。基本設計図には、配置図、断面図、仕上げ表などがある。

◆境界
登記された土地の地番と地番の境目のことで、一般的には自分の土地と他人の土地との境目(隣地境界)のこと。

◆境界杭
境界を示すために打ち込まれた杭のこと。石やプラスチック、金属などで作られている。

◆鏡面仕上げ(きょうめんしあげ)
システムキッチンなどに使われる、ステンレスの研磨を上質にしたもので、鏡のようにピカピカ光っている。最近は、システムキッチンの扉だけでなく、玄関収納などの収納扉にもこう呼ばれる仕上げのものがある。

◆居室
居住などのために継続的に使用する部屋のこと。住まいの中では、リビング、ダイニング、キッチン、個室などが居室にあたり、トイレ、浴室、洗面室、玄関は居室に含まない。なお、建築基準法で定める採光や通風等の居室の要件を満たさないと、納戸やフリールームなどと表示されることが多い。

◆金銭消費貸借契約
金融機関から融資を受ける時に交わす借入契約のこと。ローン契約ともいう。

12月3日 住宅用語集「う」「え」「お」

2005-12-03 | 用語集

改めて書き上げてみると、自分でも「ふぅ~ん」。と思うことがちらほら。
書き出すと限りがありませんが、今日でやっと「あ」行終了。書きながら、「略語集」の方が良かったかなぁ。なんてことを思いはじめ・・・。

そちらの方もまた、紹介していきます。

「う」
◆ウォークインクロゼット
歩いて入れる部屋状の大型収納スペースのこと。主に衣類の収納に使われ、ハンガーパイプや棚が付いていたり、システム収納が組み込まれている場合もある。

◆内金(うちきん)
売買代金を何回かに分けて支払う場合、最終支払金以外に途中で支払う金銭のことで、「内入金(うちいれきん)」ともいう。契約によっては「手付金」と同じ意味を持つ場合もある。

◆内法(うちのり)
厚みのあるものの内側を測った寸法のこと。建物の有効面積を算出する場合には、壁の内側と内側を測る内法計算を用いる。

◆ウッドデッキ
庭先に向いたテラスの上に設ける木の甲板のこと。広さは3~6帖程度。屋根は付けないが、屋内の延長のような空間で、スリッパを履いたままウッドデッキに出て、お茶を飲んだり、食事を楽しむ。

◆売建住宅(うりたてじゅうたく)
デベロッパーが土地を分譲した後、購入者と建築請負契約を結び、その土地に一戸建てを建設して引き渡す方式。土地を売ってから建てるので「売建」あるいは建築する条件を付けているので「建築条件付き」「停止条件付き」ともいう。あらかじめデベロッパーが建てた住宅を購入「建売住宅」と異なり、購入者が自分の意向に沿った設計プランを選択でき、自由度は高いが、建築業者はあらかじめ決められている。事前にその業者が建てられる工法を確認する必要がある。

「え」
◆エアサイクルシステム
省エネ型住宅の一つ。壁の間にすきまを設け、空気を対流させて温度調節するように設計された住宅。夏は床下の冷たい空気を、冬は日当たりの良い側の暖かい空気を循環させる。

◆ALC
Autoclaved Light-weight concrete の略で、軽量気泡コンクリートのこと。内部に無数の小さな気泡を含むため、軽量で施工しやすく、断熱性や耐火性に優れている。鉄骨造等の外壁や内壁、屋根、床などに使われる。

◆エクステリア
門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなど、住宅の外回りの設備。インテリアに対する対語。→インテリア

◆S
「サービスルーム」を表す記号。不動産物件の広告やパンフレットでは「4SLDK」といった使われ方をしている。サービスルームとは、建築基準法上、居室の条件を満たしていない部屋のことを言い、従来は「納戸」という表記が一般的だった。

◆SI
=スケルトン・インフィル
建物を「スケルトン(構造体)」と「インフィル(内装・設備)」とに分けて別々に設計する考え方。

◆STR
stow roomの略で、ストウルーム=大型収納室のこと。最近になって、不動産物件の広告やパンフレットでよく見かけるようになった表示。

◆SB(セットバック)
幅員4m未満の道路で中心線から2mのラインまで敷地を下げることをいう。この表示があれば、前面道路の狭いことがわかるが、敷地面積に含まれないSB部分の面積も、売買対象面積には含まれるので注意が必要。また、敷地境界線から建物の外壁を下げるという意味でも同様に「セットバック」という用語が使われる。

◆SRC
Steel Reinforced concreteの略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。強度に優れ、マンションなど高層建築に用いられる。

◆エックスシステム
大阪ガスが開発した給湯暖房システム。コンパクトで強力なボイラーを設置し、浴室や洗面所、台所への給湯、温水を使った暖房が乾燥を行う。マンションでの採用が増える。

◆FRP
Fiberglass Reinforced Plasticの略で、ガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料のこと。優れた強度を持ち、浴槽や浄化槽などによく使われる。
最近では品質も向上し、浴槽に使われるものは、人造大理石にも見劣りしないほどクリアな色味を表現できるようになってきている。

◆FF暖房
FFは、Forced Flueの略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。機密性の高い住宅で使われる。室内の空気を汚さず、安全性も高い。

◆MB
マンションの平面図によく見る記号。→メーターボックス

◆L値
遮音性能を表す単位で、Lの数値が低くなるほど遮音性能は高い。床や壁を媒体にして伝わってくる音には「重量床衝撃音」と「軽量床衝撃音」がある。「重量床衝撃音」とは人が飛び跳ねたり、重い物をドスンと落した時に伝わる音のことで、建物スラブの厚さや面積、工法によって異なる。一方、スリッパで歩いたり、スプーンなど軽い物を落した時に伝わる音を「軽量床衝撃音」といい、床の工法や仕上げによって異なる。
数が小さいほど遮音性能が高く、L-50が標準。

【重量床衝撃音 LL】  
L-30:ほとんど聞こえない
L-35:静かな時は聞こえる
L-40:遠くからは聞こえる感じ
L-45:聞こえるが気にならない
L-50:ほとんど気にならない
L-55:少し気になる
L-60:やや気になる
L-65:よく聞こえ気になる
L-70:大変よく聞こえうるさい

【軽量床衝撃音LH】
L-30:全く聞こえない
L-35:まず聞こえない
L-40:ほとんど聞こえない
L-45:サンダル音は聞こえる
L-50:ナイフなどは聞こえる
L-55:スリッパでも聞こえる
L-60:箸を落すと聞こえる
L-65:10円玉で聞こえる
L-70:1円玉でも聞こえる

マンションの管理規約では、改装時にはL-45以上のフローリングを施工することが一般的に規定されています。ハチセのリ・ストック住宅では、管理規約に定めの無い場合でも、L-45以上の性能のものを採用しています。

◆エントランス
建物の出入口部分のこと。

「お」
◆大壁造り(おおかべづくり)
木造の建物で、柱や梁などの骨組みを壁でおおう方法のこと。一般的に洋風の部屋の壁の形式だが、最近では和室でも利用されることが多くなった。

◆オーバーハング
下階よりも上階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。下階よりせり出した部分をキャンティと呼び、居間やベランダとして使う。庭の広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。

◆大引(おおびき)
床の根太(ねだ)を支える横材のこと。

◆オープン外構
敷地の周囲に塀を作らない、開放的な敷地回りのこと。道路から家が丸見えになる状態。日本は従来、塀や垣根等で境界を明確にしたが、近年では、隣との境を低くしたり、正面部分をオープンな駐車スペースにする外構が増えてきている。

◆オープンキッチン
ダイニングやリビングと一体になったキッチンのことを言う。調理をしている人がだんらんから孤立することがなくなり、配膳や後片付けも便利。作業台をダイニングやリビングに向けて、見渡しながら作業ができるようにしたものを対面式のオープンキッチンと呼ぶ。

◆オプション
分譲住宅で標準仕様に含まれていない設備や仕上げのこと。分譲価格に含まれていないため、オプションの内容ごとに追加費用を支払う。

◆親子ドア
玄関等のドアが大小サイズの観音開きになっているもの。普段の出入りには大きい方のドアだけを使い、小さい方のドアは鍵をかけて開かないようにしておく。必要に応じて小さなドアを開けると、開口部をより大きくでき、大型家具を搬入する時など便利。

11月25日 住宅用語集「あ」「い」

2005-11-25 | 用語集
昨日、デスクまわりの整理をしました。

自分で言うのも何ですが、自宅は常に整理・整頓と掃除が行き届いており、いつ誰が来ても大丈夫です。更に23日に模様替えしてさらに美しくなりました。
ところが・・・事務所のデスクまわりはというと、日に日に資料が積み重なり、その姿を見るだけでもやる気が失せます。
というわけで、一人大掃除大会決行!!!

すると・・・あらゆる資料が見つかり、ブログのネタがたくさん出てきました。
これから時折、用語集をお届けしたいと思います。

「あ」
◆上がり框(あがりかまち)
玄関の上がり口で、段差の高い方の床のことをこう呼ぶ。玄関まわりでは目をひく部分であるため、ケヤキなど木目の美しい丈夫な材料が使われる。

◆アティック
屋根裏部屋のことで、主に収納スペースや子ども部屋、趣味室などに使われる。居室とする場合には、採光や通風のことを考えて、屋根に天窓を設置する場合が多い。

◆アトリウム
もともと古代ローマの邸宅にあった広間のことで、屋根の中央部に天窓があり、床に石を敷き、中央に雨水を受ける水盤を置いた。今日では、ホテルやオフィスのロビー、マンションのエントランスなどに設けた開放的な吹抜け空間を指す。吹抜け空間の上部にガラスの屋根がかかっていたり、屋内庭園のようになっている。

◆アフターサービス
建物を売った後に一定期間、分譲会社や仲介会社が構造や設備・仕様の保守点検や修繕等の便宜を図ることを保証するもの。保証期間中なら無料で修理してくれる。
ハチセの場合、新築住宅は、引渡し後3ヶ月・1年・2年。リ・ストック住宅は、引渡し後3ヶ月と1年に専門のメンテナンス員が点検する制度をしいている。

◆アプローチ
英語では「近づく」という意味。敷地の入口から建物の玄関までの通路のこと。マンションの1階入口付近もアプローチという。

◆雨どい
屋根を流れる雨水を軒先に集め、地下や下水まで導いて排水する部材。薄型や管状が多く、銅板や亜鉛鉄板、カラー鉄板、硬質塩化ビニルなどで作られている。軒先に付ける「軒どい」軒先から地上につなぐ「竪(タテ)どい」、両者をつなぐ「呼びどい」または「あんこう」などに分かれている。

◆アメニティ
快適性、居住性のこと。住宅用語として使う場合、間取りや構造、仕上げ、設備、デザイン、色彩、住環境などについての快適さ、便利さ、住み心地の良さをいう。

◆アルコーブ
本来は、部屋や廊下などの壁面の一部を少し後退させて作る窪みや空間のこと。床の間などもこの一種になる。マンションの場合、開放廊下から少し引き込んだ各住戸の玄関部分をいう。

◆あんこう
「軒どい」と「竪(たて)どい」の接合部分に設けられた金具。「呼びどい」ともいう。

◆あんどん部屋
直接外気に接する開口部がない部屋のこと。採光、通風等の要件を満たせないので建築基準法上の「居室」とはできず、「納戸」「サービスルーム」などど表示される。

◆アンボンド工法
板状のコンクリートスラブ(天井・床)にピアノ線状の鋼材を通し、この鋼材を引っ張り、ギターの弦のように緊張させて固定させる工法。スラブを厚くさせる必要があり、その結果、遮音性も高まる。また、天井の小梁をなくせるため、圧迫感がなく、部屋を広く使える。



「い」
◆生け垣
自分の敷地と隣家の敷地の境界や、敷地と道路の境界などに、塀の代わりに植える樹木のこと。ブロック塀のような冷たさがなく、住宅街に緑の空間を提供できる。低木で形成されることが多い。刈り込みや施肥など日常的な管理が大切。

◆委託管理
管理組合の業務の一部または全部を管理会社に委託すること。管理組合は管理会社と管理委託契約を結ぶ。

◆板畳
マンションの和室などにある板敷きの部分。重いたんすなどを置くのに重宝する。

◆一時金
①不動産を賃貸借する時に、賃料とは別に借主が貸主に一時的に支払う金銭のこと。権利金、保証金、敷金、礼金、更新料、名義書替料などがある。賃貸借契約終了時に全額または一部を借主に返還されるものとないものがある。
②都市基盤整備公団から住宅を購入する時、売買契約を締結して支払う頭金のこと。

◆位置指定道路
建物を建てるために敷地に接して私道を作り、それを建築基準法上の道路として特定行政庁(都道府県知事や市町村長)に認可してもらった道のこと。

◆1616(いちろくいちろく)バス
浴室サイズを示す数字で1216なら1200×1600mm。1616なら1600×1600mmを指す。一般的に一戸建て住宅の浴室で1616サイズ(=1坪)があれば、足を伸ばせ、ゆったり入れる浴槽がついているが、更に広い1618や1620といったサイズも増えてきている。

◆一般的借地権
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で導入された新しい土地の権利形態の一つ。50年以上(通常は50年)の契約期間で借地し、原則として契約の更新や期間延長はせず、契約が終了すれば建物を取り壊し、更地にして地主に返還する。

◆一般媒介契約
媒介契約の一つ。不動産の売主が複数の不動産業者に売却を依頼できる。

◆移転登記
ある権利を持っていた人から他の人へ、その権利が移転したことを登記すること。

◆イニシャルコスト
建物や設備を作るためにかかる投資費用のこと。

◆委任状
ある人がある法律行為を他の人に委託する契約を「委任」といい、委任したことを記載した文書を「委任状」という。

◆違法建築
建築基準法や条例の規定など、許可条件に違反している建築物のこと。手続きに違反している場合と建築物自体が違反している場合がある。合法に建築したが、増改築や修繕などで違法な状態になった場合も違法建築になる。特定行政庁は、違法建築の建築主、工事の請負人または現場監理者、所有者等に工事の施工停止、建築物の除却、移転、改築、使用禁止などの措置を命じることができる。

◆違約金
契約に違反した場合、契約の相手方に対して支払うとあらかじめ定めておいた金銭のこと。

◆印紙税
印紙税法上で課税対象となる文書を作成する時に課せられる国税。契約書に印紙を貼る形で納税する。住宅購入時には、売買契約書や金銭消費貸借契約書、工事請負契約書などを作成する時に必要となる。契約金額により、税額が決まる。

契約書の記載金額  (税額)
500万超~1000万円以下(1万円)
1000万円超~5000万円以下(2万円)
5000万円超~1億円以下(6万円)
1億円超~5億円以下(10万円)
5億円超~10億円以下(20万円)

※軽減措置が受けられる場合

契約書の記載金額  (税額)
1000万円超~5000万円以下(1万5000円)
5000万円超~1億円以下(4万5000円)
1億円超~5億円以下(8万円)
5億円超~10億円以下(18万円)

◆インターネットマンション
インターネット専用線設備を備えた集合住宅のことで、インターネット専用の常時接続回線を導入、月々一定の定額料金で、マンションの入居者がインターネットを自由に安く利用できるようになっている。マンション内にLAN配線を行ったものや、電話線やケーブルテレビ同軸配線を利用したもの、また無線や光ファイバーなどさまざま。

◆インテリア
室内の内装や家具、装飾のこと。