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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

10月26日 リ・ストックレディース

2006-10-26 | インテリア/建築
リ・ストックレディース第3号として計画した住宅をご紹介します。

今回の住宅は、ハチセで販売しなかったため、ホームページ上に現れることはありませんでしたが、おおよそ思い通りに仕上がった住宅です。
おかげさまで、無事、契約も終わりました。

さて、リ・ストックレディースとは、
「女性による女性のための住宅」。

特には、単身女性をターゲットユーザーに計画した住宅です。私自身が一人でそこに住まうなら、こんな感じがいいなぁ。と思うことから計画が始まります。
主なテーマは①物干しスペースの確保②大容量の玄関収納③収納計画④防犯の4項目。その他、その住宅の立地や面積に合わせてポイントを絞り込みます。

インテリアイメージは、「和粋モダン」。
語り始めると、キリがなく、こだわったポイントはあれもこれも・・・。

そんな中から選りすぐりの一部だけを以下に紹介させて頂きます。


ちなみに・・・現在第4号を計画中です。
インテリアイメージは「クラシック&モダン」。
相反するイメージが1つの空間の中で調和し、洗練されたシャープな中にも女性らしい柔らかさや、落ち着きを表現します。

10月21日 真実

2006-10-21 | ひとりごと
ただいま、頭の中がいっぱいで、やることも考えることも山ほどあって、すっかりブログから遠ざかってしまっていました。
そして、なんとなく、気が向いたので「きっこのブログ」を覗きにいきました。

先日、ついに書籍化された「きっこの日記」。マスコミでも度々取り上げられているので、ご存知の方も多いことでしょう。

「ブログ」を公開している私としては、同じ土俵に並べるのも恐れ多いことですが、その文章力と頭の良さに、「怖さ」さえも感じてしまいます。

そして、今日掲載されていた内容。
それは、今の私の疲れた頭には、あまりにも重過ぎて、難しすぎて、なんだかものすごく深いところへ突き落とされたような、そんな気分になりました。

テーマは、そろそろ当事者でもなければ、忘れてきた頃であろう「耐震偽装問題」。遡って内容を読んでいくと、10月18日付位から掲載が始まっているようです。
ちなみに、私は、19日付の投稿まで読んだあたりで、異様な疲れを感じてそのページを閉じました。

著作権に厳しいきっこさんであるにも関わらず、転載可能の記事がたくさんあるのですが、なんとなく、ここで掲載する気にはなれなかったのでやめておきます。

ただ、現実の世界はドラマよりも複雑なことを感じました。
まだ、読んでいない人は、ぜひ、読んでみてください。

正直、何が真実で何が正しいのか、私には全く判断がつきません。そういった意味もあり、転載することができませんでした。
ひとの気持ちやひとの言葉。
何が本当で何が嘘なのか。疑い出したらキリがないし、何もかも信用してしまっては、生きていけない。
だから、自分の感性に響くもの、自分の目で見て確認できたものだけを信じようと思っています。

つまり、そこに記された内容は、私が目で見て確認できたものでもなければ、感性に響いたものでもありません。ただ、なんとなくひっかかってしまったので、ご紹介だけしておくことにします。

10月10日 インテリアコーディネーター資格試験 解答速報

2006-10-11 | 資格対策

昨日、体育の日はインテリアコーディネーター資格試験の1次試験でした。
受験されたみなさま、おつかれさまでした。

昨年、解答速報を掲載したとき、過去最高のHIT数を叩き出したことからも、受験したみなさんが、一刻も早い自己採点を望まれていることだと思います。

今年も当然特集を組みたいと思っておりましたが、現在、私にとっても試験前。誠に申し訳ありませんが、今年の掲載は断念することにしました。
そこで、いち早く解答速報を提供しているサイトをご紹介したいと思います。

ただ、リンクを貼ることは、どうやら好まれていないようですので、見つけ方だけ掲載しておきます。

YAHOOより「IC解答速報」で検索をかけてみてください。2番目あたりにヒットするサイトが、とても参考になると思います。
これまでの努力が報われることを、私も祈っております。

そこで、一つだけアドバイスをするなら・・・自己採点後、7割以上取れていた人。((社)インテリア産業協会からは、一切の模範解答が出されません。合格基準というのも、良くわかりません。あくまで、個人的な掲載にすぎませんので、自己採点の参考に利用いただければ。と思います。内容に関して協会への問い合わせは、お控えください。)安心してしまわないでください。早速、2次試験の準備にとりかかりましょう。
まずは、テキスト選びから。

私のオススメは、ハウジングエージェンシーから出ている次の3冊です。


①一番わかりやすい合格論文入門
まずは、とにかく一通り読んでみましょう。それから、問題を解いてみます。たぶん初めは、全く文章にすることができないと思います。解答を見ながらでいいので、とにかく解答の要領をつかみます。問題は何度も繰り返し解き、ある程度の内容は覚えてしまいましょう。


②2次試験過去問題徹底研究
これは、どこから出版されているものでもほとんど変わらないと思います。
とりあえず、過去5年分くらいは、されておいた方が良いと思います。
中には、「これまで一度も図面をひいたことがない」という方もおられるかも知れません。でも、大丈夫。今日からしっかり勉強すれば、試験日までに十分間に合います。
ただ、三角スケールを一度も触ったことがない方は、学校に通われた方が良いと思います。
全5回、5万円程度~。開校しています。
私は、ヒューマンアカデミーに通いましたが、ハウジングエージェンシーのカリキュラムはかなりしっかりしたものです。初心者の方には後者がオススメですが、学費が高いのが難点です。


③2次試験製図予想問題徹底研究
これも、かなりオススメの書籍です。本試験と同サイズの図面が添付されているのがとても便利です。購入後は、まず解答用紙を3部ずつコピーしましょう。
3回チャレンジするのがベスト。(私は学校の課題もありましたので、2回しかチャレンジできませんでしたが。)
こちらも、とにかく一度やってみましょう。最初はその難しさに少し驚かれるかもしれませんが、時間をかけてでもやりとげてみましょう。一通り、全ての問題を解くことができれば、次は時間内に解答できるように頑張ってみます。
この問題集が一通り時間内に出来る力がつけば、まず、合格は間違いありません。

さて、インテリアコーディネーターの二次試験。
何がどれくらいできれば、合格。という明確なものが発表されていないのが現状です。しかし、配点は微妙に「製図」の方に偏っているようです。「論文」については、よほど間違ったことを書いていない限り、それが原因で不合格になることはありません。
指定された文字数が「500字以内」とあれば「490字から500字」程度におさまるようにします。
「製図」の方は、配点がその時々によって違いますので、とにかく全てを仕上げること。着彩については、「塗り過ぎない」ことがポイントです。こちらは、要求されているイメージを正確に表現することだけではなく、コーディネーターとして配色のセンスが問われる部分です。採点官が解答用紙を見た時に、キレイだと感じさせることができればOKです。

それでは・・・受験者のみなさん、ひきつづき頑張ってくださいね。
質問などがあれば、可能な限りお答えさせて頂きます。

10月7日 電球色は暗い?!

2006-10-07 | イベントレポート
とっても良いコメントを頂けたので、そのコメントに対する返信を兼ねて・・・。

>一度蛍光灯で電球色にしたことがあったのですが、同じワット数でも昼白色より明るさが足りなかったような気がして、現在は戻していますが、気のせいでしょうか?

はい。気のせいです。
電球色にしたからといって、決して暗くなることはありません。
もちろん、目が悪くなることもありません。

でも、その気のせいという部分。決して見逃してはいけないと私は思います。
「明るさ感」には個人差があって、同じ照明空間の中に居ても、ある人にとっては「明るい」と感じたり、ある人にとっては「暗い」と感じることがあります。

そして、生活空間において、この明るさは、とても大切な要素だと思います。
つまり、蛍光灯を昼白色から電球色に変更された時に、「明るさが足りなく感じた」ということは、「気のせい」でやり過ごすことのできないことです。
もっというと、そのように感じられたということは、物理的には「気のせい」であっても心理的には「大問題」なわけです。

前回の投稿で、「私の照明プランから昼白色が消えます!」と宣言しましたが、あくまでそれは、トータルなプランと考えて頂いた方が良いと思います。
ちなみに、投稿してすぐに手掛けた住宅のプランでは、早速「昼白色」を使いました。
もちろん、理由があります。

簡単に言うと「電球色」=「多灯使い」と考えてください。

長町先生は、セミナーの中で次のように表現されました。
昼白色を重ねると、怖い空間になる。電球色を重ねると、あたたかく幸せな空間になる。と。

では、光を重ねない場合はどうでしょうか?
単純に、部屋の中央に設置されたシーリングライトの蛍光灯の色を変更した場合、長い間、「昼白色」の青白い光空間に慣れた私たちは、慣れない光に対して「暗い」という印象を受けてしまいます。

近年、あらゆる場所で、専門家たちが主張をはじめ、一般の人たちにも「日本の住宅は明るすぎる」という感覚が拡がって来ています。

日本の住宅は、高度経済成長とともに、確実に明るくなりました。
そのムダに明るい住宅に慣れてしまった私たちは、違う空間に存在したとき、「違和感」を感じてしまいます。

例えば、旅先で宿泊したシティホテル。
天井に照明が1つもない空間。
部屋中の照明のスイッチを探された経験、ありませんか?

ブラケット(=壁付け照明)もスタンドライトも、調光ダイヤルを全開にしてもなんだか物足りない・・・。

実際には、決して、照度として足りないわけではないのですが、「慣れ」って恐ろしいですよね・・・。

ですから、私はただ単純に「色」を変更するのではなく、無理矢理に現在の日本の住宅を落ち着いた明かりにするのではなく、違和感なく受け入れることのできて「電球色」がつくるあたたかな空間を提案していきたいと考えています。

わかりやすい施工例が見つからなかったので、見つかり次第UPさせるとして・・・
とりあえず、こんな感じです。(参考画像:松下電工のホームページより)



↓天井1箇所からの光だけではなく、高い光・中間の光・低い光の3点から空間を照らす

10月6日 電球色のススメ

2006-10-06 | イベントレポート
本日をもって、私の照明プランから「昼白色(=従来から一般的に用いられてきた青白い光)」が消えます!

『基本的には』という「あいまい」さを残しておきますが・・・。

昨日10月5日、松下電工が主催する長町志穂先生(LEM空間工房)のLighting Design Seminarへ行って来ました。

2時間で行われた内容にしては、中身が濃すぎましたので、その短い時間で聞きこぼさないようにするには、全神経の集中が必要でした。2時間後にはぐったりしていました。
しかし、本当に興味深く、価値のある内容でした。
これを通して、昨日まで、私が抱いていた「照明=光」に対する疑問や不安は解消されました。これまでの勉強を通して、感じていたこと。今の流行、試してみたい手法、春頃からあたため続けているプラン・・・。そのどれもが、「間違いない」ということを確信することができました。

と、いうわけでまずは「光色」を「電球色 (色温度2800~3000ケルビン程度)」に統一していくことを発表しておきます。
詳しい照明プランの手法については、資料が揃い次第、ご紹介していきたいと思います。

10月3日 和のしつらえ

2006-10-03 | インテリア/建築
和室のしつらえは奥が深く、しっかりと理解するには、一から歴史を学ばなければならないようにも思いますが、そのしつらえの中でも比較的現代にも取り入れられているものとして、「腰壁」があります。

本来「腰壁」とは、壁や襖の下方部分に紙や布を貼り、人の動きによる擦れで、壁や襖の表が痛んだり、洋服が汚れるのを防ぐのが目的で、土壁には鳥の子紙や美濃紙が用いられるのが一般的です。
この「腰壁」、前述のような機能的目的の他に、装飾的な効果もあります。

これは、着物からもうかがい知ることができますが、昔の人は本当におしゃれでしたよね。

今朝、これから改装する予定の物件の現場調査に行って来ました。
その和室でみつけたのが、この花模様の腰壁です。このように柄物が使われているのを見たのは初めてでしたので写真におさめました。
  



この家も数ヵ月後には、「リ・ストック京町家」として生まれ変わるのですが、こういった昔のひとが残した肌理の細かい造作を忘れずに、受け継いでいきたい。と思います。

さて、話はガラリと変わって、リクルートが提供する「住みここち心理テスト」のご紹介をしましょう。

以前、ハチセのホームページでも取り上げられていたことのあるサイト。
今朝、ブログのネタになれば。と営業事務のHさんに教えてもらいましたので、早速紹介させて頂きました。

ちなみに、私は「かるがもさんさんタイプ」でした。
たしか、数年前にテストした時は、「キリンさんタイプ」だったような気がするのですが、年々、考え方や大切に思う基準が変化していくのでしょうね。

この心理テストは質問数がかなり多く、根気のいる内容になっています。
ゆとりがある時に、のんびりと試してみてください。


暮らし方のタイプは、次の12種類。
1.プライベートタイムを満喫したい 猫さんタイプ
2.気楽な隠遁生活をおくりたい アナグマさんタイプ
3.高性能・高級感を追求する サラブレッドタイプ
4.いつも家族が一緒にいたい かるがもさんタイプ
5.ほどよく家内安全・無病息災を願う 柴犬タイプ
6.せっせと住まい環境に働きかける ビーバーさんタイプ
7.自然豊かな環境で暮らしたい かわせみタイプ
8.いろんなことに興味あり好奇心いっぱいの イルカさんタイプ
9.お付き合いを大切に暮らしたい ひつじさんタイプ
10.アクティブに颯爽と暮らしたい ライオンさんタイプ
11.家族ぐるみでおつき合いを大切にする ペンギンさんタイプ
12.品質と機能を求めるスマートな都会派 キリンさんタイプ