2020年7月7日七夕。暦は、歳徳合日(さいとくごうび)。
風水的にリフォームにとっても良い日、4年振りのsumica第2章がスタートしました。
職人さんのスケジュール的には、数日早く着工も可能でしたが、今回の家は\今よりもっと/「幸せ」になってもらう為の家。暦にも拘ってスタートを切りました。
この建物と出逢う少し前、風水師さんに建物を鑑定頂く機会を得ました。
八清に入社して建築の仕事に携わる中で、過去にも少しは触れたことのある「風水」。
スピリチュアルなもの=胡散臭いと感じる方もおられるかも知れませんが、風水は「環境学」です。
詳しく勉強したいと思い、調べると、風水にも様々な流派があるので、その捉え方によって「リセット」の仕方は様々だとわかります。
私の場合は、まず、日本的な考え方「家相」も加味したオーソドックスなものを学び、「風水アドバイザー」の資格を取得しました。
その後、山道帰一氏の著書「玄空飛星派風水大全」の書籍を購入しました。
その他にも「日本風水建築協会」の風水講座を視聴し、学びを深めました。
深めたと言っても、半年や一年で理解できるほど、浅いものでは無く、とても難しいのですが、私たち自身の中にある「動物的な感覚」が意外に役立つことに気付きます。
そんなことを思いながら、この建物の扉を開きました。
八清が購入したばかりのこの建物は無茶な改修の形跡と傾きが酷く、平衡感覚が失われるほどでしたが、気持ちの良い家でした。
私たちが扱う家は、長年空き家で、人の出入りが無い建物が多いため、扉を開けた瞬間の空気が重く感じることが多いです。「陰気やなぁ~」とでも言いましょうか。
この「陰気」。まさに風水なんですよね。
物事には必ず表があれば裏があります。風水は「陰」と「陽」でそれを表現します。
「陰気」=「陰の気を感じる」。それは特別な勉強をしなくてもなんとなく肌で感じるものですよね。
この家にはそれがありませんでした。南北に通る両面道路のせいでしょうか?
改修を施す前から、太陽の光が燦々と降り注ぎ、そのエネルギーを感じることのできる建物でした。
さて、具体的な改修のポイントをご紹介します。
「sumica」が大切にしているポイントは、「作品」ではなく、実生活に寄り添うこと。私自身がこの建物で暮らすなら?と何度も図面の中を歩きながらユーザビリティを確認しています。
今回は、43歳になった私がこの先10年、20年を想定して、寝室から水まわりへのアプローチがポイントとなる家になりました。
改修前はこんな感じ。
改修後の様子を玄関から順にご紹介いたします。
まず、土間の仕上げ。モルタルに扇の様な柄を入れつつ、黒玉石を散らしてもらいました。
これは、意匠的な意味合いだけではなく、汚れとクラックを目立ちにくくするためでもあります。「気の入口」とも言われる「玄関」。家における「顔」を美しく保つための工夫です。
「良い気」を呼び込むアイテム「呼び鈴」も取り付けました。
扉を開ける度に、さりげなく、心地よい音色が響きます。
キッチンまわり、汚れの気になる部分にはダーク色のタイルと目地、汚れにくい場所には同柄の白、アクセントにゴールドラインがかわいい200角タイルを採用。
毎日のお掃除でキレイを保ち、「陰の気」を滞留させないことが運気UPの秘訣ですが、その為には、掃除のしやすさや汚れにくさも大きなポイントです。
タッチレス水栓や、食洗機も、もちろん、装備しています。
今回はキッチンのW寸法が確保できたので、人工大理石のシンクが叶いました!
ステンレスの水跡が気になる方には人大シンクがオススメです。
ゆるやかな階段と階段下のワークスペース。
オープンな空間ですが、冷暖房効率を考え、建具を設置しました。
トップライトからグリーンの壁に降り注ぐ太陽の光がとてもキレイです。
この壁だけでなく、各所に用いたアクセントクロスは全て「黒板クロス」でチョークで描くことが可能です。
階段はフットライトのみの設置としました。
毎日暮らす家の毎日使う階段は、真っ暗でも上り下りできますよね。
必要以上の明るさは要らない。そこで、フットライト。そしてこのライト、ただのブラケットではなく、災害時には懐中電灯として活躍します。
2Fはプライベート空間。
ベッドに寝たまま、照明のON、OFFが出来る様に「取ったらリモコン」を採用。
風水で現しの「梁」は要注意ですが、ベッドの頭上に来ない事、梁の角が天井裏に隠れることを確認し、空間の広がりによる気持ち良さを考慮して、一部現しとしました。
オープンで気持ち良い空間ですが、就寝時にあまりにオープンなのは、安眠の妨げになることも。太鼓張りの障子で、緩やかに間仕切りを設置しました。
寝室の奥は洗面、浴室、トイレ。
ホテルの様なワンフロア空間で快適です。
夜中にトイレに起きた時、明る過ぎる照明がその後の睡眠に影響を与えることから、洗面、トイレには明るさセンサー付きのフットライトを設置。スイッチを入れたままにしておいて頂ければ、暗くなると点灯してくれます。
天井灯ではない、必要最低限のほのかな光が、寝室からのアクセスを助けます。
ここで暮らす人が心地よい日々の拠点となりますように。願いを込めて。
\今よりもっと/HAPPYになれる家
sumica第二章のスタートに相応しい建物になりました。
風水的にリフォームにとっても良い日、4年振りのsumica第2章がスタートしました。
職人さんのスケジュール的には、数日早く着工も可能でしたが、今回の家は\今よりもっと/「幸せ」になってもらう為の家。暦にも拘ってスタートを切りました。
この建物と出逢う少し前、風水師さんに建物を鑑定頂く機会を得ました。
八清に入社して建築の仕事に携わる中で、過去にも少しは触れたことのある「風水」。
スピリチュアルなもの=胡散臭いと感じる方もおられるかも知れませんが、風水は「環境学」です。
詳しく勉強したいと思い、調べると、風水にも様々な流派があるので、その捉え方によって「リセット」の仕方は様々だとわかります。
私の場合は、まず、日本的な考え方「家相」も加味したオーソドックスなものを学び、「風水アドバイザー」の資格を取得しました。
その後、山道帰一氏の著書「玄空飛星派風水大全」の書籍を購入しました。
その他にも「日本風水建築協会」の風水講座を視聴し、学びを深めました。
深めたと言っても、半年や一年で理解できるほど、浅いものでは無く、とても難しいのですが、私たち自身の中にある「動物的な感覚」が意外に役立つことに気付きます。
そんなことを思いながら、この建物の扉を開きました。
八清が購入したばかりのこの建物は無茶な改修の形跡と傾きが酷く、平衡感覚が失われるほどでしたが、気持ちの良い家でした。
私たちが扱う家は、長年空き家で、人の出入りが無い建物が多いため、扉を開けた瞬間の空気が重く感じることが多いです。「陰気やなぁ~」とでも言いましょうか。
この「陰気」。まさに風水なんですよね。
物事には必ず表があれば裏があります。風水は「陰」と「陽」でそれを表現します。
「陰気」=「陰の気を感じる」。それは特別な勉強をしなくてもなんとなく肌で感じるものですよね。
この家にはそれがありませんでした。南北に通る両面道路のせいでしょうか?
改修を施す前から、太陽の光が燦々と降り注ぎ、そのエネルギーを感じることのできる建物でした。
さて、具体的な改修のポイントをご紹介します。
「sumica」が大切にしているポイントは、「作品」ではなく、実生活に寄り添うこと。私自身がこの建物で暮らすなら?と何度も図面の中を歩きながらユーザビリティを確認しています。
今回は、43歳になった私がこの先10年、20年を想定して、寝室から水まわりへのアプローチがポイントとなる家になりました。
改修前はこんな感じ。
改修後の様子を玄関から順にご紹介いたします。
まず、土間の仕上げ。モルタルに扇の様な柄を入れつつ、黒玉石を散らしてもらいました。
これは、意匠的な意味合いだけではなく、汚れとクラックを目立ちにくくするためでもあります。「気の入口」とも言われる「玄関」。家における「顔」を美しく保つための工夫です。
「良い気」を呼び込むアイテム「呼び鈴」も取り付けました。
扉を開ける度に、さりげなく、心地よい音色が響きます。
キッチンまわり、汚れの気になる部分にはダーク色のタイルと目地、汚れにくい場所には同柄の白、アクセントにゴールドラインがかわいい200角タイルを採用。
毎日のお掃除でキレイを保ち、「陰の気」を滞留させないことが運気UPの秘訣ですが、その為には、掃除のしやすさや汚れにくさも大きなポイントです。
タッチレス水栓や、食洗機も、もちろん、装備しています。
今回はキッチンのW寸法が確保できたので、人工大理石のシンクが叶いました!
ステンレスの水跡が気になる方には人大シンクがオススメです。
ゆるやかな階段と階段下のワークスペース。
オープンな空間ですが、冷暖房効率を考え、建具を設置しました。
トップライトからグリーンの壁に降り注ぐ太陽の光がとてもキレイです。
この壁だけでなく、各所に用いたアクセントクロスは全て「黒板クロス」でチョークで描くことが可能です。
階段はフットライトのみの設置としました。
毎日暮らす家の毎日使う階段は、真っ暗でも上り下りできますよね。
必要以上の明るさは要らない。そこで、フットライト。そしてこのライト、ただのブラケットではなく、災害時には懐中電灯として活躍します。
2Fはプライベート空間。
ベッドに寝たまま、照明のON、OFFが出来る様に「取ったらリモコン」を採用。
風水で現しの「梁」は要注意ですが、ベッドの頭上に来ない事、梁の角が天井裏に隠れることを確認し、空間の広がりによる気持ち良さを考慮して、一部現しとしました。
オープンで気持ち良い空間ですが、就寝時にあまりにオープンなのは、安眠の妨げになることも。太鼓張りの障子で、緩やかに間仕切りを設置しました。
寝室の奥は洗面、浴室、トイレ。
ホテルの様なワンフロア空間で快適です。
夜中にトイレに起きた時、明る過ぎる照明がその後の睡眠に影響を与えることから、洗面、トイレには明るさセンサー付きのフットライトを設置。スイッチを入れたままにしておいて頂ければ、暗くなると点灯してくれます。
天井灯ではない、必要最低限のほのかな光が、寝室からのアクセスを助けます。
ここで暮らす人が心地よい日々の拠点となりますように。願いを込めて。
\今よりもっと/HAPPYになれる家
sumica第二章のスタートに相応しい建物になりました。
コメントありがとうございます。今後もリノベーション事例を掲載する予定です。良ければまたご覧くださいね。