11月のある日、プライベートで四条通りを歩いていた時こと、美しい藍色と文様に目を奪われ、吸い込まれるように画廊に足を踏み入れました。
ニヤロウラン(=NIYA LOULAN=尼雅桜蘭)とは、
手織り絨毯において長い歴史と高い技術を誇る中国で、明・清朝時代に確立された、世界最高ともいえる伝統的な製法を甦らせた工房において、日本の伝統美を追求したデザインでつくられる絨毯のことで、貿易商社である三昌貿易株式会社のオリジナルブランドです。
京都御幸町(http://www.niyaloulan-kyoto.com/access/)に出店し、小売り販売を始められてから2年足らずとまだ日も浅く、私もこの日まで全く知りませんでした。
このブログの中でも何度か取り上げているアートギャッベも上質な羊毛と化学染料は一切使わずに天然の染料のみを使っていることに特徴がありますが、
ギャッベは決まった図柄はなく、花や人、動物、風景などを南ペルシアの大自然の中で生きる女性達の感性のみで織り上げられるため、同じデザインのものは無く、全てが一点ものであるのに対し、
ニヤロウランは文様ひとつひとつにも歴史と意味の深みがある日本古来の伝統意匠を日本人デザイナーの手によって洗練させ、工房に発注。
12種類のサイズ展開があり、使用用途に合わせて、デザインとサイズを選べるのが大きな違いです。
また、アートギャッベは
南ペルシア(イラン高原南西部)の遊牧民カジュガイ・ルリ族によって織り続けられており、その素材は高地で共に暮らす羊たちの上質な毛が使われています。朝夕の気温差30度という厳しい環境で育った羊は驚くほど調湿効果に優れており、夏の汗ばむ時期は寝転がってもベタベタせず、汗を吸収発散し表面はサラッとしており、冬は室内の暖かい空気をためこみホカホカし、保温性にも優れているのが特徴です。
ギャッベの中でも特にアートギャッベは春に刈り取る「冬毛」が使われています。
実は羊の毛には「冬毛」と「夏毛」があります。
春に刈り取る「冬毛」は、羊たちが冬の厳しい寒さから自分の身を守るための油分を豊富に含み、細く柔らかで長いのが特徴です。
また秋に刈り取る「夏毛」は、夏の強烈な太陽にさらされ、雨の少ない夏場はエサとなる草も十分に育たないので、硬く短いものになります。ニオイもキツイと聞きました。
柔らかな手触りや、きれいな光沢は、この冬毛を使っていることにも大きな特徴があります。
対してNIYALOULANは、
「秋毛」を使います。
ギャッベでは、品質が劣るとされている夏を越した後の毛で、
なんだい?言っていることが矛盾するじゃないか?!
と思いますが、NIYALOULANは、
黄河の恵みを授かり肥沃な大地で育った中国寧夏回族自治区で 放牧されている羊の秋産のもののみを使用します。春夏の温暖な季節を過ごし、厳しい冬を乗り越える前のストレスのない羊たちの毛を秋に刈り取るのです。艶があり、弾力に富んだ最高の素材となります。
ギャッベもニヤロウランもそれぞれの特徴がありますが、共通しているのは、人の手で作られ、化学染料を一切使わない優しい光沢と耐久性。
そのしなやかさは、一度触れると虜になること間違いナシです。
歳月を経るごとに美しさを増し、深い味わいとなって私たちの暮らしに溶け込んでくれることでしょう。
■過去の関連記事
ZOLLANVARIのアートギャッベ
4月1日 ゾランヴァリ社のアート ギャッベ
NIYA LOULAN http://www.niyaloulan.com/
NIYA LOULAN 京都 http://niyaloulan-kyoto.com/
アートギャッベ公式サイト http://artgabbeh.com/
ニヤロウラン(=NIYA LOULAN=尼雅桜蘭)とは、
手織り絨毯において長い歴史と高い技術を誇る中国で、明・清朝時代に確立された、世界最高ともいえる伝統的な製法を甦らせた工房において、日本の伝統美を追求したデザインでつくられる絨毯のことで、貿易商社である三昌貿易株式会社のオリジナルブランドです。
京都御幸町(http://www.niyaloulan-kyoto.com/access/)に出店し、小売り販売を始められてから2年足らずとまだ日も浅く、私もこの日まで全く知りませんでした。
このブログの中でも何度か取り上げているアートギャッベも上質な羊毛と化学染料は一切使わずに天然の染料のみを使っていることに特徴がありますが、
ギャッベは決まった図柄はなく、花や人、動物、風景などを南ペルシアの大自然の中で生きる女性達の感性のみで織り上げられるため、同じデザインのものは無く、全てが一点ものであるのに対し、
ニヤロウランは文様ひとつひとつにも歴史と意味の深みがある日本古来の伝統意匠を日本人デザイナーの手によって洗練させ、工房に発注。
12種類のサイズ展開があり、使用用途に合わせて、デザインとサイズを選べるのが大きな違いです。
また、アートギャッベは
南ペルシア(イラン高原南西部)の遊牧民カジュガイ・ルリ族によって織り続けられており、その素材は高地で共に暮らす羊たちの上質な毛が使われています。朝夕の気温差30度という厳しい環境で育った羊は驚くほど調湿効果に優れており、夏の汗ばむ時期は寝転がってもベタベタせず、汗を吸収発散し表面はサラッとしており、冬は室内の暖かい空気をためこみホカホカし、保温性にも優れているのが特徴です。
ギャッベの中でも特にアートギャッベは春に刈り取る「冬毛」が使われています。
実は羊の毛には「冬毛」と「夏毛」があります。
春に刈り取る「冬毛」は、羊たちが冬の厳しい寒さから自分の身を守るための油分を豊富に含み、細く柔らかで長いのが特徴です。
また秋に刈り取る「夏毛」は、夏の強烈な太陽にさらされ、雨の少ない夏場はエサとなる草も十分に育たないので、硬く短いものになります。ニオイもキツイと聞きました。
柔らかな手触りや、きれいな光沢は、この冬毛を使っていることにも大きな特徴があります。
対してNIYALOULANは、
「秋毛」を使います。
ギャッベでは、品質が劣るとされている夏を越した後の毛で、
なんだい?言っていることが矛盾するじゃないか?!
と思いますが、NIYALOULANは、
黄河の恵みを授かり肥沃な大地で育った中国寧夏回族自治区で 放牧されている羊の秋産のもののみを使用します。春夏の温暖な季節を過ごし、厳しい冬を乗り越える前のストレスのない羊たちの毛を秋に刈り取るのです。艶があり、弾力に富んだ最高の素材となります。
ギャッベもニヤロウランもそれぞれの特徴がありますが、共通しているのは、人の手で作られ、化学染料を一切使わない優しい光沢と耐久性。
そのしなやかさは、一度触れると虜になること間違いナシです。
歳月を経るごとに美しさを増し、深い味わいとなって私たちの暮らしに溶け込んでくれることでしょう。
■過去の関連記事
ZOLLANVARIのアートギャッベ
4月1日 ゾランヴァリ社のアート ギャッベ
NIYA LOULAN http://www.niyaloulan.com/
NIYA LOULAN 京都 http://niyaloulan-kyoto.com/
アートギャッベ公式サイト http://artgabbeh.com/