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インテリアコーディネーターのブログ。
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母体保護法

2013-05-15 | 育児関連
母体保護法という法律があることをご存知でしょうか?
私が今回2度目の帝王切開を受けるに当たって直面した問題です。

手術前日、主治医から丁寧な手術に関する説明がありました。
これには家族の立会いが必要で原則として一人では聞けないと言われました。

正直、めんどくさー。と思いました。

個人的にはそんなに大層に考えて居なかったので、仕事を休まなくて良いか?と聞く主人に必要ないと言い、実家の両親に立ち会ってもらいました。

病名は「既往帝王切開妊娠」
つまり、過去に1度以上行なっている帝王切開をもう一度します。ってこと。

前回は緊急帝王切開で陣痛に苦しみながら説明を聞いたため、正直、何も耳にはいらなかったが、
冷静な状態で聞く説明は、(なんや?結構コワイやん(・_・; )と、翌日の緊張を煽るものとなりました。

さて、ここからが本題。
母体保護法とは、つまり、以下の内容です。

第三条  医師は、次の各号の一に該当する者に対して、本人の同意及び配偶者(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様な事情にある者を含む。以下同じ。)があるときはその同意を得て、不妊手術を行うことができる。ただし、未成年者については、この限りでない。
一  妊娠又は分娩が、母体の生命に危険を及ぼすおそれのあるもの
二  現に数人の子を有し、かつ、分娩ごとに、母体の健康度を著しく低下するおそれのあるもの

一通りの手術説明が終わると、「オプション」で前述の手術が受けられることを説明されました。

どうする?

と先生。正直、すぐには答えを出せませんでした。

「まぁ、とりあえず、今晩ご主人と良く話し合って…でも、一晩悩むくらいならやめておきなさい。現在の身体の状態であれば、母体の安全の為に絶対にやらなければならない状態ではない。」

と、続けられました。


私個人としては、子どもは何人でも欲しいです。(10人は要らんけど 笑)
一人目を産んだ瞬間に思いました。
直ぐに2人目♡って。

ただ、決して一人で育児を出来ているわけではなく、夫が居て、両家の両親が居て、職場の理解があって、
何とか成立している私たちの生活。

私が「欲しい」と思う気持ちだけでは決められないことも良くわかっています。

夜に面会に来た夫が、3人目は要らないと言うなら、この手術を受けることにしようと思いました。

結果、受けないことになりました。
夫の答えは「自然の摂理に叶わないことはやめておこう」と言うもの。

翌朝、不妊治療に悩む夫婦と、不妊治療の助成金に年齢制限がかけられようとしている内容を特集した番組を見ました。
欲しくても叶わずに悩んでいる方が居る中で、自らその可能性を無くしてしまうことを選択しなくて良かったなー。と思いました。


12:00 手術開始。
陣痛に苦しまないで受ける麻酔は想像以上に痛く、また麻酔がうまく効かず追加されると血圧が急下降し、吐き気を催しました。

この瞬間、(やっぱり、オプション手術お願いしておけば良かったー)と思ってしまいましたが、
無事に生まれてきてくれた赤ちゃんの顔を見ると、(あー。やっぱりもう一人欲しいなー)と思ってしまうのでした(笑)


術後、前回の手術がキレイに行われていたこと、今回もキレイに縫い合わせてくれたこと。
子宮の状態も良く、あと一人、妊娠が可能なことを伝えに来てくれた先生。

でもね、術中「誰や!こんなやり方したのは?名を名乗れー!」と呟いていたことや「あえて言わなかったけど、子宮が釣り上がっていたのが気になってた」と話されていたことは、麻酔で吐き気を催しながらも聞こえてたんだよー。

あえて家族には言わないけどね☆