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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

2007年度勝手にランキング ~タンクレストイレ編~

2007-11-30 | インテリア/建築

2007年も残すところ1ヶ月。そこで、現在販売されている商品の中から今回は特にタンクレストイレにターゲットを絞って、勝手にランキングをしてみました。

小川直子が選ぶタンクレストイレ。
結果は、こちら・・・。



1位:INAX SATIS(サティス)88pt



2位:TOTO NEOREST(ネオレスト)72.6pt



3位:National A・La・Uno(アラウーノ)63.8pt


無理矢理、ポイントに差をつけるため、このような評価になっていますが、実際のトコロは、そんなに大差のない結果です。それぞれのメーカーさんには、怒られそうですが、消費者の立場から見ると、どちらも甲乙付け難い!!!
現時点で、現在の私の知りえた情報を頼りに、もしも自宅に採用するなら、サティスかなぁ(?)。といったところでしょうか。

それでは、このような結果になった具体的な評価基準は次の通りです。

SATIS(サティス)


多機種に比べて、裾に向かってシャープな曲線を描く形状が美しく、個人的にはこのデザインが気に入っています。カラーは、通常の便器と同じピュアホワイト、オフホワイト、アイボリー、ブルーグレー、ピンク、サンドベージュ、フォググリーンの全7色の他、+30,000円のプレミアムセレクションとしてパールの輝きを持つカラーシリーズ、全7色、更には、予想外のヒットを飛ばした期間限定商品、アート感覚のポップな色彩がかわいい「サティス カラーズ」も受注生産品として対応。

サティス カラーズ

特に私の評価を高めた原因がその「清掃性」と「洗浄力」。
すっきりしたデザインは、できる限り凹凸をなくし、ホコリや汚れがたまりにくい形状です。さらに、注目したいのは、「お掃除リフトアップ」機能。

機能部が簡単に持ち上がるので、汚れのたまりやすい便器とのすき間がキレイにお掃除できます。この部分が掃除できるのは、今のところINAXだけ。

洗浄方式は、サイホンゼット式を採用。
サイホンゼット式とは、便器上部と便器底のゼット口から洗浄水を流す方式です。
サティスの場合、70%はゼット口(つまり便器底)から吐水して、汚物を引っ張り込み、30%を上部から流します。
従来、サイホンゼット式は、便器の数々の洗浄方式の中でも最高の洗浄方式だと考えられてきました。しかし、地球環境を考える現代、便器の洗浄に使われる水は従来の13ℓに比べ、極端に少ない6ℓ。たった6ℓで効率良く汚物を流し、便器を洗浄しなければなりません。
そのように考えた場合、上から100%流す強力な洗浄方式が有利に働きますが、タンクレストイレの場合、それだけの水を常に確保することができません。
そこで、上部からの吐水の回転速度を早め、水流がぐるりと勢い良く回るように設計されています。

そこでネックとなるのが、水圧の確保。この水圧が足りない場合、十分な洗浄力を発揮できないため、設置に水圧の条件が設けられています。(オプションで低流動圧対応ユニット有り。)

価格も220,000円(税別)からとリーズナブル。フルスペックでも310,000円(税別)から購入可能なのも嬉しいですね。

省エネについては、カタログ記載の数値をもとに検証。実は3機種ともほとんど同等の性能です。
細かな数値の違いは、100%ジュースを例に取るとわかりやすい。店頭に並ぶ100%ジュース、どれも100%なのに濃度が違いますよね。100%だといっても一定の基準があり、果実をそのまま絞ったものではないのと同じことです。


NEOREST(ネオレスト)Xタイプ/Aタイプ/Dタイプ


好みはそれぞれですが、なんとなく形状に不満が残ってしまいました。カラーは、通常の便器と同じカラー展開、ホワイト、ペールホワイト、パステルアイボリー、ホワイトグレー、ハーベストブラウン、ハーベストベージュ、パステルピンクの7色の他、+30,000円のパール調カラー3色を加えた全9色。実際のところ、カラーバリエーションの必要性には疑問が残りますが、3機種を比較した結果、厳しい採点となりました。

フチなし形状や、全体的にすっきりしたフォルムは、サティス同様に評価の高い点です。洗浄方式もサティスとほとんど変わらないサイホンゼットを採用。ただし、ここに評価の差をつけたのは、サティスに比べて上部吐水の水流の回転力(勢い)が劣る(私が目で見て感じたところによります)ことと、ゼット部の水音が大きいことが理由です。

サティスと同様にネックとなるのが、水圧の確保。この水圧が足りない場合、十分な洗浄力を発揮できないため、設置に水圧の条件が設けられています。


価格はD1タイプ:218,000円(税別)からとサティスに比べて更にリーズナブル、フルスペックでも、A3タイプ:320,000円(税別)からと、こちらもサティスとほぼ変わらない内容ですが、D1とA3のスペックの差が大きいので、最終的に甲乙付ける目的のため、差をつけました。
この点においては、ほぼ変わらない。と見て良いと思います。

省エネについては、前述の通りです。


今後の注目商品。
ネオレスト ハイブリッドシリーズ AHタイプ


2007年8月に登場したネオレストの新シリーズ。これまで、ネオレストに足りなかったものを全て満たして登場したTOTOが誇る最高傑作。

本当は、こちらの商品も合わせてランキングするべきだったと思いますが、恥ずかしながら、この商品の実物を未だに見たことがありません・・・。
というわけで、今回は注目商品としてご紹介だけさせて頂きます。

それに、「タンクレストイレ」・・・と言いながらも、実はタンクを内蔵。
この内蔵タンクのおかげで、これまでの欠点を見事に補っています。

例えば、便器の洗浄音が改良された。設置に水圧条件がなくなり、どこでも設置が可能になった。など・・・。

詳細はTOTOのホームページをご覧ください。

A・La・Uno(アラウーノ)


トイレでは、業界トップのTOTOと2位のINAXが国内シェアの9割を占めるという中、彗星のごとく現れたのがNationalのアラウーノ。「トイレがトイレをアラウーノ♪」といったわかりやすく、衝撃的なCMで世間に強烈な印象を与えた商品。
二層式から全自動洗濯機を世に広めた松下の製品だけあって、私も注目の商品でした。もちろん、このブログでも早速にご紹介しています。

2006年12月の発売から1年。そろそろ実際にご利用になられた方のレビューや、私が実際に商品を見た印象などが出そろってきました。

まずはそのデザインとカラーバリエーションから。
プロダクトデザイナー深沢直人さんと共同企画されただけあって、デザインにも新鮮な印象を受けました。カラーは、トップカバーのみのバリエーションで、ホワイト、ホワイトグレー、パステルピンク、ペールナチュラル、ダークセピアの全5色。INAX、TOTOに比べてバリエーションは極端に少ないものの、ペールナチュラル、ダークセピアといった木目柄を便器に採用した大胆さが私は好きです。
また、さすが照明も扱うNationalだけあって、便器に内蔵した照明設計にその技術が光ります。眠りを妨げない優しく、必要なあかりでトイレ空間を照らします。

便器自体のサイズは、どこかしら、少し大きな感じがする形状。私もショールームで2度利用しましたがウォシュレットの体験をしていないことに、今この記事を書きながら後悔しています。使用されたレビューの中には、その使用感に不満を抱くものも見つかりました。便座部分も大きく、高齢者や小さな子どもには、座りにくいというのも、改良の必要がありそうです。

さて、アラウーノの最大の特徴は、勝手にお掃除してくれるという洗浄方式。市販の台所用洗剤を洗剤タンクに補充して利用することで、ブラシ掃除を軽減するというもの。商品発表時に私が入手したカタログには「ブラシを使ったお掃除は年104回からわずか4回に!(ブラシ掃除が3ヶ月不要!)」と謳われていましたが、現在ではその表記がなくなっています。
サティス、ネオレストが採用するサイホンゼット式とは異なり、独自に開発した「ターントラップ洗浄方式」を採用。これにより100%上部からの吐水を可能とし、節水タイプ(6ℓ弱)の水量でもしっかりと汚物を流してくれます。


そんな中、気になるのはその泡の量。
ごくまれに、食洗機に通常の液状の中性洗剤を使ってしまわれるお客様がいます。その際、泡が予想以上にでき、機械が不具合を起こすというトラブルがありますが、まさに便器がそんな状態に・・・。(もちろん、不具合ではありません。)
私はこれまでに泡切れした姿を見たことがありません。水面が高いことにも不安が残ります。水ハネ等の心配、それから、泡の影響によりトイレットペーパーが流れ切らないといった不具合も考えられます。赤サビの発生を訴えるレビューも見つけました。

ショールームに据えられている便器に思わず目が留まったのは、便器部(外側)の黒ずみ。便器に陶器ではなく有機ガラス系新素材を用いているせいか、空気中のホコリを吸い寄せてしまうのでしょうか。お掃除は、便器の内部だけで良いというわけではありません。
このあたりの改良をして、次に発表されるアラウーノ第2弾を期待して待ちたいと思います。

価格は288,000円(税別)からと他機種に比べてやや高額。フルスペックでは340,000円(税別)。

省エネについては、カタログ記載の数値をもとに検証したところ、一歩抜きに出た印象があります。

ライバル社からも特に評価が高いのが抜群の施工性。これはユーザーのみなさんにはあまり関係ないかも知れませんが・・・。あえて言うなら、施工費に差が生まれるかもしれませんね。それは、アラウーノが陶器ではなく、樹脂でできているから。約40kgの他機種に比べ、重さ半分の約20kg。排水位置にも細かく対応しているので新たな給排水工事が不要なのも嬉しいですね。

いかがでしたか。
カタログだけでは読み取れない、それぞれのメリット・デメリットがあります。ご自身にとって何を優先されるのか。誰がご利用になるのか。じっくり検討する必要がありそうです。便器といっても便フタが勝手に開いたり、自動洗浄したり、リラックスミュージックが流れたり・・・とっても贅沢に、そしてとても高価格帯の商品になりました。
現在、10~15年程度で便器を交換されるご家庭が多いそうです。一度据えたら約10年間毎日つきあう便器。商品選択にも慎重な目が必要ですね。

11月27日 「TPO」と「自由」の境界線

2007-11-27 | ひとりごと

学生という守られた世界から卒業して社会に出た時、多くの人が「TPO」に対する意識を強めるのではないでしょうか。

人は見た目で判断される。

だからこそ、時(time)、所(place)、場合(occasion)に応じた服装などの使い分け=つまり「TPO」は社会人として意識しなければならない大切なマナーの一つ。

でも、この「TPO」、正解のかたちがとても難しい。それは、現在の日本の風土がとても自由になってきている部分があって、時にはあえて、「しきたり」をはずした方が好まれる場合、または、「しきたり」を守った為に、一際浮いてしまうことがあります。

以前にある女性限定のパーティーにご招待頂いたことがあります。私は、仕事を通してご案内を頂いたのですが、他にご招待をされている方々は、有名な書道家の奥様やお嬢様、さらには女性の経営者の方など・・・。冗談混じりに「セレブ会」ですから。なんていうお話を聞いていました。
「セレブ会」と言われても、私にとっては縁の無い世界。軽い気持ちでお話を聞いておりました。ところが、数日後に届いた招待状は、結婚式の披露宴の招待状にも劣らない立派なものでした。
招待状の末尾には、こう記されていました。

「平服でお越しください。」

出た出た。
こんなに豪華な招待状がやって来て、その招待状が言うところの「平服」とは一体何なのか?

そこで、恥ずかしながらご招待頂いた方に、「平服」っていうのはどの程度の服装なのか聞いてみることにしました。
「平服」といっても、まさかデニムで訪問するわけにもいきません。

そしてその答えは、
「スーツ程度で結構です。」
というものでした。
(スーツが平服かよ?!)
心の中でそんなツッコミを入れていたことは言うまでもありません。
本当は、こういった場合の『平服』とは『礼服』ではないことを意味するそうで、男性ならダークスーツ、女性ならワンピースなどの、通常の結婚式や披露宴に出席する時と同様の服装を着ていくことが礼儀だそうです。

先日、弟に同級生の披露宴の招待状が届きました。26歳の弟にとって友人の結婚式に参列するのは初めてのこと。以前から誰かの結婚式に出てみたい。と思っていたようで、大喜びです。そこで、父に「白」のネクタイを借りるため、実家に帰って来ました。

「いまの時代に『白』のネクタイて?! そんなん親戚のおっちゃんやん!」

思わず私の口から出た言葉です。私もそれなりに数々の結婚式、披露宴に参加してきましたが、新郎の友人で『白』のネクタイをしている人を見たことがありません。
カラーシャツやノーネクタイも、オシャレに着こなせていれば、全く気になりませんでした。
本来のマナーとしては、確かに『白』のネクタイなのでしょうけれど、(若いのにそんなに格式ばらなくてもいいんじゃない?)というのが私の考えでした。

それを聞いた弟は、カラーシャツにオシャレなネクタイを選択して出掛けました。

ところが、後になって聞くと、彼の友達はみな、『白』のネクタイをしていたそうです。(ごめん・・・)

25日(日)、高校時代、ハンドボール部だったチームメイトの結婚式の二次会にご招待をされていました。披露宴は家族だけでするから、二次会には来てね。と半年以上も前に本人から言われていました。

二次会だけに参加するのは初めてのことでしたので、まず、何を着て行っていいのかわかりません。
会場がホテルではなかったことと、披露宴は家族だけで行うということ(=つまり、披露宴から続けて出席する人がいないということ)、それから比較的ラフな招待状だったということから、
「あんまり派手な格好で出席すると浮いてしまう」
という結論が出ました。(もちろん、勝手な私の想像です。)

そこで選んだのは、普段に着るために購入したミニワンピを中心にして、ちょっとだけドレッシーになるように、ラメの入ったインナーと9分丈のボトムを合わせました。

ヘアアレンジも披露宴よりは控えめに・・・。

そして、万一のためにファーボレロを持参。
みんなが地味だったら、着るのはやめておこうと。

会場に到着すると、目の前を横切る和服の同級生。

???

会場まで一緒に出掛けた2人の元チームメイトと指定された席に着くと、カクテルドレスやキャミソールワンピ、立っているだけでもすでに下着が見えそうなミニ丈のドレス、大きくカットされた背中にはカットに沿った幾何学模様のタトゥー、細い肩紐からすらりと出る腕には、大輪の薔薇のタトゥー、それからベルベットのロンググローブ・・・。

モデルさんか?!と言わんばかりのファッション。
スタイルが良くて、そしてとってもキレイな人たちばかりが前を横切ります。
そのようなファッションは、雑誌やテレビ以外で見たことがありません。もちろん、これまで参加した披露宴でも見たことがないことは言うまでもありません。
まるで田舎から出てきたばかりの少女のように、キョロキョロと会場中に視線を送るうちに、新婦である友人がアパレル関係に勤めていたことをようやく思い出しました。

(ファーボレロ・・・持ってきてよかったぁ)

「TPO」
この判断は本当に難しい。

カジュアル過ぎて浮くかも知れない方に賭けるか?!それとも派手過ぎて浮くことを選ぶか?!歳を重ねるごとにますます頭を悩ませそうです。

最後に付け加えておくと、パーティーはとっても和やかに行われました。交際期間も長く、何年も前から同棲もしていた二人なので、旦那さまの写真を見せてもらったことや旦那さまの話しも聞いたことがありました。でも、ほとんどのことは知りませんでした。

いよいよお開きに近づいた頃、パーティーの間、DJをしていた新郎の弟さんからお祝いのメッセージがありました。彼は、いろいろな人からたくさんのメッセージをもらっているので、言葉の代わりに曲を贈ると、

ウルフルズの「いい女」を選曲。

その詩の良さに感動し、いよいよ流れる曲に浸り始めたその時、会場がザワザワ・・・。見れば感極まって涙をこらえきれない新郎の姿がそこにありました。(ちなみに私の友人である新婦はその隣で笑ってましたが。)

ほんと、いい人でよかったぁ。
参列していた新婦の友人は、この瞬間にとっても安心したと思います。
ずっと仲良く、素敵な家庭を築いてくださいね。本当におめでとう。

台湾旅行記 Vol.2

2007-11-24 | その他
台湾旅行記2回目は、食事編。
旅行に出かけると、飛行機に乗ったところから、なんだかずっと食べ続けているような気がします。いえ、正確には、日常よりもたくさんの食事の時間に恵まれます。

前回台湾を訪れた時は、この「食」を目的とし、かなりの期待を持って出掛けました。
ところが、現地到着後、最初に訪れたレストランでは汚れたお皿に汚れたお箸が、平然と運ばれてきました。
人間の五感の約8割は視覚によるものですから、この後に運ばれてくるお料理をおいしいと感じるハズがありません。

そんなわけで、日常よりもたくさんの食事に恵まれながらも、出発前よりも痩せて帰ってきた前回の旅行。
今回は、おかげさまですっかり太って帰ってくることとなりました。

まず、到着した12日の夜の食事です。

すっかりみんなが小皿に取った後に、撮影を思いついた一品目のカラスミに始まり、取り分ける前に撮影したものや、自分のお皿を撮影したものなど、まとまりのない写真たちですが、デザートを含む全12品、どれもとってもおいしく頂きました。

13日 朝食。
いつものようにホテルのビュッフェを頂きます。

どう考えても食べすぎの内容。
ビュッフェスタイルだとついつい取り過ぎてしまうのです。
普段は5(~4)枚切りのトースト半分とクリームチーズにホットコーヒー。これさえも、時にはカナリ無理して食べています。
それなのに・・・
ホテルのビュッフェって、おいしいだけではなく、楽しいですよね。

13日 昼食。
台湾レトロが凝縮された街、宮崎駿アニメ「千と千尋の神隠し」の舞台にもなったといわれる九分(=份 台湾では九分の“分”には「にんべん(イ)」がつきます)の中のカフェで頂きました。

九分に向かう移動中のバスの中で、現地ガイドさんからは、「食事は期待しないように。」と言われていました。「本来食事を取る場所ではない。カフェだから、軽食になる。」という理由でしたが、恐る恐るお箸を伸ばしてみると・・・とってもおいしかったです。

さらに、右下にまぁるく切り取ったのは、フルーツたっぷりのカキ氷。これは九分から移動した後に頂きました。あまりにもBIGサイズなので、二人で一つを頂くことに・・・。
氷の上に、マンゴーアイスとシロップに漬かった「キウイ・いちご・マンゴー」がたっぷり乗っています。とっても甘くて、想像以上のおいしさでした。

13日 夕食。
台湾といえばこの料理!小龍包を頂きました。

プリプリえびの入ったもの、ニラあん、黒米、ノーマル・・・とにかくたくさん、いろいろな種類を頂きましたが、次々に出てくるので、食べることに必死で撮影が適当です。
第一、どれを撮影しても同じに見えてしまうんですよねぇ。
本当はそれぞれ味に変化があって、とってもおいしかったんですよ。

14日 朝食。
学習して、今日は少なめに・・・。

ワッフルメーカーの前で待つこと5分。焼きたてワッフルGet!


・・・これで止めておけば良かったのですが、


オムレツとサラダで、満腹です。

14日 昼食。

台湾で頂く最後の食事です。
そう。最後の最後まで、食べ過ぎです。

おかげで、15日は仕事中にお腹がすいて大変でした。

11月23日 模様替えしました☆

2007-11-23 | 本の話
今日は、部屋の模様替えをしました。
計画的なものではなく、本当に衝動的に。

今朝、いつものように部屋の掃除を始めたんです。
冬になると、私の部屋はいつもに増して狭くなります。
とにかく物が増えるのです。

まずは、ブーツたち。
玄関に並びきらない、もちろん玄関収納に入るわけのないロングブーツをはじめとする冬の必須アイテムが、行き場を探しあぐねた結果、部屋の片隅にどっかりと座りました。
年々増えるものだから、その居場所は拡大する一方・・・。

それから加湿器。
加湿器を購入したときにこのブログでも紹介しました。
そう。いまをトキメク、そして日本を代表するプロダクトデザイナー深沢直人氏デザインの加湿器。
前回は、デザイン以外であまり褒めてあげられていませんでしたが、そして、誰にもオススメはできていませんでしたが、慣れてくると結構良いですよ。
かわいいのはもちろんなのですが、意外に省メンテナンス。とってもお手入れがしやすいのです。

そして最後に、ガスファンヒーター。
これがかなり厄介です。
寒がりの私は、エアコンでは満たされず、毎年ガスファンヒーターに頼り切った生活をしています。昨年の冬からこのガスファンヒーターのコードがとっても邪魔に感じるようになりました。理由は、部屋に家具が一つ増えたせいでした。
新しく購入したディスプレイラックが、ガスコンセントを塞いでしまい、遠くから引っ張らなくてはならなくなりました。

今年もようやく寒くなり、ついにファンヒーターに頼らなければならない生活が始まりました。そうすると、長いコードが目について仕方ありません。そのコードにかなりのストレスを感じる毎日でした。

掃除をしながら、そんなストレスの要因を眺めていると、
衝動的にベッドを持ち上げていました。

というわけで、ベッドをはじめとする家具たちの大移動のあと、コードはすっきりとまとまったわけですが、やり始めると次から次へと気になりはじめ、クローゼットの中や、本棚として利用している食器棚の中まで、整理整頓。

本も、日に日に増えてしまうので、その収納にはとっても困っています。
本来なら食器棚のため、奥行きが通常より深い私の本棚には、たくさんの本たちが二列に並んでいます。普段目にすることのない、その二列目を久しぶりに確認してみると、誰もが知る有名な本たちが出てきました。

智恵子抄、たけくらべ、こころ、晩年、高野聖・・・
高村光太郎、樋口一葉、夏目漱石、太宰治、泉鏡花、それから宮本輝に村上春樹・・・
とっても懐かしい本たちだけれど、スペース確保のために、次の休日を利用してBOOKOFFに持っていく予定です。

そして今日、新たに1冊の本がやってきました。

中原の虹 第四巻
浅田 次郎
講談社

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第四巻の出版、とっても楽しみにしていました。
今年も残すところわずか。本当にあっという間の一年でしたが、三巻を読み終えてから、四巻が出版されるまでの一ヶ月、四巻を待つ一ヶ月は、私にとって、とても長い一ヶ月だったような気がします。

台湾旅行記 Vol.1

2007-11-19 | インテリア/建築
先週11月12日(月)から14日(水)まで、社内研修旅行として、台湾へ行ってきました。本年度も一人も欠けることなく全員で参加することができました。
台湾といえば、私がハチセに入社した年にも訪れた場所。
正直なところ、あまり良い印象はありませんでした。ところが、今回はとにかくめちゃくちゃ楽しかった☆何より素晴らしいのは、治安の良さ。
0:00頃まで女の子二人でウロウロしてしまいましたが、本当に安全でした。
日本もかつては安全大国だと言われたハズなのに、治安の良さを感心しなければならないようになるなんて、とても残念に思います。

さて、旅行記第一弾は、建物編として、私たちが泊まったホテル「シェラトン 台北」をご紹介したいと思います。


ホテルに到着して夕食までの約2時間を利用して、ホテル内を散策。最上階から最下階までを巡りました。

まずは、エントランスとロビー。
照明や人を鏡のように映し出すピカピカの大理石のフロアー。ゆったりとした空間構成が特徴的でした。

廊下や、エレベーターホールで目を引いたのは、ライティングです。

これらはオーソドックスに光そのものでデザインされています。
おそらく、セラメタ(=セラミックメタルハライドランプ)にレンズを組み合わせて「あかりだまり」をつくられているのでしょう。
  
吹き抜けを見上げても、廊下の照明が印象的な表情を作っていました。

このホテルではこれ以外にも照明を利用した演出が随所に見られました。


これらも同じように光そのものを利用した演出です。スポットライトで下から煽ることで、壁面の表情が浮かび上がり、美しさと存在感を増しています。また、棚の存在感を一際高めているのが棚下灯。カフェの中心的なインテリアとして存在するには、この棚下灯がお大きな役割を担っていると思います。

それから、エスカレーターに乗って、ゆっくり地下を目指すと、それはそれは派手な照明に目が留まりました。

ズームで撮影。

カメラの精度上、多少色飛びはしていますが、一度見たら忘れられない存在感を放つ照明でした。地下には照明だけではなく、とてもおもしろいオブジェたちをみつけました。

くすっと笑ってしまうようなオブジェが、高級感溢れるギャラリースペースに鎮座している様子にとても不思議な世界観がありました。ホテル散策は、私にとって欠かせない旅の習慣となっています。

11月7日 秋を楽しむ

2007-11-07 | インテリア/建築
先日の休みを利用して、東北方面に行ってきました。

方面ということばを用いたのは、いまいち自分がどこに行っていて、どこを移動していたのか、理解できていないのです。だから、ブログをUPしようにもどんな風に紹介をしようか、なかなか思うように進みませんでした。

さて、目的も微妙なところですが、とりあえず、この時期観光客で賑わう京都を脱出してしっとりと秋を感じたいなぁ。と考えていました。ここ数年、秋はとても忙しくて、もみじに至っては、家の庭でしか見たことがなかったくらいです。今年は、異常気象のせいで美しい紅葉が期待できないそうですが、それでも久しぶりの秋の行楽でした。

現実には、「しっとり」と感じられるほどゆったりとした時間を過ごせたわけではなく、たった一日で相当の距離を巡ったわけですから、その時々に、現在自分がどこに居るのかさえもわからないまま、景色の移ろいを眺めました。

旅のメインとなったのは、世界文化遺産の一つである「合掌造り」の集落、白川郷。
その前に、ひるがの高原サービスエリアに立ち寄りました。ウィキペディアによると、標高約860mという日本一の標高にあるサービスエリアです。
 

天気が良ければ白山も望めるそうですが、そんなことは全く知らず・・・ただただ、その眺望の素晴らしさに、上がったテンションのまま、ミルクのソフトクリームをいただきました。


さて、白川郷は、1995年12月9日に、ユネスコ世界文化遺産に登録された場所。
まずは、展望台からその集落を眺めました。


それから、坂道を下る途中で、マンホールのフタに注目。


合掌造りの建物が並ぶ集落へと降りてきました。
 

合掌造りの特徴といえば、ほとんど正三角形の急勾配の切妻屋根と屋根に葺かれた茅だと思います。
 

およそ30年に一度の割合で葺き替えられるのだそうです。
茅は一般に、大茅(ススキ)と小茅(カリヤス)の二つに分けられ、同じ白川村でも庄川上流の平瀬では大茅、荻町では小茅が葺かれていました。大茅に比べて小茅の方が、屋根もちはいいそうですが、今では小茅が少なくなったから、多くの合掌造りが大茅で葺かれるそうです。(参考:白川村商工会 ホームページ)

それから、白山スーパー林道を通って、ほんのり色づく秋の景色を堪能しました。
このスーパー林道、11月10日で本年度の営業は終了。確かに、これ以上寒くなるととっても危険です。
 
ほんと・・・写真で見てもそのほんのり具合が良くわかりますね。もう少し、色づいていたら、良かったのですが・・・。こんなところでも、環境のことを考えなければならないことに気付かされるわけですが、それよりも何よりも、まずは日本人として、四季を楽しめる心の余裕を持つことの大切さを学んだ一日でもありました。

11月1日 こんなところに・・・

2007-11-01 | インテリア/建築
今朝、「京町家ウィークリーで実現!・・・」というタイトルの記事を見つけたので、興味深く読みすすめてみました。

10月26日付 町家ウィークリーで実現!ゆったり京都観光

ふ~ん。ふ~ん。と読み進めていく内に内部の写真に目が止まりました。
(あ~。私が良く使う照明器具も使われているなぁ。)なんてのんきに眺めていると、ようやく気付きました。

あれ?もしかして、ハチセのリ・ストック住宅じゃない?!
急いで、仕様書を確認。
やっぱり、わたしたちが送り出した物件でした。

恐らくたくさんの人が読んでいる記事だと思いますので、ハチセが再生した物件だということをこの場を借りてアピールしておこうかと・・・(笑)。

私たちの持つ商品シリーズの中にも「ゲストハウス」仕様として、ホテル感覚で滞在して頂けるようなものがあります。日常の暮らしを営む住居としての「町家再生」だけではなく、様々な角度から、たくさんの方に町家の魅力と、日本の伝統的なデザイン美をお届けしたいものです。