色彩検定の冬期試験まで1ヶ月と少し。受験される方は、そろそろ、過去問、予想問題など、答練中心の学習スタイルに切り替えていかれるところだと思います。
今日は、そんな今の時期だからこそ、やっておきたい二次試験対策をご紹介します。
いやいや、まずは一次を突破しないことには・・・
と、このページを閉じてしまう前に、もう少しこの先を読んでみてください。
一次試験の終了後、二次試験までは約1ヶ月しかありません。このたった1ヶ月で効率良く学習し、一発合格するためには、今のこの時期にぜひとも準備しておきたい内容です。
準備したいのは、AFTが発行する3級と2級のテキストとおなじみの配色カード。
3級テキストp.40~45と2級p.32~37に掲載の慣用色名を、マンセル値を参考にしながら、近似のカラーカードを添付します。その際に色相記号(dp16、v2・・・etc.)も忘れずに記載します。
テキストは、カラー印刷のため、多少の色ずれがありますので、くれぐれもマンセル値を参考にしながら作業してくださいね。
相当の時間を要することになりますが、視感測色の練習にもなるので一石二鳥♪
一次試験が終わると、二次試験は、時間とのタタカイになります。明度表の暗記に始まり、トライアド、スプリットコンプリメンタリー、ナチュラルハーモニー、コンプレックスハーモニーなどの正確な配色技術が問われます。そのためには、カラーカードを見ただけで、色相・明度・彩度の3要素を正確に判断する力が不可欠です。とにかく暗記することと、手を動かすことで、多くの時間を費やすことになります。
その時に活躍するのが、すでに仕上がっているJIS慣用色名のカラーカードによる置き換えです。
Q.浅葱色を中心としたスプリットコンプリメンタリー配色をしなさい。
というような問題が出た時に、浅葱色がカラーカードに置き換えると何番になるのか?わかっていなければ配色のしようがありません。
ちなみに、浅葱色はv16になりますから、「v2-v16-v4」が正解。
一次試験対策で、頭を使うことに疲れたら・・・ぜひ、気分転換に手を動かしてみてください。必ず、役立ちます。
ところで、今の段階では必要ありませんが、二次試験当日までには、それら全ての慣用色名について、近似のカラーカードと色相記号がすぐに思い浮かばなければなりません。今から準備さえしておけば、十分に覚えられますので安心してください。
尚、測色の練習の意味からも自分で考えて作業されることをおすすめしますが、本当に合っているのかどうか、わからないと思います。そんな時は、日本色研の慣用色名チャートが便利です。価格も1,785円なので、比較的手の届きやすいのではないでしょうか。
また、私の好きなサイトに「IRO-UZU」という色とイメージのサイトがあります。そのデータベースも参考になります。
さて、色彩検定の二次試験については、様々な批判も耳にします。その多くは、問題に対する答えが1つ(または2~3通り)しかないというもの。センスというかたちのないはずのものに明確な解答を持たせるのはいかがなものか?と。
確かに、色彩検定は年々、その解答が複数に及ばない出題形式になりました。それは、色を理解していない人でも採点できるようにしたためだとも言われています。
受験者数の増加に対する対応として、それは仕方のないことなのかも知れません。
しかし、私はむしろ、答えがある。ということを肯定的に捕らえています。このブログの中では幾度となくお話していますが、センスという不確かなものは、色のルールとテクニックによって十分カバーできるものです。理由のないコーディネートによる成功は、単なるマグレだと思っています。
確かに何においても試験という形式にのっとったものは、現実では通用しないコトも多々あります。それでも、私自身は二次試験に対する勉強を積んだことで、これまでの筆記試験のために培った知識をようやく自分のものにすることができたような気がしました。色のある地球で暮らす限り、色と関係した日常があります。
今後色と深く関わっていこうと思うなら、この二次試験はそれなりに意味のある試験だと思いますので、ぜひ、頑張ってください。
余談ですが、TVで日本でも「青」の街灯が広まってきている。という話題が取り上げられていました。色彩心理学的に沈静効果のある「青」を利用して、防犯に役立てようとしたもの。実際に刑法に抵触する犯罪が3割ほど減少したという検証がありました。こんなところにも理由をもった「色」の使い方がなされているのです。
そんな風にして街の色を眺めてみると、様々な法則が見えて楽しいですよ。
今日は、そんな今の時期だからこそ、やっておきたい二次試験対策をご紹介します。
いやいや、まずは一次を突破しないことには・・・
と、このページを閉じてしまう前に、もう少しこの先を読んでみてください。
一次試験の終了後、二次試験までは約1ヶ月しかありません。このたった1ヶ月で効率良く学習し、一発合格するためには、今のこの時期にぜひとも準備しておきたい内容です。
準備したいのは、AFTが発行する3級と2級のテキストとおなじみの配色カード。
3級テキストp.40~45と2級p.32~37に掲載の慣用色名を、マンセル値を参考にしながら、近似のカラーカードを添付します。その際に色相記号(dp16、v2・・・etc.)も忘れずに記載します。
テキストは、カラー印刷のため、多少の色ずれがありますので、くれぐれもマンセル値を参考にしながら作業してくださいね。
相当の時間を要することになりますが、視感測色の練習にもなるので一石二鳥♪
一次試験が終わると、二次試験は、時間とのタタカイになります。明度表の暗記に始まり、トライアド、スプリットコンプリメンタリー、ナチュラルハーモニー、コンプレックスハーモニーなどの正確な配色技術が問われます。そのためには、カラーカードを見ただけで、色相・明度・彩度の3要素を正確に判断する力が不可欠です。とにかく暗記することと、手を動かすことで、多くの時間を費やすことになります。
その時に活躍するのが、すでに仕上がっているJIS慣用色名のカラーカードによる置き換えです。
Q.浅葱色を中心としたスプリットコンプリメンタリー配色をしなさい。
というような問題が出た時に、浅葱色がカラーカードに置き換えると何番になるのか?わかっていなければ配色のしようがありません。
ちなみに、浅葱色はv16になりますから、「v2-v16-v4」が正解。
一次試験対策で、頭を使うことに疲れたら・・・ぜひ、気分転換に手を動かしてみてください。必ず、役立ちます。
ところで、今の段階では必要ありませんが、二次試験当日までには、それら全ての慣用色名について、近似のカラーカードと色相記号がすぐに思い浮かばなければなりません。今から準備さえしておけば、十分に覚えられますので安心してください。
尚、測色の練習の意味からも自分で考えて作業されることをおすすめしますが、本当に合っているのかどうか、わからないと思います。そんな時は、日本色研の慣用色名チャートが便利です。価格も1,785円なので、比較的手の届きやすいのではないでしょうか。
また、私の好きなサイトに「IRO-UZU」という色とイメージのサイトがあります。そのデータベースも参考になります。
さて、色彩検定の二次試験については、様々な批判も耳にします。その多くは、問題に対する答えが1つ(または2~3通り)しかないというもの。センスというかたちのないはずのものに明確な解答を持たせるのはいかがなものか?と。
確かに、色彩検定は年々、その解答が複数に及ばない出題形式になりました。それは、色を理解していない人でも採点できるようにしたためだとも言われています。
受験者数の増加に対する対応として、それは仕方のないことなのかも知れません。
しかし、私はむしろ、答えがある。ということを肯定的に捕らえています。このブログの中では幾度となくお話していますが、センスという不確かなものは、色のルールとテクニックによって十分カバーできるものです。理由のないコーディネートによる成功は、単なるマグレだと思っています。
確かに何においても試験という形式にのっとったものは、現実では通用しないコトも多々あります。それでも、私自身は二次試験に対する勉強を積んだことで、これまでの筆記試験のために培った知識をようやく自分のものにすることができたような気がしました。色のある地球で暮らす限り、色と関係した日常があります。
今後色と深く関わっていこうと思うなら、この二次試験はそれなりに意味のある試験だと思いますので、ぜひ、頑張ってください。
余談ですが、TVで日本でも「青」の街灯が広まってきている。という話題が取り上げられていました。色彩心理学的に沈静効果のある「青」を利用して、防犯に役立てようとしたもの。実際に刑法に抵触する犯罪が3割ほど減少したという検証がありました。こんなところにも理由をもった「色」の使い方がなされているのです。
そんな風にして街の色を眺めてみると、様々な法則が見えて楽しいですよ。