Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

12月27日 本年もお世話になりました。

2005-12-27 | ひとりごと
時折、時間の経つのが早い。という話をしていますがあっという間に今年もあとわずかです。12月に入って、目の前の仕事をこなすことに精一杯で、なかなかブログの方へ手がまわらないでおりましたが、ブログを開設して約半年になりました。

9月11日からカウントをはじめ12月26日までに延べ9217人の方に訪問頂きました(開設当初からカウントしていなかったのが残念です)。
時々覗いてくださった方、コメントをくださった方、個人的にメールなどでご連絡くださった方・・・本当にありがとうございました。

2005年も私にとって、いろいろな面で変化に富んだ一年になりました。しかし、一年を振り返って、これまでとの大きな違いは、等身大の私で仕事に取り組むことができたことだと思います。

それはどこかで、28歳という決して若いとはいえない年齢に対する私自身の勝手な自信からかもしれません。

これまでどこか背伸びして、つま先でふらふらと歩いてきた道も、ようやく地に足をつけて歩くことができるようになりました。また、やっと私のことばが意味を持って、ひとに届くようになり始めたように感じることができた一年でした。

来年も、みなさまに支えて頂きながら、教えて頂きながら、一歩ずつ前へ進みたいとおもいます。

Advance

本年も大変お世話になりました。2006年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。

12月19日 「男たちの大和/YAMATO」

2005-12-19 | その他
昨日、映画を見てきました。
本当は、「春の雪」が見たくて、随分前に割引券を購入していたのですが、試験前の禁欲1ヶ月間の間に、上映期間が終了してしまいました。

代わりに・・・見てきたのが「男たちの大和/YAMATO」です。

映画にはそれほど興味もなく、詳しくもないので、なんとなく今上映しているものの中から選んだのですが、事前に調べたところ、17日から公開ということがわかり、(もしかしてすごい人かも?!)と、16日、嵐山に行った帰りに予約をしておきました。(ご存知ですか?映画って2日前から予約できるそうです。)

上映約1時間前に、映画館に着くと、そこは長蛇の列でした。
それから、数分後には満席の放送が流れていましたので、予約しておいて大正解です。おかげで会場のど真ん中の席で鑑賞することができました。

前述の通り、映画は詳しくないので気の効いた感想はお話しできませんが、じんわりと考えさせられる作品でした。戦争映画によくある「お国のために」的な表現はなく、現代に生きる私たちの感覚と比較的近い感覚で描かれていたのが、印象的でした。
うまく表現できませんが、単純に「戦争はしてはいけない」と改めて感じるだけではなく、もう少し深い部分で、戦争によって短い一生を終えなくてはならなかった人たちが生きた時間の意味と一言で片付けられない感情とが心を支配する感じです。

感動して流す涙ではなく、悲しくて流れる涙でもなく、ただ、とめることのできない涙が頬を伝いました。こういう時に歳を感じます。

幼いころは、「泣かなきゃいけないなら、やめときなさい。」と、母に怒られるくらい、TVや映画を見るたびに泣いていたそうです。
しかし、物心がついた頃からは、人が居るところで泣いてしまう。なんてことはなくなり、もちろん、映画館で泣くこともありませんでしたが、年齢とともにその辺の感情のコントロールができなくなるようです。

鞄からハンカチを出したり、手で拭いたりすると、隣に居るI野に泣いていることに気付かれてしまうので、そのまま放って置いたのですが、やはり、気付かれてしまったみたいです。
これから見に行こうとお考えの方は、手元にハンカチを準備して、席に着かれることをオススメいたします。

12月17日 京都 花灯路

2005-12-17 | その他
花灯路は、2003年から観光のオフシーズンとなる期間の3月に東山で開催され、昨年は106万9000人ものひとが訪れたそうです。
京都の観光協会では、大成功となったイベントで、認知度が上がるほどに来場者数も増えることでしょう。

そんな、東山 花灯路には、開催された初年度、2003年に行って来ました。
とにかく、ひと・ひと・ひと・・・。
気を抜いたら、はぐれてしまいます。私の大好きな「寧々の道」もしっとりとした雰囲気を感じるスキもないほどの人の多さに、(この道ってこんなに狭かったかしら?)と思ったものでした。

そして今年、嵐山 花灯路が開催されることになりました。
東山が、桜の前のオフシーズンなら、嵐山は、紅葉の後のオフシーズンということで、12月9日(金)から明日18日(日)まで開催されています。

というわけで、昨日、嵐山へ行ってきました。
東山に比べて派手さに劣りますが、道が広いせいもあってなのか、それとも人が少ないせいなのか、しっとりとした風情を楽しむことができました。竹林の小径など自然とのコラボレーションが印象的です。

しかし、何と言っても12月。特に今年は寒いような気がしませんか?
超寒がりで冷え性の私は、タイツの上からデニムを履き、背中にはカイロを貼りました。手には手袋、首にはマフラーをぐるぐる巻いていざ出陣!!!

それでも、橋の上でカメラを構える内に、みるみる手足の感覚がなくなり、マフラーがずれた耳は寒いのを通り越して痛くてたまりませんでした。

寒さと戦わなければなりませんが、行ってみる価値はあると思います。

個人的には、東山は、わざわざ人の多いときに行かなくても、まったく何のイベントもない夕暮れ時、またはひっそりとした夜道をぼんやり歩きたいなぁ。と思います。
それも、近くに居る贅沢さでしょうが・・・。
あの辺りの独特の情緒あふれるたたずまいになんだか心が開放されるような気分を味わえます。

残念なのは、良い季節はいつも人がいっぱいでその独特の風情をしっとり感じることができない点です。なぜなら、みんなが行きたい。見たいと思うのですから当然ですよね。春の桜、夏の蛍、秋の紅葉、クリスマスのライトアップ・・・。必ずそれと一緒にくっついて眺めなければならないのは人の大群・・・。
独り占めすることができるならば、すごく贅沢な時間でしょうね。

そして、少しだけ思うのは、行き過ぎた演出で本来のしとやかさが失われはしないかという不安です。確かに人を集めるには派手な演出が必要なのかもしれませんが、近年いたるところで行われているライトアップと背景の格式高い神社仏閣とのミスマッチが、どうも受け入れられないでいます。

いま、ハチセが積極的に取り組んでいる「リ・ストック住宅 京町家」もそうですが、現代に合わせることと、昔ながらの趣を生かすことの両方を表現することは、本当に難しく、それに対する研究は、尽きることがないでしょう。

写真は、昨日のベストショットです。
夜景モードで三脚なしの撮影をしたにも関わらず、奇跡の手振れなしの1枚です。

12月16日 2006年インテリアトレンド

2005-12-16 | インテリア/建築

来年のトレンド予測がそろそろ出はじめています。
住宅の購入者の世代の幅が広がると同時に好みのスタイルにも幅が生まれるのは当然のことです。また、同世代といえども、年々多様化を極めるような気がします。

個人的な見解ですが、近年、住宅のスタイルに「自己実現」を求める傾向が強く、通り一遍のスタイルでは、対応しかねるのではないでしょうか。
要するに、人と違ったものが求められており、「流行」と言われるものを提案しておけば、誰にでも当てはまる時代は終わったような気がします。

とはいえ、大まかな傾向は掴んでおかなければなりません。

キーワードは、「Black-黒」「Classic-クラシック」「Natural」。

Black
ショコラーデ、アンバー、ダークピンク、ダークセピアなど、数年前の明るいバーチ柄、フルーツウッド色に代わり、最近ではダークなカラーが主流になりつつありました。
しかし、建具メーカーからは少しずつ商品展開されてきていますが、ブラウンの色相に留まらない、限りなく黒に近い色相、まさしく「黒」のインテリアが注目されはじめています。
そういえば、アクタスでも去年辺りからブラック色の商品展開が増えたように思いますし、以前に紹介した小泉産業のブラケットにも「ブラック色」が登場しました。

モノトーンのクールな空間の好きな方には、やっと既製品の中でも思い通りのインテリア空間を実現できる時代がやって来たのではないでしょうか。

また、同じ「黒」の要素を使いながらも、これからの新しいスタイルとして、「クラシック」な雰囲気が注目されそうです。この時の「黒」の役割としては、「Cool」なスタイルとしてではなく、「重厚さ」と「華やかさ」を演出するためのものになります。
インテリアモチーフにアンティークなテイストの家具や、イエローゴールドとの組み合わせでよりゴージャスに。
さらに、各照明メーカーが2005年度の新作発表会で紹介していたように、スワロフスキーとのコラボレーションによるクリスタルを利用した照明器具などとのコーディネートが考えられます。

Classic
インテリアにより女性らしい印象をあたえる空間。
クラシックといっても、従来からのイメージだけではなく、相反する「モダン」なイメージとの融合。カラーコーディネート用語で言うところの「コンプレックスハーモニー(≠ナチュラルハーモニー=自然な配色)」といったところでしょうか。

前述の「Black」とは対照的に、温かみのあるベージュホワイトをメンイカラーに、シャンパンゴールドなど、控えめなゴールドとの組み合わせで、より柔らかい印象に。

その他、ファブリック使いやシャンデリアでイメージをプラスする手法が必要です。

Natural
ここ最近やたらと耳にする「LOHAS-ロハス」というライフスタイル。随分前にブログの中でも一度触れたことがあるのですが、みなさんはこの「LOHAS」ということばの意味を答えられますか?

「LOHAS」とは「Lifestyles of health and Sustainability」の略で「人と地球にとって、健康で持続可能なライフスタイル」の総称です。「スローライフ」をより現実に楽しんでいこうとする考え方で、例えば、「水道水ではなく、ミネラルウォーターを飲むようになった。」「高価でも身体に良い物を選んで食べるようになった。」「燃料電池を利用した住宅設備をととのえた。」といったことも立派な「LOHAS」です。要するに、我慢したり無理をすることで実現するのではなく、楽しみながら、環境や健康に気を配ろうとする姿勢をいいます。

さて、話をもとに戻すと、その「LOHAS」の影響も受けてか、自然素材に対する感心はますます高まるでしょう。つまり、素材そのものを大切にし、カラーもオーガニックカラーと言われるような優しく落ち着いた色味。「ホワイト」ではなく「生成り」の白が落ち着いた明るい空間を演出します。

インテリアはコットンやファブリックのコーディネートをシンプルに仕上げることで完成します。恐らく、これから先も絶えず好まれるスタイルではないでしょうか。

そんな私自身はというと、数年前からクラシカルなテイストのものに魅かれるようになってきています。それは、知らず知らずの内に、「流行」の波に乗っているのかも知れません。
意図的なしかけがあって、それに同調する人が多ければ、流行が生まれる・・・。
さて、次はどのスタイルが主流となってくるのでしょうか。

12月9日 年末の大掃除

2005-12-09 | 豆知識
日に日に寒くなり、空も高く冬の顔をしています。
そろそろ、今年も残すところわずか。

新年に向けた準備はすすんでいますか?
今日は大掃除に向けて、洗剤について調べてみました。

【中性洗剤】
(ママレモン・ジョイなど)
  食器洗いに一般的に利用されている中性洗剤。洗浄力がマイルドなので、塗装面・金属・石材など幅広く利用できます。水拭きでは落ちないガンコなフローリングの汚れにも大活躍してくれます。使用後はキレイに水拭き→乾拭きしてしっかり乾燥させておきましょう。みるみるピカピカになっていくので、とても楽しいです。
ただし、フローリングは本質的に水気を嫌います。普段のお手入れは乾拭きが大原則。上記のような内容は、プロからお叱りを受けそうですが・・・。「年に一度だけ」ということで、るんるん♪拭き掃除をしています。

ちなみに、この他私は、化粧用のパフの洗浄にも利用しています。(いいのか悪いのかはさておき・・・)安物のパフの場合、みるみるボロボロに表面が溶けはじめ、大変なことになります。マイルドとは言っても、なかなかの威力デス。

【弱アルカリ性洗剤】
(マイペット、ガラスクルー、ワイドマジックリンなど)
  手あかや軽度の油汚れ・ヤニ汚れなど、生活する上でどうしても発生する汚れに対して効果的な一般的洗剤。これから年末に向けて、スーパーやホームセンターでも店頭に大量に並ぶ商品群。みなさんのご家庭でも頻繁に利用されているのではないでしょうか。
 ただし、痛んだ塗装面やフッ素コートははげることもあり、アルミも変色することもあるので、目立たないところで試してから、手早く掃除しましょう。私は、念の為、洗剤利用後に水拭きをしています。
 また、肌の弱い方はゴム手袋を着用された方が良いでしょう。

【アルカリ性】
(マジックリン、カビキラー、パイプマン)
  強力洗剤。その効果の凄さはみなさんもよくご存知のことと思います。
あらゆる汚れを、あっという間に取り除いてくれる、我が家の救世主。「毎日のお手入れが重要」だということはわかっていても、毎日ていねいな掃除をすることは難しいですよね。目に見えて慌てたときには、なかなか取れない。そんなときシュシュ~っとひと拭き。ささ~っとキレイ。

しかし、薬に副作用があるように、汚れ落しに効果を発揮する洗剤は、人体や建材にも影響を及ぼすこともあります。洗剤の容器には目立つように「混ぜるな危険」という文字がありますが、これは「酸性洗剤や酢との混合により、塩素ガスが発生する」からです。大袈裟ではなく、命を落す方もいますので、くれぐれもご注意ください。

台所の換気扇やレンジフード、厨房の油汚れに効果的ですが、使用後は必ず念入りな水洗いをしましょう。

【酸性洗剤】
(サンポール、ルックトイレの洗剤など)
  こちらも同様に「混ぜるな危険」の強力洗剤です。便器の尿石、水あか、鉄サビの除去、浴室の石鹸カスなどに効果を発揮します。しかし鉄を腐食させたり、タイルの目地、大理石などは、傷める恐れがありますので注意が必要です。(便座にはつかえません)

CMでも有名ですが、除々に効果が発揮されるので、湿布して時間を置いた後にブラッシングする方法が必要です。最近では、湿布後、洗い流すだけですっかり汚れを除去してくれるものもあります。

【塩素系洗剤】
(キッチンハイター、キッチン キレイキレイなど)
  つけおきで、すみずみまで漂白・除菌・除臭ができる台所用漂白剤です。ふきん・まな板・スポンジなどについているバイ菌を本格除菌ができるとともに、洗浄成分配合なので、ふきんのシミ、食器の茶シブ、ガラス食器のくもり、プラスチック容器の黒ずみなどスッキリ落とします。(花王のHPより)

私が最も好きな洗剤(漂白剤?)です。どうしても取れない茶渋や黒ずんでしまったまな板もピカピカの真っ白によみがえります。ガラスのコップだって、キラキラ輝きます。

だいたいこの流れで、ご想像できるかと思いますが、強力な分、危険を伴います。もちろん「混ぜるな危険」。塩素ガスは目や皮膚を腐食させます。第二次世界大戦中は、毒ガスとしても利用されていたというのだから、その危険性は想像できると思います。

そういえば、手に液体がこぼれた後、何度洗い流しても、ヌルヌルする感じ。経験したことありませんか?(皮膚が溶けていく~。)なんてのんきにしていましたが、まさしく皮膚が溶かされていたんですね。

それにしても、良く落ちる。浴室のカビ汚れなんかも、あっという間にピカピカになりますよ。
とはいえ、多分私の立場上、こんなところで発表してしまったらマズイのです。

メーカーから発表される新商品たちは、改良に改良を重ね、掃除やお手入れに対する配慮まで実に行き届いた研究がなされています。それらは、日頃の簡単なお手入れ、やさしいブラッシング。弱い洗剤で十分にキレイにすることができるのです。

それを、強力洗剤を用いて、うわぁ~!!!っとお掃除してしまうと、せっかくのコーティングが剥がれ、汚れやすい姿に・・・。

いろいろな種類の洗剤が登場しますが、くれぐれも容量・用法を守ってお使い下さい。特に、リフォームしたところのご家庭。新築間もないご家庭は、設備の説明書を良く読み、正しい方法で行ってください。それが、長く美しく保つポイントです。
読んでみたけれど、よくわからない場合。または読むのがめんどうな場合は、ショールームに電話して聞いてしまいましょう。

さて、ここでもう一つ。今密かに話題の重曹について、ご紹介します。

【重曹(じゅうそう)】
  =ベーキングソーダ。
個人的には、重曹ということばを聞いてもピンとこなかったのですが、「ベーキングソーダ」と言われるとイメージできます。パンを作るときにつかうそれです。「膨らし粉」なんて言い方もしますよね。

この重曹。実は色んな場面で威力を発揮するらしく、335通りの使い方を紹介した本も出版されているほどです。年末にむけてTVや雑誌でも、取り上げられる機会が増えるのではないでしょうか。

化学名を「炭酸水素ナトリウム」別名「重炭酸ソーダ」とも言います。
水に少しだけ溶け、水溶液はごく弱いアルカリ性を示します。人体に無害なので胃薬などの医薬品としても古くから用いられてきました。

◆洗剤として威力を発揮
たとえば、ガスコンロまわりやレンジフードの油汚れに・・・
重曹を振りかけて油と馴染ませておくとポロポロ取れてくるので、ぼろ布などで拭き取ります。この時、あまり水を使わないのがポイント。

クレンザー代わりとして・・・
鍋やシンクまわりのお手入れにも効果あり。茶渋やタバコのヤニなども重曹をこすり付けて磨くと良く落ちます。

魚焼きグリルに・・・
魚焼きグリルに重曹を敷き詰めて焼くと、臭いがしません。洗うときはそのまま洗剤として利用。

パイプクリーナーとして・・・
1カップ位の重曹を排水口に入れ、熱いお湯を流すと臭いが取れます。予防としても効果的。

お風呂掃除に・・・
湯垢のついた洗面器や風呂椅子などは、残り湯に重曹を入れて一晩浸けてから洗うと簡単です。

スプーンやフォークの曇りに・・・
重曹を溶かしたお湯にアルミ箔を敷いて、その上に曇ったスプーン、フォークなどを置いて、数時間浸け置き。水で洗い流すとキレイになります。

この他、脱臭やペットのドライシャンプー、入浴剤としても利用できるそうです。

冷蔵庫や食器棚の脱臭には、1カップくらいの重曹をカップや空き瓶に入れて蓋をせずに置きます。2ヶ月間は脱臭効果が期待できます。

靴の中に入れる場合は、半紙などに包んで。

生ゴミなどを入れるゴミ箱やバケツには、一掴み入れておくと、脱臭と多少の水分吸収効果があります。

カーペットに振りかけて、2時間ほど置いてから、掃除機で吸い取ると臭いが取れます。

入浴剤としては、ちょっと「ぎょっ」としますが、血管を拡張し、血行を促進する働きがあるので、疲労回復、神経痛、肩や腰の痛みや凝り、冷え性、皮膚の活性化などに効果があるそうです。重曹を一掴みいれて、良く混ぜて入浴。少しヌルついた感じがしますが、上がった後はさっぱりとして、特に夏の入浴には最適です。

まさに書き上げるとキリがない万能の粉。重曹。
ホームセンターや薬局で購入できます。ちなみに薬局だと500g 500円程度。ネットでの購入の場合1kg 500円弱くらいのものがありました。

今年の年末からは、環境にやさしい大掃除も良いかも知れませんね。



参考:石けん百科
   KIS-おそうじ教室

12月8日 The WONDER HOTEL

2005-12-08 | インテリア/建築

ひさしぶりに雑誌を買いました。
ファッション紙は、毎月買いますがインテリア紙を買うことはほとんどなく・・・。

恥ずかしい話ですが、見て楽しむことについては、インテリアよりファッションの方が好きなのかもしれません。
でも、考えたり、つくりあげるという意味では、やはり住宅の方が断然楽しいと思います。

インテリアや住宅関連の雑誌は、写真がたくさん使われていること、取材コストがかかっていることから、価格も張ります。だから、なかなか簡単には購入できない。
それに、欲しい情報が詰まった一冊に出会えることはなかなかありません。
最近のインテリアは、「ホテルライク」ということばが使われるように「ホテル」の客室を意識した空間のコーディネートがされます。
ですから、「ホテル」の写真が多く取り上げられている雑誌を探していました。

発行は株式会社 アクセス・パブリッシング 1,000円(税込)

まだパラパラ~としかページをめくれていませんが、比較的安価にも関わらず、紙面構成もとてもキレイで、満足の1冊です。

12月6日 機能美

2005-12-06 | インテリア/建築
「機能美」ということば、ご存知でしょうか。

辞書によると「実用品として作られた物が、その機能を十分発揮することで発現する美」というように解説されています。

私の勝手な理解によると、極力無駄なものを省きデザインしないことで美しさを表現する。というように表現できます。

・・・以前ウッドワンさん主催のセミナーレポートで「引き算の美しさ」を書きました。
今、特に若い世代に指示されている美しさは、全て余分なものを取り払うことでデザインしたかたちではないでしょうか。

そんなことを思い付いたのは、今日新しい物件の仕様書をつくっていたときのことです。

松下電工の「WXシリーズ」という住宅建材シリーズが来年早々に「LiviE リビエ」に一新されることになりました。個人的には、他メーカーに比べやや遅れをとっていたかのように感じていた商品展開でしたが、(松下電工の社員のみなさま ごめんなさい。)一気に最先端な品揃えになったように思います。

そこで発見したのが、「取ってレス」のクローゼット扉。
  



加えて、ライン取っ手がシャープな印象を強調する玄関収納。


取っ手というのは、デザインを左右するとても重要なパーツだと思います。
以前にご紹介した「ユニオン」さんもその代表的なメーカーですよね。
最近では、どのメーカーさんも、扉の取っ手にこだわりを持たれており、カタログを眺めているだけでもワクワクします。
そういえば、「機能美」繋がりで、12月に発売されたばかりの小泉産業さんのブラケットを紹介しておきましょう。


まるまるしていてとってもかわいいのです。
最近は、「KUMO-雲」や「SHIZUKU-しずく」をはじめ、取り付け部が見えず、宙に浮いた感じのする商品展開が増えてきました。
実は、最近になって「SIZUKU」の存在に気付いたのです。どこかで、絶対使ってやろうと、只今思案中です。


KUMO

SHIZUKU

それから、ここしばらく私の心を虜にしているのが、この加湿器。
グッドデザイン賞を受賞したことで、おそらく多くの方がご存知なのではないでしょうか。
そういえば、「SHIZUKU」に少し似ているような気が・・・。


最後に・・・
ちょっとだけ本日、仕様書を作成していた物件を紹介しておきましょう。




大津市坂本一丁目 Q号地
琵琶湖が一望できる豊かな自然に恵まれた静かな街並みです。


12月3日 住宅用語集「う」「え」「お」

2005-12-03 | 用語集

改めて書き上げてみると、自分でも「ふぅ~ん」。と思うことがちらほら。
書き出すと限りがありませんが、今日でやっと「あ」行終了。書きながら、「略語集」の方が良かったかなぁ。なんてことを思いはじめ・・・。

そちらの方もまた、紹介していきます。

「う」
◆ウォークインクロゼット
歩いて入れる部屋状の大型収納スペースのこと。主に衣類の収納に使われ、ハンガーパイプや棚が付いていたり、システム収納が組み込まれている場合もある。

◆内金(うちきん)
売買代金を何回かに分けて支払う場合、最終支払金以外に途中で支払う金銭のことで、「内入金(うちいれきん)」ともいう。契約によっては「手付金」と同じ意味を持つ場合もある。

◆内法(うちのり)
厚みのあるものの内側を測った寸法のこと。建物の有効面積を算出する場合には、壁の内側と内側を測る内法計算を用いる。

◆ウッドデッキ
庭先に向いたテラスの上に設ける木の甲板のこと。広さは3~6帖程度。屋根は付けないが、屋内の延長のような空間で、スリッパを履いたままウッドデッキに出て、お茶を飲んだり、食事を楽しむ。

◆売建住宅(うりたてじゅうたく)
デベロッパーが土地を分譲した後、購入者と建築請負契約を結び、その土地に一戸建てを建設して引き渡す方式。土地を売ってから建てるので「売建」あるいは建築する条件を付けているので「建築条件付き」「停止条件付き」ともいう。あらかじめデベロッパーが建てた住宅を購入「建売住宅」と異なり、購入者が自分の意向に沿った設計プランを選択でき、自由度は高いが、建築業者はあらかじめ決められている。事前にその業者が建てられる工法を確認する必要がある。

「え」
◆エアサイクルシステム
省エネ型住宅の一つ。壁の間にすきまを設け、空気を対流させて温度調節するように設計された住宅。夏は床下の冷たい空気を、冬は日当たりの良い側の暖かい空気を循環させる。

◆ALC
Autoclaved Light-weight concrete の略で、軽量気泡コンクリートのこと。内部に無数の小さな気泡を含むため、軽量で施工しやすく、断熱性や耐火性に優れている。鉄骨造等の外壁や内壁、屋根、床などに使われる。

◆エクステリア
門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなど、住宅の外回りの設備。インテリアに対する対語。→インテリア

◆S
「サービスルーム」を表す記号。不動産物件の広告やパンフレットでは「4SLDK」といった使われ方をしている。サービスルームとは、建築基準法上、居室の条件を満たしていない部屋のことを言い、従来は「納戸」という表記が一般的だった。

◆SI
=スケルトン・インフィル
建物を「スケルトン(構造体)」と「インフィル(内装・設備)」とに分けて別々に設計する考え方。

◆STR
stow roomの略で、ストウルーム=大型収納室のこと。最近になって、不動産物件の広告やパンフレットでよく見かけるようになった表示。

◆SB(セットバック)
幅員4m未満の道路で中心線から2mのラインまで敷地を下げることをいう。この表示があれば、前面道路の狭いことがわかるが、敷地面積に含まれないSB部分の面積も、売買対象面積には含まれるので注意が必要。また、敷地境界線から建物の外壁を下げるという意味でも同様に「セットバック」という用語が使われる。

◆SRC
Steel Reinforced concreteの略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。強度に優れ、マンションなど高層建築に用いられる。

◆エックスシステム
大阪ガスが開発した給湯暖房システム。コンパクトで強力なボイラーを設置し、浴室や洗面所、台所への給湯、温水を使った暖房が乾燥を行う。マンションでの採用が増える。

◆FRP
Fiberglass Reinforced Plasticの略で、ガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料のこと。優れた強度を持ち、浴槽や浄化槽などによく使われる。
最近では品質も向上し、浴槽に使われるものは、人造大理石にも見劣りしないほどクリアな色味を表現できるようになってきている。

◆FF暖房
FFは、Forced Flueの略で、ファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。機密性の高い住宅で使われる。室内の空気を汚さず、安全性も高い。

◆MB
マンションの平面図によく見る記号。→メーターボックス

◆L値
遮音性能を表す単位で、Lの数値が低くなるほど遮音性能は高い。床や壁を媒体にして伝わってくる音には「重量床衝撃音」と「軽量床衝撃音」がある。「重量床衝撃音」とは人が飛び跳ねたり、重い物をドスンと落した時に伝わる音のことで、建物スラブの厚さや面積、工法によって異なる。一方、スリッパで歩いたり、スプーンなど軽い物を落した時に伝わる音を「軽量床衝撃音」といい、床の工法や仕上げによって異なる。
数が小さいほど遮音性能が高く、L-50が標準。

【重量床衝撃音 LL】  
L-30:ほとんど聞こえない
L-35:静かな時は聞こえる
L-40:遠くからは聞こえる感じ
L-45:聞こえるが気にならない
L-50:ほとんど気にならない
L-55:少し気になる
L-60:やや気になる
L-65:よく聞こえ気になる
L-70:大変よく聞こえうるさい

【軽量床衝撃音LH】
L-30:全く聞こえない
L-35:まず聞こえない
L-40:ほとんど聞こえない
L-45:サンダル音は聞こえる
L-50:ナイフなどは聞こえる
L-55:スリッパでも聞こえる
L-60:箸を落すと聞こえる
L-65:10円玉で聞こえる
L-70:1円玉でも聞こえる

マンションの管理規約では、改装時にはL-45以上のフローリングを施工することが一般的に規定されています。ハチセのリ・ストック住宅では、管理規約に定めの無い場合でも、L-45以上の性能のものを採用しています。

◆エントランス
建物の出入口部分のこと。

「お」
◆大壁造り(おおかべづくり)
木造の建物で、柱や梁などの骨組みを壁でおおう方法のこと。一般的に洋風の部屋の壁の形式だが、最近では和室でも利用されることが多くなった。

◆オーバーハング
下階よりも上階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。下階よりせり出した部分をキャンティと呼び、居間やベランダとして使う。庭の広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。

◆大引(おおびき)
床の根太(ねだ)を支える横材のこと。

◆オープン外構
敷地の周囲に塀を作らない、開放的な敷地回りのこと。道路から家が丸見えになる状態。日本は従来、塀や垣根等で境界を明確にしたが、近年では、隣との境を低くしたり、正面部分をオープンな駐車スペースにする外構が増えてきている。

◆オープンキッチン
ダイニングやリビングと一体になったキッチンのことを言う。調理をしている人がだんらんから孤立することがなくなり、配膳や後片付けも便利。作業台をダイニングやリビングに向けて、見渡しながら作業ができるようにしたものを対面式のオープンキッチンと呼ぶ。

◆オプション
分譲住宅で標準仕様に含まれていない設備や仕上げのこと。分譲価格に含まれていないため、オプションの内容ごとに追加費用を支払う。

◆親子ドア
玄関等のドアが大小サイズの観音開きになっているもの。普段の出入りには大きい方のドアだけを使い、小さい方のドアは鍵をかけて開かないようにしておく。必要に応じて小さなドアを開けると、開口部をより大きくでき、大型家具を搬入する時など便利。

12月1日 2007年問題

2005-12-01 | 豆知識
一体どんな不具合が起こるのだろうか。そんな心配を少し他人事な目線で眺めていた1999年の年末。大騒ぎされた2000年問題は、然したるトラブルもなく今日に至っています。

さて、2007年問題もいよいよあと1年にせまりました。
今日は、このことについて考えてみようと思います。

2007年問題とは、「リタイヤメント・バブル」などとも言われ、団塊の世代が定年を迎え始めることで予想される問題のことを言います。

団塊の世代とは、第二次世界大戦直後の1947年~49年にかけての第一次ベビーブームで生まれた人たちのことを言います。前後の世代に比べて人口比が極めて高いため、元・経済企画庁長官で作家の堺屋太一氏が「団塊(=多くの物が集まってできたかたまり)」にたとえ、タイトルにした小説、「団塊の世代」によって世間に広まりました。

団塊の世代はその数の多さから様々な社会現象を起してきました。物心ついたころから競争社会の中で育ち、安保騒動や大学紛争を経験。ベトナム戦争や共産国家の崩壊を目の当たりにしてきました。

社会に出てからは「企業戦士」ということばで知られるように、出世競争の中で日本経済を支えてきました。

高度成長期に採用され、終身雇用と年功序列で賃金の安定を保証する代わりに企業への忠誠を求められた一方、バブル崩壊後は、成果主義の社会の中でリストラの対象となりました。

このように考えると団塊の世代と言われる人たちが常に時代の中心として話題になっていたように思います。

さて、そんな団塊の世代が一斉に定年を迎えると具体的にどのような問題が起こるのか?

毎日新聞の調査によると47都道府県の職員だけでも2007年からの3年間で12万5946人が退職し、退職金は3兆4645億円に上るそうです。私はなんとなく、大きなお金が市場に出まわり、経済が発展する明るい予測に偏っていたのですが、この問題にまつわる資料を読み深める内に、「問題」とされる意味を知りました。

まず、大量リタイヤが日本経済に及ぼす影響を試算するとGDPが16兆円も減少すると言われています。その理由は、①年金負担の増大②福祉コストの増大③技術力の低下などがあげられます。

2000年問題は、コンピューターシステム上の問題でしたが、今回は「ひと」が関わっていますのでより難しいと考えられます。

そんな中、当の本人たちの85%が定年を楽しみにしているといいます。
堺屋太一氏もこれからの10年間を「団塊の世代にとってのゴールデンエージ」と呼んでいるように、これまでの「定年」のイメージとは違い、「老後」という感覚は少ないようです。
体力とお金はそのままに「時間」という自由まで手に入れたまさに最強の集団です。

定年後にお金をかけたいこととして「旅行」や「外食」、「住宅のリフォーム」などというデータに基づき、企業は彼らをターゲットとした商品企画もすすめているようですが、次に時代を担って行かなければならない私たちが、この問題に飲み込まれることなく、明るい未来を創造したいものです。

参考文献
 平成17年11月25日 日本経済新聞
 平成17年11月25日 毎日中学生新聞
 平成17年1月4日  朝日新聞
 平成17年1月号   人材採用情報サイト DISCO HR-PLAZA 
 平成17年5月    ニッセイ基礎研REPORT